| [69] 嬉しい言葉 |
- 青鈴 - 2006年06月17日 (土) 19時29分
貴嶋サキ誕生日記念小説
―嬉しい言葉―
パリーーーーーーン!!
とあるビデオ屋から、何かが割れたような豪快な音がきこえてきた それと同時に・・・
「サキ、お前また何か壊したろ!?」
「す、すみません!」
少年の怒鳴り声と女性の謝る声が聞こえてくる
一見、あわただしいこの光景もいまや日常茶飯事である その証拠に近所の住民はまたか、と思いながらビデオ屋の前を通り過ぎて行く
「今日は何壊したんだ・・・サキ」
ビデオ屋の店長、橘ワタルは、 ちょこんと正座をしている自分のメイド・貴嶋サキを見下ろしていった。
「お皿・・・です」
「何枚だ?」
「3枚です・・・」
サキがそう言うとワタルはため息をついた
「仕方無えなぁ・・・」
「わ、若・・・」
そんなワタルにサキが恐るおそる声をかけた
「ん・・・なんだ?」
「すみません」
「・・・別にいい、これくらい」
「本当に、本当に・・・」
「だからいいって・・・・・!?」
ワタルはサキを見ると驚いた 何故ならサキが泣いていたのだ
「ううっ・・・」
「サキ、どうしたんだよ?」
泣いているサキを見て、心配そうに話しかけるワタル そんなワタルにサキは・・・
「だって、私はいつも若に迷惑ばかりかけて・・・」
「これくらいで泣くなって・・・」
「ずみません・・・」
「ほら、鼻をかめよ・・・それとな」
サキにティッシュ箱を渡しながらワタルは言う
「?」 「どんなに失敗しても・・・俺はお前のこと嫌いになったりしねぇから安心しろよ・・・」
「・・・・・っ!」
「おい、サキ?」
「ありがとうございます!!」
サキはそう言いながらワタルに抱きつく
「お、おい・・・よせよ、恥ずかしいだろ・・・」
ワタルは少し恥ずかしそうに言った
ありがとうございます
私はいつも失敗ばかりしてしまいますが あなたにそう言って頂けて、最高に幸せです
どんなことがあっても、その言葉があればがんばれる気がします それに・・・
「そういえば、サキ」
「はい?」
「今日お前の誕生日だろ」
・・・・・・・・・・・
「ええええええ!?」
「忘れてたのかよ・・・」
「いや、あの・・・」
「サキ・・・」
「は、はい」
「誕生日おめでとう」
あなたの一言で、とても嬉しくなれます
Happy Birthday Saki Kijima
あとがき しょーもない小説ですみません(汗) もちろんこの後ワタルはちゃんとプレゼントあげました 何をあげたかはみなさまのご想像におまかせします(ぇ 新しいメガネとか(なんでやねん) とにかく、サキさん誕生日おめでとうございます! またひとつ歳を取りましたn(ry

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