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[212] ハヤテの不幸A
ありさ - 2006年07月20日 (木) 11時29分

第2話「あなたは、本が好きですか?」
又だ。
あの子はいつもすみっこで本を呼んでいる。
休み時間はいつもいない、どうやら図書室のようだ。
僕も今日一度よってみた。
と僕の後ろに、女の人が話しかけた。
「あれれ〜。ハヤテ君だ〜。ハヤテ君もほんをよみにきたのかな〜」
桐野璃娑(きりのりさ)さんだ。
名前が変ということもあるが、性格も変だ。
「璃娑さんも、本を読みにきたのですか?」
「うん〜。そうだよ〜」
璃娑さんは少し顔を赤めて答えた。
僕は、いい本は、ありませんでしたか?と質問した。
「あるよ〜、『メアリーの鳩』っていう本がオススメかな〜」
なんか変な題名だが、僕はその本を探そうかと思った。
「ありがとうございました」
「う・・うん、またね〜」
またまた、顔を赤めて答えた。璃娑さんは、なぜか知らないけどいつも顔を赤くして答える。恥ずかしいんだろうか。
「お〜、ハヤテ殿ではないか〜」
「あれっ?梓さん」
璃娑さんの妹の梓さんだ。
「いやぁ〜、私も本を探してたのだ。奇遇だな」
「へー僕もですよ。ははは」
多分又、姉から逃げ出したのだろう。
いつも、一緒にいてるから。
隠れてこそこそと姉がいなくなるまで隠れてたに違いない。
「おいっ、ハヤテ殿。どうかしたのか?」
「いっいえいえ、何にも考えてなどはいませんよ!」
「ふ〜ん、あっそれでだな、アキトどのは、知らぬか?あいつに話したいことがあるのでな」
珍しい・・・アキトさんとは、あまり話してないのに・・
もしかして・・
「あの〜、梓さんは、アキトさんの事が好きなんですか?」
「なっなにを馬鹿なことを!?私は一度も人を好きになったことがない!」
後ろから又声が聞こえた
「でも〜、あずちゃんって告白されたことがあったのにそれを断ったんだよね〜」
璃娑さんだった。
「んなっ!姉上、いつの間に!?」
「えええ!そうだったんですか!?」
驚いた。
「バレンタインデーなんか、一人しか渡さなかったくせに・・」
「だっだれですか!?」
「きっ、聞くなぁー!」
凄く興味心身だった。
あの梓さんが、かなりもてるとは、驚きだった。

続く



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