【広告】楽天市場から大感謝祭を開催中エントリーお忘れ無く

雑多日記

ホームページへ戻る


[46]ハウルの動く城(ネタバレ有)-------- 長月まさと - 2004年12月07日 (火) 21時24分 -

「灰かぶりは魔法をかけられ、恋を知る事で殻を破り、お姫様になりましたとさ」
な、話だったのかな……結局。
と、いう感想でした。

『戦争』っていう意味深な部分もあったけれど、あくまで物語の軸は、小さな世界の殻に閉じこもっていた少女が(現代版)王子様に出会って大人の女性になるって話だなぁって感じました。
だって、かかしのカブはフラれるから。
「むかしむかしあるところに……」な物語であったなら、ソフィーはきっとかかしのカブと結ばれていたのだろうなぁって思います。
それはそうと、ソフィーの呪いは解けたのかどうか?
私は解けないでいてほしいなって思います。カルシファーとの契約があるから、きっと解けてしまったのだろうけれど。
髪の色が戻ってないから、自分の中ではすごくあやふやなのですが。

あの姿はきっと、ソフィーの「心の年齢」なのだろうなって、観ながら思いました。
だからこそ、解けないでいてほしい。……なんとなく。

あと、今回のキャスティングは絶妙だなって思いました。
ハウル役に木村拓哉というのもそうなのですが、荒野の魔女に美輪明宏が選ばれた事にも。
最初、主演は木村拓哉! って聞いた時には「ええーっ!(大不満)」とも思ったものですが、ハウルのキャラクターが「絶世の美形で力もある、けれど心をなくした臆病者の魔法使い(+α、性格に難アリ)」と聞いて「こりゃまたニクい配役をするなぁ」って考えを改めましたもの。
多分、日本中の俳優、声優、全てを合わせたとしても、ハウルと一体になって演じる事ができるのは彼しかいないんじゃないかなって感じています。そういう意味では、演技の上手下手なんて二の次だとも、思いますし。
荒野の魔女もそう。最初、CMなどのビジュアルを見た時は「ああ〜。そのまんまだなぁ」くらいにしか思っていなかったのですが、いざ映画を観てみたら、「この役にこの人を当てるなんて……ある意味で、このキャスティングを采配した人はなんて鋭く人間を見ているのだろう」って……思いました。

とりあえず、原作を読んでみようかなって思います。
映画の隅々に監督のメッセージが散りばめられているとは感じるのに、それを半分も受け止められなかったから。
原作を読んで、もう1度映画を見たいなって思います。

ただ、ラストは……ラストは……正直、「ええーーっ?!(困惑)」ってなりましたです゜。゜。
かかしにされてた隣国の王子様が元に戻り、サリマンが「このバカげた戦争を終わらせましょう」って言ったら終わりなの?!
それでハッピーエンドに突入?? そりゃないよーー゜。゜。(涙) みたいな (^^;
全体的には割と自分のツボに入った映画であっただけに、ラストの締めをもう少しグッとキュッとしてほしかったなぁって思いました。

あっ、これ書くの忘れてた!
宮崎監督は本当に、ロングヘアの女性をセミロングにするの、好きだなぁ〜って思いました。(ラピュタとか。……ラピュタだけか?)


[47]魔法の在り方が理想的でした-------- 柳猫 - 2004年12月07日 (火) 22時10分 - HOME

 書くと切りがなくなるので要点だけ掻い摘みますが、
僕はあの映画は少女が大人になる成長の物語というよりは
家族というものについて描いている作品だと感じました。
お父さんの仕事。お母さんが家にいること。子供。おばあちゃん。ペット。召使い(友人)。
 後、心の年齢が見た目通りに若返っていくのがいいんじゃないかなと思いますよ。

 ラストはおかしいですね。
『先生、戦争終わらせる努力してたの?』って思いますし(笑)
原作に目を通したらその辺りの説明不足も補われるかもしれませんね。
僕も読んだことないので触れてみたいです。
童話作家ではあの人、結構有名なんですよ。


[48]ソフィーの呪いは…-------- 長月まさと - 2004年12月09日 (木) 17時54分 -

「90歳になる呪い」ではなく、「心の年齢が外見となって現れる呪い」だったんじゃないかなぁと、想像しています。
だから、花畑をプレゼントされた時あんなにも若々しかった姿が、「老人の良い所は…」って諦めきった表情をした時、年老いた姿に戻ってしまったんじゃないかって。
物語の中でソフィーは年相応のみずみずしい心を得て元の姿を取り戻すけれど、カブの台詞にある通り「人の心は移ろうもの」。
現実の話としては、また、年老いたお婆ちゃんの心になってしまうかもしれない。っていうか、人間である限り、そんな気持ちになってしまう時だってあると思うんです。
なんていうか……あの物語において「呪いが解ける」ってなった時、イコール、彼女が抱えているそんな「負」の部分をごっそり切り捨ててしまうってなるような気がして、「なんか違うぞ?」って気持ちになってしまったのです。

要点をまとめて上手に言い表せないのがもどかしいのですが、呪いが解けないでいてほしいって思ったのは、こんな風に感じてしまったからなのです (^^ゞ゜。゜。
この物語の中で得た心を忘れないでいてほしいからこそ、解けないでほしいなぁ〜みたいな。
うう〜ん;; やっぱり上手く言えてない気が゜。゜。 言葉足らずでスミマセン゜。゜。

>家族の姿
血の繋がりのない者達が、「家族」として生きる姿とは……? っていうのを描いているなぁと、観ていて感じました。
ただ、ハウルは……どっちかと言うと甘えん坊の長男って感じがして……、私の中では母子家庭っていう風に見えてしまいました (^^ゞ

この物語はきっと、複数のテーマがあるんじゃないかなって思います。
「戦争」「家族」。そんでもって、私の視点では「ソフィーの成長」みたいな。

「戦争」にしても、「何だかよく分からないけれど、戦争をしている」っていうの……すごく意味深に感じます。
自分の周りを振り返ってみても色々と考えてしまうし、監督が体験した戦争もきっと、「どうして戦争をするのか?」っていう本質的な部分は漠然としたまま、みんな戦場にかり出されてしまったのではないかなぁと、想像しています。



こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から大感謝祭を開催中エントリーお忘れ無く
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板