| [230] 未来への道標V]T |
- ダイゴウジ・ガイ - 2006年07月31日 (月) 17時44分
第三十一話 「目覚めの良い朝でも寝違えてたらその一日最悪」
「お嬢様、お嬢様起きて下さい、もう朝ですよ!!」
今は8時調度、朝ごはんは8時半なので残り三十分、寝起きの悪いお嬢様を起こすにはこのタイミングが 最も効率が良い
「ん〜・・・・おおハヤテか・・・・おはよう・・・・」
「いつまでも寝てないで、さっさと着替えてしたくしなさい?」
僕よりも早く起きていたヒナギクさんがお嬢様の肩を揺さぶりながら声を掛けた。今日は自由行動の日だ。 誰とどこを回るかはまだ決まっていなかったので食堂で考えるとしよう。
そして三十分後の食堂にて、「いただきます」の挨拶を雪路がさせる。それはどうでもいいとして 一番皆が考えていたのは今日の自由行動についてだった。
「今日は自由行動だなァ、ヒムロ、野々原、一緒に回ろうぜ」
こちらは奈津記の班だ。無論アキトはいつものお決まりのメンバーと行動するらしく、ヒムロと野々原もOK を出した。そして同じ席で朝食を取っているハヤテ達がアキトに尋ねた。
「アキトさん達はどこを回るんですか?」
「俺達はとりあえず、俺の修行の場所から金閣や銀閣みて行こうと思ってるゼ、美味いモンも食いたいから。 色んなトコ回る予定だ、俺は京都には詳しいからな」
そう言えばかつての修行の場とか言ってたっけ?つまり住んでたって事だよな、そりゃ詳しい訳だ。
「それじゃあ僕はヒナギクさんとお嬢様とワタル君と伊澄さんと回ります。ホウカさんはこむぎさんと芽路さん とですし・・・・・ルリさんは?」
「私はレク係の人達と回ります。後西園寺さんも一緒です。」
レク係って事はあの三人か・・・・西園寺さんがいるからある程度はまとめてくれると思うけど・・・・・ 心配だな・・・・・・・
続く
|
|