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[361] バトラーニューストーリー]W
ダイゴウジ・ガイ - 2007年03月17日 (土) 00時20分

第十四話 「いざ本部へ!!選ばれし執事達集結!!」

「ちゃんと持ち物は持ったか?ハヤテ?」

バトラーナイツの集会後、本部にすぐ移動する必要があるのでボクはお屋敷に戻り荷物をまとめた。今はもう本部に出発する
準備が終わった所で玄関で皆さんに見送ってもらっている所だ。

「ハイ、とりあえず色々心配な事もありますけど頑張ってきます!!」

ボクは笑顔を作って張り切った様子で受け答えした見せた。本当は緊張と不安が入り混じってそれ所ではなかったのだが・・・・・

「バトラーナイツの本部ならアキトが何回か泊まりに行きましたから知っています、確か白皇学院に近くに建てられているハズです」

マリアさんがボクを心配そうに見ながら言う。とりあえずテツヤさんとシンゴさんが本部まで案内してくれると言うので大丈夫
だとは思う、あのお二人とは中々触れ合う機会が無かったから良く知らないんだけどね

「それじゃあ行って来ますね、皆さんもちゃんと頑張って下さい、特にナガレお前な」

ボクのその言葉にナガレは苦笑しつつ「おう!」と答える、ナガレの次はルリさんがボクに話掛けて来た。

「綾埼先輩、これを」

ルリさんが差し出して来たのは短刀のような物だった。コレをボクにくれるのだろうか?

「お兄ちゃんがいずれ綾埼先輩に渡してくれって言ってた、護身用のナイフです、どうぞ使って下さい」

コレをボクに渡すのはアキトさんの意志か・・・・ありがたく使わせてもらう事にしよう。

「では皆さん、行って来ますね!!」

そう言ってボクはお屋敷を後にした、次に皆さんと会うのはヒナギクさんの誕生会だ。何もなければいいけど・・・・・・



「遅かったな綾埼」

外ではシンゴさんとテツヤさんが待ってくれていた。二人共10番隊まで隊のあるバトラーナイツで隊長の地位を持つ程の戦士だ。
二人共アキトさんとはかなり親しかったようだ。まあボク自身ユミさんや白鳥さんと行動していたので二人の事は良く知らないんだけど

「スミマセン、皆さんに挨拶をしていましたので」

「まあ長期間本部にはいる事になるからな、親しき者に別れを告げるのは至極当然の事、その程度多目に見てやってはどうかな?」

テツヤさんがシンゴさんに向けて言う、しかし相当時代が掛かったような言葉を使う人だな、シンゴさんはそんなテツヤさんの
話し方には慣れているようで「そうだな」と受け答えた。

「そう言えばお前、結構荷物少ねーな、皆頻繁に寝泊りする事になるから個人の部屋には大量に私物を持ち込むモンなんだぜ?
ユミやゲンゾウから聞かされてねーのか?」

確かそのような事は言われた、「本部には頻繁に出入りするようになるから自分の部屋は完全にカスタムが自由」だとユミさんから
聞いていた。まあもう一つの自分の部屋みたいな感じで扱えば良いとは言われたけど、荷物が少ないのはボクが遠慮してるワケではない

「ボク自身私物はそんなに持ち合わせてないんですよ」

とボクが言うとシンゴさんとテツヤさんは納得したような仕草で呟いた。

「な〜る、アキトから部屋が殺風景だってのあ聞かされてたが・・・・まさかここまでたあなあ」

シンゴさんがボクを半分哀れむような目で見やる、とりあえずその後は部屋のシステムについて色々説明してくれた。
テレビや机、ベッドと本棚に適当に本が入っているらしく、部屋はかなり広く様々なカスタムが注文で可能らしい
とりあえず今日からは新しい環境での暮らしが始まる!!ボクもバトラーナイツの一員としてちゃんと頑張らないと!!



続く



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