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[389] バトラーニューストーリーU]W
ダイゴウジ・ガイ - 2007年04月15日 (日) 23時09分

第二十四話 「華麗なる胡蝶!!テコンドー超奥義!! 真乱打胡蝶蹴り!!」

ナイフによる連撃、大きな針を投げる事による飛び攻撃と全くユミに攻撃のスキを与えない武器による連続攻撃を
敵幹部であるユイは行っていた、しかもどの武器にも毒が仕込まれているため当たったら本当にマズイ

「チッ!!」

舌打ちしつつナイフの斬撃をかわす、ここまで完全にユミは防戦一方の戦いを強いられてしまった。敵の武器には毒が仕込まれて
いるため当たる事はできない、小さなスキを見付けて攻撃をしても一打しか放てず結局彼女が腕に装備している小型の盾に防がれて
しまうのだ。そして盾で防御した後は再び執拗な連続攻撃へと移り変わる、そんな事を考えていたユミの目の前を何かが横切った。

「この私がコレまで使う事になるとは・・・随分てこずらせてくれるわね平野ユミ、それでも逃げてばっかじゃつまんないわよ」

ユミの眼前を横切った物・・・・それはボーガンの矢だった、飛び道具とは厄介な物を使ってくれたものだとユミは思う。
それよりもこの女一体幾つの武器を隠し持っているのだろうか?どの武器も取り扱いが相当上手い。それに今のボーガンの矢に
仕込まれた毒だが、針やナイフに仕込まれた物に比べてかなり強力だと言う事が見て取れる。針の時は刺さった床の回りを
少々溶解させる程度だったしナイフの時もそれが少し強化されたような物だった。今回のボーガンの矢は壁に命中したがその壁が
瞬時に「ジュウウ!」と音をたてて溶解した程強力な物である。もう当たったらタダでは済まない等と言う言葉のレベルではない
だがそれでもユミには十分勝機はあった、先程まで敵の攻撃をかわして反撃しなかったのは反撃が難しかった事の他にもう一つ

「逃げてばかり?確かに逃げてはいるけど違うわね!!策をねっていたのよ!!」

瞬間、ユミはユイへと正面から突っ込んだ。ただの特攻にしか見えないかも知れないが何の考えもなしに突っ込んでいるワケではない
ユミは完全に相手であるユイの弱点を見切っていた、武器と毒の扱いに関しては賞賛せざる終えない腕前である事は確かだ。
しかそ一流であるのはそこだけ、身のこなしや反応速度などの身体能力は全て並みなのだ、そこを突けば自分に勝機はある
ユイの投げる針の連撃をかわし、さらに連続して射撃しているボーガンの矢をも払い落とし蹴り砕き、一気にユイの間合いまで迫る
渾身の一撃を放とうとしたその時だった。ユミの右の横腹に長剣の先端が突き刺さったのだ、どうやら自分が相手の弱点を読んでいる
事を逆に読まれていたらしい、幸い傷は深くはないが何か体中が痺れるような感覚がユミの全身を駆け巡っていた。

「私の身体能力がアナタ達に比べて高くないって事がアナタに見抜かれてないとでも思ったのかしら?まあ見抜かれてても
私じゃ反撃できないと思ったみたいだけど甘かったわね、まだ私は全ての武器を出しきってなかったのよ?それでもこの長剣で
持ってる武器は最後だけどね、ちなみにこの長剣には私の最強の毒が塗られてるのよ。かなりの猛毒だけど人を殺すには
それなりの量を敵に飲ませるか何かしないとダメな毒なの、アナタは切っ先程度しか刺さらなかったから死にはしないわ
それでも立ってるので精一杯でしょうけどね」

事実ユミは倒れこそしなかったがヒザは奮えており、もはやマトモに戦う事が出来るのかどうか怪しい状態だった。
自分はココで死ぬのだろうか?そのような考えが一瞬頭を過る。

「(これじゃあシドウ相手にロクに戦えないわね・・・・隊長全員がこんなんだったらシャレにならないわよ・・・・・)」

「さて、ちょっと手間取ったけどこれで終わりにさせてもらうわ!平野ユミ!!これでアナタのお嬢様も死ねるわね!!」

叫びユイがマトモに動けそうもないユミに迫る、だがその時ユミの心の中の信念は大きく動いていた。

「子奈子は・・・・子奈子には・・・・子奈子には絶対に手は出させない!!!!」

その瞬間本来動けないハズのユミが目にも止まらぬ速さで一気にユイへと近づき、蹴りを一撃し吹き飛ばすと次の技を繰り出すべく
ハイパーモードへと移行する、その時ユミが水色のオーラで包まれ背中には蝶の羽のようなエネルギーの塊が現れる。

「受けなさい!!テコンドー超奥義!! 真乱打胡蝶蹴り!!」

ユミの奥義であり、ゲンゾウで言えば「フェニックスグランザムドグル」に匹敵する技「真乱打胡蝶蹴り」
ユミの最強にして最大の連続攻撃である、詳しくはユミ必殺技大全集を参照、まともにヒットしたユイは成す術も無く崩れ落ちた。
ユミの子奈子への「守る」と言う思いがユミを動かしたのである、大切な人を守る力程強い力はないとアキトが語っていた。

「アイツの言ってた通りだったわね・・・・私は動けたのは信念がちゃんとあったから・・・それにしても皆無事なのかしら?」

横腹のキズを押さえつつユミもその場に座り込み少し休む事にした。この後はあのシドウとの戦いが控えているのだ。
ハッキリ言ってこの状態ではロクに戦えないだろうがそれでも少しは戦力になるべく、今は休む事にしたのだった。



続く



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