| [198] リレー小説・ヒナギク奮闘記@ |
- トマト - 2006年07月16日 (日) 13時50分
第一話「波乱の予感」
「ヒナギクさん、ヒナギクさん!」 私は重いまぶたを開け自分の目の前にいる人をみた。 「あら…。ルリちゃん?どうしてここに…。」 私の目に映ったのは大道寺ルリちゃん。しっかりした子でいつもお世話になっているわ。 「いつものようにヒナギクさんの仕事を手伝おうと。そしたらヒナギクさんが寝ているのに気づいて…。」 感心ね〜。生徒会役員でもないのにうれしいわ〜。あの三人にも見習ってほしいものね。って私寝てたの!!!! 「ルリちゃん。ちょっと聞いてもいい?」 「はい、いいですよ。」 「私、寝てた?」 おそるおそる聞いてみた。 「はい。グッスリ寝てました。」 うそ…。仕事しようと朝早くおきて学校に来て、このざま?!最近はすっごく忙しいのに…。それにルリちゃんにこんな所を見られてしまった…。どうしよう…。 「ヒナギクさん。別に居眠りしてた気にし無くて大丈夫ですよ?」 「そう…。ってルリちゃん何で私が考えてること分かったの!?」 「ヒナギクさんは結構顔から心の声がまるだしですよ。」 知らなかった…。今度からもう少し気をつけないと。
そうこうしてるうちにエレベーターが動いていたのに気づいた。 「あの三人が来たのかしら…?」 見事私の予想が当り三人がエレベーターから出てきた。 「ヒナちゃ〜ん♪おっはよう♪」 「ヒナは今日も来るのが早いな。」 「そうだな。」 こんなのんきな会話してる三人はもう誰でも分かるよね。あの生徒会役人よ。 「泉に美希に理沙!!おはようじゃないでしょ!」 「もうヒナは怒りっぽいな。しょっぱいもの取りすぎてるのではないのか。もうちょっと甘いもの食べないのか。」 「しょっぱいもの食べ過ぎ…。甘いもの取れ…。美希は反省してないの!!それにこんなことしかいえないの!」 さすがにこれには堪えたでしょ。たまにはルリちゃんを見習いなさいよ。 「ヒナちゃん〜♪コーヒーか紅茶どっちがいい〜♪」 ずごっ。何さりげなく会話そらしてんのよ泉!! 「おお。泉、私は紅茶で。」 って美希も話にのるな!! 「私も手伝いましょうか?」 ルリちゃんもそれにはつっこまないの…。もう切れた。 ゆっくりと椅子にすわり叫んだ。 「泉!!お茶なんてどうでもいいからここに座りなさい!!」 「ちょっと待って〜♪今入れ終わるから。」 また話聞いてないの。疲れる…。 「はい。ヒナちゃんどーぞ♪」 と差し出した時あっというまの出来事だった。 泉の手からお茶が滑り落ち書類にかかった。
バシャ
「(フルフルフル)部屋からでてけー!!!」 「ごめんってヒナちゃん!!乾かせばなんとかなると思うよ?」 「そうゆう問題じゃない!」 ずっと徹夜して放課後残って朝早くから来てやっと完成した書類なのに…。部活の時間も減らして自分の魂も抜けるほど頑張ってしたのに〜。 「いやいや。魂は抜けないでしょ。普通。」 美希が冷静につっこんだけどもう関係ない。 私の(約)70時間が〜。今度こそ許さないわよ〜。 「ヒナギクさんとりあえず予鈴が鳴るで戻りません?」 ここでのできごとはこの一言で終わった。 でもこれはまだこれから始まる一日の事件の前兆に過ぎなかったみたい。
続く…。
〜後書き〜 はい。もう自分でもよく分かりません。消したくなって来ました。とりあえずところどころギャグも入れたりしましたけど難しいですね〜。直すところがあったらじゃんじゃん言って下さい。

|
|