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[140] ハヤ太のごとく!死にたくなければ悪魔になれ!
空好 - 2006年06月27日 (火) 20時19分

第4話「ハヤテ!」

 「ふぁぁ……」
 PM6:00
 僕がこの屋敷に来て初めての朝が来た。
 さすがお金持ち。窓から見える風景は最高だ。
 さ、着替え着替えっと…
 「ハヤテ!」
 「にゃぁぁ!ちょ、ちょちょちょお嬢さま!ま、待ってください!」
 すごい驚いた。さすが小説。絶対ありえないシチュエーションだ。
 …て!お嬢さま、待ってって言ったでしょ!? あっ、ド、ドアは開けないで〜!まだ上半身が…!

 ガチャッ

 「ハ、ハヤテ!…ってなにこんな格好してるのだ!!!?」
 「いやいやいや、い、今着替えしてたんですよ!着・替・え!」
 まさか開けるとは…
 「で、何を急いでるんです?」
 服で体を隠しながら言う。
 「いや、ハヤテにちょっとあることをさせたくて…」
 「へ?あ、はい。出来る範囲なら…」
 この言葉を聞いて後ろからぞろぞろと人が来た。
 「マリアさん?それにもう一人の方は…」
 お嬢さまは言う。
 「こいつは世界で2番目に馬鹿なやつで、あ、1番目はアル●ト●スの休炉状態のゴ●子だ。で、この馬鹿の名前は「馬鹿の宮アホノスケ…」

 ゴスッ

 あたりに鈍い音が響き渡る。
 「鉄 風林火山」と書かれたハリセンをお嬢さまの頭に叩き込んだ。ていうか、あれ、鉄じゃね?
 「何でま流しとんねん!?つうか馬鹿言うな!馬・鹿!」
 あっという間に、いや、ぁというまに喧嘩開始。
 ここでマリアさんが説明してくれる。
 「えっとこの方は「愛沢咲夜」(あいざわさくや)と言う方でして、凪の幼なじみですわ…そうには見えませんけど。」
 へぇ、かわいい名前ですね、と言ってから喧嘩のほうに目を向ける。
 「うっさい!てか「馬鹿の宮アホノスケ」ってめっちゃありきたりや!関西人なめんな!」
 「うっさいサク!お前にはありきたりで十分なんだよ!レベル低いし!」
 ここまで来ると止めるのは無理そうだ。
 でも何かしないと…あ!
 「えと皆さん!僕に出来る事でしたらやりますので!いや出来なくてもやりますので!」
 これで二人の喧嘩は終わった。と同時に女物の服を出してきた。
 も…もしや!
 「ようしみんな!ハヤテにこの服を着させるのだ〜!」
 「「「お〜!」」」
 「え!?ちょまっ…キャー!」
 メイド服、コスプレ、etc・・・
 そして僕は問う。
 「なんで僕なんすか!?」
 「かわいいから!」
 「Mっぽいから!」
 「つか本当に男?」
 「似合いすぎる!」

 なんか、僕そんなに女っぽいですか?
 って、クラウスさんも参加してるし!


 みなさんの意外な一面に触れられた1日でした…?



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