阿部：「なあ水谷」
水谷：「なあにー？」
阿部：「オマエさ、巣山のこと好きなんだよなあ？」
水谷：「ちょっと！人の恋心をしれっと暴露すんのやめてくれる！」
阿部：「あーわりいわりい。で、好きなんだよなあ？」
水谷：「そーだよ。あげないよ？」
阿部：「いや別にいらねえから」
水谷：「じゃあなに？」
阿部：「こないだの試合ん時さ、オマエ、アイツの飲んでた水欲しそうにしてたじゃん」
水谷：「あー、うん」
阿部：「あれ、わざと？」
水谷：「ナニヨわざとって。オレ、そんなことしないよ！」
阿部：「……（ってことは…）」
水谷：「しないってば！いきなり黙り込むなこのタレ目！」
阿部：「タレ目は関係ねーだろ。っつか、いや、まあ、いいわ」
水谷：「よくないよ！気になるじゃん！！」
阿部：「んー…いや、あんなん欲しがって、飲んだら間接キ」
水谷：「わああああああああ！！！」
阿部：「！！　な、なんだよいきなり！」
水谷：「ヤメテヨ！何言い出すのこの子！！」
阿部：「ハァ？！」
水谷：「そんなん言われたら意識しちゃうじゃん！阿部のバカ！アホ！タレ目！
　　　　巣山から水もらえなくなったら阿部のせいだから〜〜〜〜！！」


（水谷、夕日に向かってダッシュ）


阿部：「……オレのせいなの？」
栄口：「……アイツ、あれで天然だからね……」