| [131] 未来への道標U] |
- ダイゴウジ・ガイ - 2006年06月25日 (日) 15時44分
第二十話 「また美少女登場!!えっ!!妹なの!?」
アキトさんが買い物を終えて帰って来た。帰宅してまず言った言葉は「水をくれ」だった。
「いやぁ〜人生の中で一番キツイ買い物だったぜー、たいてい金持ちしか買いに来ない市場だってのにおばさんとかが邪魔でね〜」
随分遠い市場に行ってきたらしい、しかしこの時期にどうして買い物なんだろう?まだ一ヶ月は食べれるくらいの食料はあるハズなのに それとも何かのパーティーでもやるのだろうか?
「今日は楽しみでねぇ、実はさハヤテ!今日から俺の妹がこの屋敷にメイドとして来るんだぜ!!」
確かアキトさんは大道寺家と言う名門家に拾われたと聞いている、とすると義理の妹さんなんだろうか?
「妹さんがメイドとして?義理の妹さんですよね?」
「ん?いいや血の繋がった正真正銘本物の妹さ、ああコレ写真な」
アキトさんが写真を一枚僕にさっと見せた、アキトさんには似てないがすっごくキレイな人だ。
「うわっ!!美人な人ですねー!!本物の妹さんなんですよね?スゴイなー!!」
アキトさんが僕のその言葉に反応し「俺には何処も似てないだろ?」と言った、DNA解析の結果実の兄妹と言う事が判明した らしいのだが、確かにアキトさんには似ていない、血の繋がった者同士だと思えない程に似ていない
「まぁ美人だからかなりモテてね〜、実はコイツ結構強くってさ〜、まぁ強くなったのは俺の責任なんだけど、合気道2段にフェイシングが得意なんだぜ?」
それを聞いて僕は納得した(色んな意味で)実際アキトさんは物凄く強い、僕では到底太刀打ちできない程に、そのアキトさんの妹と言うのであれば強くて当然と言った所だろう。
「もうそろそろ来る頃だな、それとこむぎちゃんと芽露ちゃんだが白皇の編入試験に受かったらしいぜ?ギリギリ66点で」
「えっ!!本当ですか!!良かったですね!」
その時、お屋敷の呼び鈴が鳴り、マリアさんが開けに行った。多分アキトさんの妹さんだろう。
「お兄ちゃ〜ん!!久しぶり〜!!」
アキトさんは手振りながら妹さんの言葉に答えた。実の妹さんに久々に会えただけあって、嬉しそうだった。
続く
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