| [322] バトラーニューストーリーX |
- ダイゴウジ・ガイ - 2007年01月02日 (火) 02時39分
第五話 「カミーユに一番修正されないといけないのは福田だと思う」
木の頂上に立つ男、どうやら敵の幹部のようだが・・・・その男が手を横薙ぎに振り、叫ぶ
「我等が同士達よ!!攻撃の手をゆるめるな!!臆する事は無い!敵は大した事はないぞ!!」
「ケッ!!たいそうな事言ってくれちゃって!!アンニャロウ!!」
「おちつけシンゴ、アイツはオレがやる、お前等はその辺の一般兵の排除を頼む!!」
アキトがシンゴをなだめつつ言葉を放つ、その言葉に対し他の三人が応じ、三人は敵兵へと向かって行った。
「さて・・・・じゃあオレはアレとやりあうかな・・・・・」
木の頂上で戦闘を見物している敵幹部に対し、アキトはその前にある同じ程度の高さがある木に飛び移る。 そのアキトに対し敵幹部の男が口を開く
「ほう・・・・久しぶりだな大道寺アキト、キサマもやはりココに属していたか、どうだ?我々と手を組まないか?」
「寝言は寝てからほざけ、紫藤龍二(しどうりゅうじ)」
とアキトは返しつつ、自らが執事服の上着に隠していた刀を抜く、名刀小次郎丸、かの剣豪佐々木小次郎が使用した 刀である(無論、本小説でのフィクションです)この刀は普通の刀とは刃と峰が逆に付いている逆刃刀であり 普通に敵を切っても峰打ちになる
「フン・・・・ただの冗談だ、本気になるなよ?」
シドウと呼ばれた男は両腕に装備されていた手甲から二本のブレードを出す。それから数秒二人は睨みあったまま だったが風が吹くのと同時に二人の戦いは始まった!!
「くらえ!!旋風刃!!」
「させるかあ!!桜花連激!!」
アキトは必殺技の一つ「旋風刃」をくりだす、これは刀に竜巻のエネルギー派を巻き付かせそれを敵に放つ技である 斬撃能力はかなり高い、対するシドウの「桜花連激」は二本のブレードにエネルギー派を集め、敵に放つ物である。 形状はその名の通り桜の花びらに似ている。両者の必殺技は互いの技を相殺させた、威力は互角のようだ。 アキトとシドウの二人は初めからそれが分かっていたかのように動き小次郎丸とツインブレードで激しく切り結んだ。
そしてアキトと別れたあの三人も激闘を繰り広げていた。平野悠美(ひらのゆみ)諏訪哲也(すわてつや) 工藤眞吾(くどうしんご)等である。いったいドコから増援が来るのかは分からないが敵兵の数が一向に減らないのだ
「クソ!!いったいコイツ等ドコから涌いて出るのよ!!」
得意のアクロバティックとヒットアンドアウェイを生かしつつ、敵を次から次へと倒して行くユミが吐き捨てた。 眼前にさらに六人が銃を構える
「チッ!!」
舌打ちをしつつも小刻みかつ素早く動き、銃弾を回避しながら敵の懐へ潜り込む、そして逆立ちのスタイルから 足技を放つ
「水撃六連脚!!!」
足を高速で回転させ敵の顔面に総合六発の蹴りを入れる技だ。無論もらった敵はタダではすまない 他の二人もかなり奮戦していた。大手裏剣で応戦するテツヤ、得意の槍でマフィアをなぎ倒すシンゴ、彼等にかかれば この程度の相手何の事もない、ただ数が減らないのだけが問題だ。いくら彼等でも疲労はする。おそらくあのシドウが 敵の司令官なのだろう。シドウさせ倒せば敵は後退してくれる。
「頼むわよアキト、なるべく早くね」
ユミは今だ上空で激闘を繰り広げるアキトとシドウを見つつ呟いた。
続く

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