| [6] 〜Is he myfriend or boyfriend?〜 LOVE@ |
- YOU - 2006年04月29日 (土) 13時49分
白皇学院の鐘が今日もひびく。 生徒会室で書類をまとめる女の子がいた。 紅茶をすすりながら書類をまとめている・・・。 少女は絵に描いたような顔つきをしていて、信頼もあつかった・・。「ヒナギクさんいますか?」ふと一人の少年が、その少女のことを《ヒナギク》と呼ぶ。急に頬がたるんで、その少女は返事をした。「なぁにハヤテ君」彼女の名は《桂ヒナギク》そして生徒会室に入ってきた少年は《綾崎ハヤテ》 一般人だが、三千院の執事ということで、通っている。二人は深い関係ではないが、お互いが望んでいる・・・。 「今日は…なんのようなの?」「い・・・いや・・模試テストがおわったので、言いに行こうと思って…」「ああ・・理事長が言ってたわね、いいわ、回答用紙を貸して」ヒナギクは少年に手を出す、「・・・ほとんど出来てないですよ」「大丈夫よ」 ハヤテはテストの頭の悪さに、先生にこっぴどくしかられていた。でも、執事をやっているを免除して彼女、ヒナギクに教えてもらっている。模試テストは去年の中間テストで、ヒナギクが書類の中からみつけたテストをコピーしたものである。もちろん1ヶ月に1回あり、丸付けはすべてヒナギク自身がしている。 「ど…どうですかね」「う〜ん…3ヶ月前のテストよりあがってきたけど…まだまだね」「そうですか…」「それより今日の凪の執事はいいの?」「あっはい、マリアさんがいるので」「そう・・」 ヒナギクはハヤテの回答用紙をみながら、悲しげにつぶやいて見せた。 「・・・ヒナギクさん?」「いえ…なんでもないわ、とりあえず 今のところ強いて言うなら、100点中52点ってところよ」 「そうですか〜初めの模試試験は27点ですから、だいぶあがりましたね」「そうね、でもせめて80点以上はとらないと」 「はぁ…そうですか」「でも元気出してね」ヒナギクは上目ずかいでハヤテを見つめる「勉強だけが世の中ぢゃないもの」「そ・・そうですね」自分を励ましてくれているヒナギクに、心が揺れるハヤテ…真っ赤になりながらも、これからの勉強法などを、必死でヒナギクから聞いていた。 「もう(午後)7時ね、大変だわ、早く帰ってマリアさんの手伝いをしてきなさい」「・・・もう少し・・いてもいいですか?」 「え!?」「・・だめですか?」「・・・いいわよ」「よかったざっと23ページほどわからない宿題があるんで、教えてもらおうと」「・・・自分でやりなさいよ・・・・。」
それからしばらくの間、ヒナギクはハヤテに、勉強を 教えていました…――。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ LOVEA(第2話)に続きます。

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