| [154] 運命の歌X |
- ありさ - 2006年06月29日 (木) 17時00分
第5話「学校」(後編) 「行って来るからね。ちゃんと待っとくんだぞ」 「はい」 由佳が来てから一日目今日から新しい生活が始まった。 学校に着いた。 「神崎圭吾です。昨日からここに引っ越してきたのでまだ分からないこともあるのでよろしくお願いします」 教室の中が拍手で響いた。 「じゃあ、席はあそこね」 その頃の由佳は、 「これは・・・?」 由佳は、圭吾の妹のオルゴールを手に取った。 由佳はなんだか不思議だった。 はじめてみるものなのに凄く懐かしくて・・なんだかせつなかった。 「きゃっ!」 由佳は滑ってそのまま気絶した。 由佳は、昔あった夢みたいなものを見た。 その夢は、男の子が隣にいて歌を歌っている夢をみた。 由佳は、気絶したまま歌を歌いだした。 「ラーラーラー・・・ラーラー・・」 なぜか凄くせつなかった。 一時間以上たって由佳は気絶から目を覚ました。 「あ・・私、こんなところで寝ちゃった・・」 「ただーいまー」 圭吾が帰ってきた。 「お帰りなさい」 「ただいま」 由佳は思った。 あの夢は何だったのだろうか。 記憶を失う前に何か悲しいことがあったのだろうか ということを。
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