【広告】楽天市場から大感謝祭を開催中エントリーお忘れ無く

雑多日記

ホームページへ戻る


[31]ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(ネタバレ有)-------- 長月まさと - 2004年07月01日 (木) 22時53分 - HOME

観てきました! 堪能してきました!!
全体の感想としては、本当に素晴らしい映画だったです。
OP、ダドリー家騒動の粋な演出には小さい声ながら大笑いし、ナイト・バスの映像はもう魅せられっぱなし状態。
漏れ鍋やホグワーツにおける端々から匂い立つような生活臭にも、ただただ引き込まれるばかりでしたvv
コロンバス監督の時も(生活臭が)全くなかった訳ではないのですが、それでも……やっぱり弱かったかな〜って、今回の映像を見て感じます。
デメンターやトレローニー先生の授業、クィディッチの映像等、どれもこれも言うことがなくて、キュアロン監督へ惜しみない絶賛の嵐を送りながら鑑賞をしていました。

「叫び屋敷」における、事件の真相が解明されるシーンを除いては;;

ラスト、ファイアボルトの登場の仕方も本当に良かっただけに、あのシーンが駆け足でドタバタと展開してしまったのは残念でなりませんでした(ちょっと涙)
第3作目のストーリーのハイライトの1つだと、自分の中では思っていただけに……(もう1つのハイライトはタイムターナーかなぁと思っています)
しかも、アラン・リックマン、ゲイリー・オールドマン、デイビッド・シューリスという、もう自分的にはこの3人が1つの舞台に立つというだけで、「どんな演技を見せてくれるんだ?!」と期待と興奮のあまり卒倒しそうな彼等のシーンで……。しかもその内容が、アズカバンを読んでもっとも衝撃を受け、主要人物達の複雑に絡まり合った感情がガツンガツンとぶつかり合うシーンで……;;
正直、「このシーンを、この監督が、この俳優陣がどう魅せてくれるんだろう!」って本当に期待していただけに、「うっそ〜゜。゜。(涙)」って叫びを抑える事はできませんでした……(遠い目)
あとプラス10分や20分してくれたって全然構わないから、ここは丁寧に撮影して欲しかったなぁ〜と呟かずにはいられません;;
ピーター役のティモーシ・スポールに関しては……恥ずかしながら勉強不足なので、どんな俳優さんなのか知らないのですが゜。゜。 でも、あの表情を見る限りでは、きっとゲイリー達に負けないほどの素晴らしい実力の方だなって思ったので、やっぱり残念でした。

それはそれとして、シューリス氏のリーマス先生は格好よかったなぁ〜vv 状態です♪
あと個人的に好きなシーンは、漏れ鍋にて、ハリーが「怪物的な怪物の本」を真上からグアッて踏み付けるシーン(笑)。いいなぁ! ハリー、いいなぁ! ってお腹かかえて笑っていました。
そうそう。それからネビル役の子! 背ぇ伸びすぎ成長しすぎ! とビックリしてしまいました。
初登場した時、一瞬誰だか分からなかったよ……゜。゜。

と、なんだかんだと語りだしたら止まらなくなってしまいました゜。゜。
時間があれば後もう1度、今度は吹き替え版の方を観に行きたいなって思っています♪
なんでも、ハリーの声を担当していた子も声変わりをしたそうなので、それを聴きに☆


[32]アイコンで僕の仮説を唱えてみました-------- 柳ネコ - 2004年07月03日 (土) 14時44分 - MAIL HOME

 みんな成長してますけど、ネビル役の子はまるで別人でしたね(笑) そうそう、校長も(そりゃそうだ)。雑誌でプロフィール見たらロン役の子に身長で並ばれてたのが衝撃でした(笑)
しかしハリー役の子はもう、小柄じゃなくなってますね。14歳で170cmですよ(汗) 原作の時間経過次第では、役者が交代せざるを得ないでしょうか。
 映画が面白かった理由として大きいのに、そうですね。役者ですね。ルーピン先生のあの哀愁なんかはなかなか出せるもんじゃありません。それとディメンターが良かった。演出も格好良かった(ナズグルとか銀河鉄道999の車掌(?)とか好きなんです)ですが、何より看守が化け物って、そういう発想最高。やったファンタジー(笑) 授業と対処法にも目から鱗が落ちました。ただ、原作ファンの知人が「ディメンターはもっとのっそりしてるイメージがあったのであんなにブンブン飛んで欲しくない」って零してましたが(笑)
 以下、異様に長くなったのでまとめます。


◆多分、原作もややこしいんだと思いますが
 確かに「叫び屋敷」の場面はちょっと急展開過ぎて、ついていけませんでした(汗)
ペテグリューのことを言ってるのにハリーを指してるように誤解できるのは面白かったですが。ファンタジーのフの字も知らないうちの親父が観に行ったらしいんですが、感想で一言「訳が分からん」と呟いてました(笑)
ストーリーが良かった(そして複雑だった)分だけ、文章(主に個人事情)を映像化した無理をそこかしこに感じましたね。

 今回の僕の感想は賛否包めて「原作が読みたくなった」です。原作でどう描写されているんだろう?という疑問が沸々としているんですよね(だったら読めって感じですが(笑))。

◆教師とは
 一番気になったのが、ルーピン先生が狼男になっちゃったときスネイプ先生が少し両手を後ろにして、二人を護ろうと(?)しましたよね? それがかなり衝撃だったんですが、はたして原作にはこの描写はあったのかなと。彼にとっては二人とも大嫌いな生徒だと思いますし。監督が指示を出したのか、役者さんが無意識にやったのか、原作通りなのかが気になって仕方ありません。

◆省略しすぎ
 彼が変身したときに慌てるシリウスが「薬は飲んだのか?」って訊いてましたけど、なんかその辺も微妙に省略されているような気配を感じました。なんのことだよ!って鑑賞中に心の中で叫ぶ柳猫。大体は分かるが故の苛々。
 映画じゃまぁ表現する余裕がなくて仕方がないだろうなと思うことには、ペテグリューのネズミ生活12年間の苦労とか。それに耐えられるだけ小心者だったんでしょうが。昔読んだイギリスの魔法学校ものの童話で、他の魔法使いに呪いをかけられて何十年もカエルのまま暮らしてた、ってのがありましたが、その人の語る辛酸には涙なくしては読み続けることが出来ませんでした。虫を食って這いずり生きるということが如何なることか。

◆張り巡らされた伏線
 タイムターナーはドラえもんに慣らされている日本人には余り新鮮味がありませんでしたが(と言うか『ドラえもん』が凄すぎる)、アズカバンは本当に全ての伏線が見事で、ハリーは深夜の廊下でネズミにおたおたしてたのかと思い返すと笑えました(笑) 最初から全て見越して時間稼ぎしてる校長も流石に偉大。誰もが口を揃えて迷惑をかけられないというだけありますね(笑)
 ルーピン先生がウェアウルフだってのは、スネイプ先生が「月明かりの下で〜」とか嫌味言ったりしてたのにライカンスロープの授業が始まるまで全然気がつきませんでした(汗)

◆ハーマイオニー、キレる
 後、占い学の先生に図星を指されたハーマイオニーがキレてたじゃないですか(笑)、ロンが「ハーマイオニーって前から変だと思ってたけどみんなの前でキレるなんて…」って言ってて、あれってタイムターナーのせいでみんなより早く老けるのが実は気がかりだったかな?と思ったんですけどどうなんでしょう。他に理由がないし。だとしたら、ちょっと説明不足で不親切かも。思い切ってカットできない伏線だったんでしょうけど。と言うか、あんな凄いアイテムを一生徒が貸してもらってもいいんでしょうか(笑)

◆英語の妙
 いつもハリポタ映画には友人の弟(小学生)を連れていってるんですが、今回はいなかったので初めて字幕を見ることができました(こんな声だったんだ!?ってびっくりです)。
 大臣たちがハグリッドの小屋にやってきて、ハリーが小屋の裏口から出ていくとき、確か彼に「 every fain, every O.K 」って言ってました(うろ覚え)が、これが「大丈夫だよ」って和訳されてて、ちょっと引っかかりました。他にない気もしますが、もっと絶妙な訳がないかなぁと。そもそもなんの保証もない発言なんで、どうしてハリーがこんな気休めのセリフを言ったのかも分からないんですけどね。

◆最も印象的だったシーン
 物語上で一番凄いなと思ったのはラスト。『ファイアボルト』が送られてくるシーンでした。箒にヒッポグリフの羽が添えてあるということは取りも直さず、あの二人は合流したってことですよね。だって、バックビークに乗って去ったのはシリウスだし、ハリーのニンバス2000が直らないって話を知ってるのはルーピン先生だし。
 そこに全てが集束した気がしました。ハリーが楽しい思い出として初めて箒に乗ったときのことを挙げていて、その上で箒が壊れてしまったショック、自分も酷い目に遭ってるっていうのにそれを案じてくれたルーピン先生。無実の罪でずっと引き離されていた親友たちが新たな悲劇によって救われず、しかし物語の終わりに再び肩を抱き合って旅立っていった…
 と言うのは、考えすぎでしょうか(笑)

◆ファイアボルトのイメージ
 ここで面白かったのが、僕が毎回ハリポタを一緒に観に行く友人はファンタジーをTVゲームでしか知らないので、感覚がちょっと違うんですよね。世界最速なのに、ファイアボルトって聞くとショボいって感じるらしいんですよ。初級の攻撃魔法の印象があるらしくて(まぁ、TRPGとかでもそうですけど)。和名で『炎の稲妻』とかだったらまた違ったんでしょうね(笑)
 でも僕は、かなりナイスネーミングだと思います。名前はありがちですけど、箒につけるところがまた。特に、前回がニンバス2000(原作は違いそうですが)で、なんか俗っぽくて寂しかったので。


 そんな感じです。長文で失礼しました〜。


[33]絶対に打てると思う(笑)-------- 長月まさと - 2004年07月05日 (月) 20時42分 - HOME

よぉ〜し、レス書くぞ〜♪(腕まくり) って思わずなってしまう書き込み、ありがとうございますvv
読んでいて、すごく楽しかったです☆

吹き替え観てきました!
2回目だったせいなのか画面に集中できたせいなのか、叫び屋敷の所が字幕の時よりも全然ドタバタしてるって感じなくて、展開が少しはやいなって思ったものの、だんぜん許容範囲内でした。
やっぱり字幕を見て画面を見て……って、はやい展開の場面では、見る側が忙しくなってしまうのかなぁって思いました。

ディメンターは、私は想像通りでした☆ (^▽^)v
最初の、重さを感じさせずス〜っと忍び寄ってくる所なんて、頭の中で描いていた絵がまんま飛び出して来たのかと思ったくらい(感動)
ハリー達の身長に関しては、私は、5巻までダンブルドア先生とスネイプ先生を追い越さなければ、とりあえずOKかなと思っています。↑の2人はキャラクター上、やっぱりハリーを見下ろしていてほしいですし (^^ゞ
6巻以降はハリーも16歳になって大人の1歩手前に差し掛かるだろうから、2人より背が高くなっても……多分、違和感は感じなさそう。
ロンはもともと「背が高い」という設定なので、まぁ良いかなと思っています。
あー……でもやっぱり、ダンブルドアは追い抜いてほしくないなぁ……。なんとなく。

■ハリー達をかばうスネイプ先生
実は、原作にこのシーンはなかったりします゜。゜。
その上で個人的にすごく気になっているのが、アズカバン公開の際、ローリングさんがインタビューに答えた中にあった、「この映画の中にさりげなく、6巻7巻の展開を予測させる伏線が入っている」っていう台詞!
これの事か?! とも思ったのですが、記事を読む限りでは(英文なので誤訳の可能性もありますが゜。゜。)、かなりさりげなく入れられてるらしいので、違うかな〜とも思っています。 ←もう1つ、「あれ? こんな台詞あったっけ?」って首を傾げたシーンがあったので……。

■薬の事
そう! 私もあそこは唐突だって思いました。
そこでその台詞を入れるのならば、スネイプ先生がルーピン先生の代わりに授業をしたシーンで、「ルーピン先生は病状を緩和(もしくは抑える)薬を服用してはいるものの、動ける状態ではない」って感じの台詞を入れてくれれば、唐突感は解消されたんじゃないか? と、ツッコミいれてしまいました゜。゜。
もしくは、もう最初っから薬の存在は全く出さないか。
どっちかにしてほしかったなぁ。うん。
ペティグリューのネズミ生活12年の苦労は、確かに見る側の想像に任せざるをえないのかもしれないですね (^^ゞ
原作ではその事も描かれていましたが、ペティグリューは自らの意志で12年間ネズミの姿で生きてきた分、なんか壮絶だなって思いました;;

■ハーマイオニーがキレた訳
あ、確かにここも少し説明不足;;
えと、タイムターナーを使う上での絶対条件として、『自分自身に出会ってはいけない』と後たしか『1つの場所(空間? 時間?)に同時に自分がいる事を他人に知られてはならない』っていうのがあるんです。それを念頭に置いた上で、彼女は1度に2つの授業を受けるなんて荒技をする生活を送っています。
で、1時間目と2時間目の移動の間だって、自分とはち合わないためにも、あの時間、自分がどこを歩いていたか、何をしていたかを把握しつつ行動を起こさなければいけない。そんな生活が休日を除いて毎日続くし、他の人には時間を操っているって事を絶対に悟られてはいけないし……。
という感じで、気の抜けない日々を重ねるあまり、ピリピリしていたのです (^^ゞ
それだけでなくって、人の2倍授業を受けるという事は、人の2倍勉強をするって事でもあるから……なんて想像したら、私はカンベン゜。゜。 って気持ちになっちゃいます;;
実際、原作では人の倍、テストだって受けていますし;; ←ハーマイオニー、おかしいよ!(汗)

マクゴナガル先生がこれを貸した理由は……。近年まれに見るほどの彼女の勉強熱心さと向上心と、これを絶対に授業の事以外には使用しないって断言できるほどの信頼性があるからじゃないかなって思います。
これがハリーやロンだったなら、絶対に貸さなかったと思いますし(笑) ←透明マントや、しのびの地図の使用目的を見る限りでは…… (^^;
でもやっぱり、一生徒が持つにしては物が物だよなぁっては、思います。私も゜。゜。

■「every fain, every O.K」が「大丈夫だよ」
うう〜ん。私もここは引っ掛かりました。
こんな状況でハリーがそんな気休めを言うのか? って感じで。
これはどちらかと言うと、納得はいかないけれどハグリットの気持ちを全部了承したよって……意味合いに感じたのですが、どうでしょう??
ちなみに、吹き替えでも同じ訳になっていました。

■見事な伏線
たしかに♪ 深夜の廊下でネズミにおたおたしてるハリーの図って笑えます (^▽^)
そして、全てを見通して行動をするダンブルドア! 最初、彼が時間稼ぎをしてるなんて気付きもしなかったけれど、タイムターナーの所で「ああっ!」って目から鱗。そして、改めて彼の偉大さを感じたり。

ルーピン先生=ウェアウルフの伏線はもう1つ☆
まね妖怪ボガードの授業の時、ハリーを庇ったルーピン先生に対し、ボガードが満月に変わった所も!
あれを思い返して、ちょっと切なくなりました(涙)
狼になるって事を、彼自身も心から恐怖しているんだなぁ……って。

■ラストに合流したルーピン先生とシリウス
原作では『ファイアボルト』が登場するシーンが違うので、この想像をする事ができなくて残念なのですが、映画のラストならば、この想像が可能なのですね!(嬉)
うんうん。本当にそうだったら良いなって、私も思います。っていうか私の中では、映画では2人は合流した方向で決定しました(笑)

■ファイアボルトのイメージ
(笑)
たしかにTVゲームのイメージだと、ちょっとショボい゜。゜。
「ファイア」とか「ボルト」って、初級の攻撃魔法で使用される名前ですものね (^^;
でも、箒につけられた名前としては、速そうで私は好きですvv すくなくともニンバス2000よりかは(笑)
…………いまだになんで「ニンバス」って名前なのか、よく分かんないです……(遠い目) どういう意味なんだろ??

……と、私も長文になってしまいました゜。゜。
なんか、返信ボタン押すのがちょっと怖いかも (^^ゞ


[34]凄い画期的な特殊能力ですよね(笑)-------- 柳猫 - 2004年07月05日 (月) 23時35分 - MAIL HOME

 ディメンターは本当に、最初に列車の中に入ってくるときが最高でしたね。あの手!

◇字幕と吹き替え
 そうですよね〜字幕は画面に集中できないのが厳しいです。それもあって余り長文に訳せないですから、翻訳家も辛いところでしょう。吹き替えは吹き替えで、英語を発音する口元にある程度合わせないといけないでしょうから、やはり難しい。

◇ハリー16歳
 あ、やっぱりハリーはどんどん成長していくんですね。身長に関してはまぁ、日本人の感覚で言っただけなので(笑)
 それにしても、まさとさん。そんなに先の内容まで知っているとは、もしかして英語版読んでます?

◇タイムターナーとタイムパラドックス
 そうか、単純にストレスが溜まってたんですね。心は老婆のように枯れ果ててうんたらかんたら言われてたから、てっきり(笑) 母によると(※なぜかそれぞれで皆が観に行っている柳家)、前作でマクゴナガル先生がそんなに勉強が好きなら良い方法を教えてあげるわ、とかなんとかハーマイオニーに言ってたそうです。僕は正直言って本気で観てなかったので、前二作の内容はさっぱり覚えてませんが(汗)
 それにしても『タイムマシン』でも結局会わないし、『バックトゥ・ザ・フューチャー』でもドクが、本人同士が出会ったら宇宙が消滅する(意訳)みたいなことをマーフィーに言ってましたが、どうして西洋はこういう展開を好むんでしょうね。日本の漫画やアニメなんかは『ドラえもん』から『ドラゴンボール』から『未来警察ウラシマン(古っ)』まで本人面会ありなのに、違いが面白いです。

◇ボガードが満月になる
 あ、あぁ…!!なるほど、うんうん。そうだ、うわぁ!(以下一分弱これに近いリアクション)。全然気がつきませんでした。月夜とはやけに風流だなぁとか思いながら、ぼやぼや観てましたよ!(笑) よくできた話だ(笑)

◇ every fain, every O.K
 分かるんです、分かるんですが…何か。何か絶妙な訳がないかな〜と(汗)
宗教観の入り込める余地があるなら、「神の祝福のあらんことを」って十字を切るところなんでしょうが、そんな歳じゃないし、そんな物語でもないしなぁ…。
 ところで" O.K " という物言いは微妙にアメリカンな風情ですが、原作だと"Alright(Allright)"なんでしょうか。ってか、原作にこのセリフはないですかやっぱり?


[35]ローリングさんの空想力に乾杯☆-------- 長月まさと - 2004年07月07日 (水) 21時41分 - HOME

■ディメンターの初登場シーン
そうそう! あの演出なんか、もう見ていてゾクゾクーってしてしまいましたよ〜(興奮)
あと、その少し前の、窓硝子にピシピシっと氷が張り、側に置かれていたミネラルウォーターがサァーッと凍る所なんかも、「うおーっ! 芸が細かい!」って猛烈に感動してました☆

■映画翻訳の難しさ
本当。今までそんなの想像もしていなかったのですが、ここ最近は、すごく難しい作業なんだなってしみじみと思います。
特に速い物語展開の時は、長台詞を早口でしゃべったり、複数キャラの台詞が重なって発言されたりとかもするから、なおの事難しいだろうなって感じました。
この場合、ただでさえ短くせざるを得ないものを更に短くしなければならないですし……うん。
こういう時は、吹き替えの方がほんの少しだけ楽ではあるのかも。

ふと、映画翻訳家の人って俳句をたしなむと良いかもなぁ、とか思いました。
短い言葉の中に、いかに情景や心情を込められるかってものだから、割と通じるものがある気がします。

■ハリーの成長
あ、いえ゜。゜。 英語版は読んでいません゜。゜。
4巻の時、「チャレンジ〜」とかって買ってはみたのですが、1ページも読破できないまま見事に挫折して、これからは素直に翻訳されるのを待とう! と決心した思い出アリなヤツですので(涙&笑)
ハリーの年齢は、1巻の時点で11歳、2巻で12歳……というふうに、巻を重ねるごとに1歳ずつ年を取っていっているので、6巻では16歳だろうなぁと思って書き込んでみました (*^▽^*ゞ

■タイムトラベルもの
うう〜ん。やっぱり、「過去の自分に出会う」矛盾を理論的に説明できない限り、西洋のタイムトラベルものはこの展開になる気がします。
矛盾を矛盾のままに置くっていうのは……嫌なのかなぁ??
『ドラゴンボール』は、トランクスが初登場した話以降は読まなくなったので、もしもこれ以外でタイムトラベルのエピソードがあった場合分からないのですが、なにはともあれ、これを読んで面白いなって思ったのは、時間の軸が枝分かれして2つ存在するって設定。←かすかな記憶なので確かではないのですが゜。゜。
未来から来たトランクスが住む時間と、その彼が変えた未来の時間と。
今まで「時間」といえば1本の軸しか存在しないものばかりで、自分も「そういうものだ」って思っていただけに、これは凄い! と思いました。
1歩間違うとハチャメチャになりそうだけど、大胆な発想だなぁって。

■every fain〜
うう〜〜ん、ううう〜〜〜ん゜。゜。
もうここは素直に、「分かった」はどうでしょう? それか「行くよ」とか。
どっちも全然納得できない訳ではあるのですが、「大丈夫だよ」よりかは、まだ原文の意味にそっている……かな? と思うの……で…す、が……。う、うう〜ん゜。゜。 ←やっぱり納得いかない;;
本当! 宗教観を入れる事ができれば、それが1番しっくりと来ます。
それにしても、この話題で初めて気が付いたのですが、ハリー・ポッターの魔法世界って宗教がない! (@_@)
仏教徒のホグワーツ生とかっていないのか??

そうそう。この台詞なのですが、原作にはなかったです。英語版を持っていないので断言はできないのですが、少なくとも邦訳された中には見あたりませんでした。


[36]今から次回が楽しみ。-------- 柳猫 - 2004年07月12日 (月) 19時30分 - MAIL HOME

★俳句と翻訳の心

 それはいいかもしれませんね〜。短い言葉の中に全てを込めようとする姿勢は大好きです(←お喋りが言うな(笑))。僕も最近は散文詩など、だらだら説明するより簡潔に書くことに目覚めてきました。


★一巻で一年

 あ、そうだったんですか? なるほど、最初は11才だったのか…。それなら役者の成長に合っててぴったりかもしれませんね(笑)
そのうち魔法学校の後輩の子とかも出てくるかな〜。


★タイムトラベル

 あれは面白かったですね。うん、面白かった。ドラゴンボールの鳥山明は一見めちゃくちゃに書いているようですが、その実、天才だと思います。ちなみに僕はその「時間の軸が枝分かれ」の先の理論を延々と考え続けました。
 “時間軸”が平面の上にあると思えば、想像は広がりますよ。つまり“時間平面”です。これが「人生の分かれ道だ」なんて言いますが、分かれ道の実現した方しか見ないで枝をそぎ落としてしまうから軸(線)になってしまいますね。もう一つの、或いは無限にある他の可能性、それらの世界も同等に存在する…と考えれば、時間とは軸ではなく、網の目のようなものかもしれません。…………………って、えらい脱線したので軽く流してもらえれば(笑)


★ファンタジーの宗教観と魔法はどこからやってくるのか

 あ、「every〜」のセリフは原作になければOKです〜。気になってたのはそこなので。
 ファンタジーって割合、宗教観がないものが多いですよね。日本は無神論者(と言うか単にアバウト)が多いからそうでもない(例えば「ロードス島戦記」含む『ソードワールド』の世界は多神教)んでしょうが、外国では神の御業でもないのに、そういう奇蹟的なことが簡単に起こってはいけないものなのかもしれません。そして神の御業は尊いものですから人間ごときにどうこうできるものでもない、と。神の力じゃなかったら悪魔の力になっちゃいますし。まぁ、だから魔法って言うんでしょうけど(笑)
 魔法って要は何に力を借りるかですけど、ハリポタなら自力でしょうか? 「エクスペクト・パトローナム」に限れば、守護霊の召還のようですが。ローリング女史は執筆にあたってなんだか相当色々と調べているようなので、細かそうです。
 ちなみに、さっき例に挙げたソードワールドには神官が神の力を代行する『神聖魔法』、邪悪の神に仕えるなら『暗黒魔法』、アメニズムとして精霊を使役するエルフなどの『精霊魔法』、人間が歴史を紡ぎながら作り上げた若干科学的な『古代語魔法』、それから面白いものにリザードマン(&中には人間も)の『竜語魔法』なんてのがあります。竜を信仰し、竜に近づかんとし、究極の目的として竜になるための魔法。竜も偉大な存在ですから、分からないでもないですね。


[37]私も楽しみですvv-------- 長月まさと - 2004年07月14日 (水) 22時26分 - HOME

4巻はこれまた、原作が色々と凄いですから☆(ドキドキワクワク)

>お喋りな柳猫さん(笑)
(大笑)
でも、柳猫さんのお喋りは好きですよ♪
考え方とか発想とかが面白くて、私の知らない世界とかも沢山持っていて、日記を読むにしても
こうして会話をするにしても、すごく刺激されています (^▽^)v

>時間平面
おお……っ!!(目から鱗がボロボロ)
網の目のような時間……! いいなぁ! すごく面白いです (@▽@)
そう考えると、可能性がどこまでも無限に広がっていく気がします。

ふと、だいぶん前にNHKで放映されたドラマ『ブルーもしくはブルー』という物語を思い出してしまいました。
あれはドッペルゲンガーの話だけれど、その生まれ方が、人生の分かれ道に立った主人公が無意識に自分を分裂させ、Aの人生とBの人生をそれぞれ送るっていう……設定なのですよね。
後に2人が出会う所から、ここでの時間は1本で、分かれたのは『自分』なので、柳猫さんの話とはまた違ってしまうのですが、「他の可能性、それらの世界も同等に存在する」って所で、少しだけ共通する所があるなぁって感じました。

……って、更に脱線させてしまいましたね (^^ゞ゜。゜。

>ハリポタの魔法
う〜ん。なんとなく……自力っぽい。
だって「エクスペクト・パトローナム」も、自分の中にある幸せだったり楽しい気持ちを込めて唱える呪文だし。
第1作目の羽を宙に浮かせる授業を見る限りでも、なんだか「何かに力を借りて」っていうよりも、杖の振り方と呪文の発音の正確さが大切な感じでしたし。プラス、自身の魔法力……みたいな。
なんだかハリポタの魔法は、神とかの特別な力を廃した、理論的な科学っぽいなぁ〜って気がします。

ファンタジーと宗教観の話題でふと、自分が読んできたファンタジーを振り返ってみた時、思っていた以上に海外のファンタジーを読んでこなかった事に気付きました;;
日本のファンタジーにしたって、全〜部、指輪物語以降の、これの影響を受けたものが大概だったり……(滝汗)
ただ、かなり狭い範囲となってしまいますが、たしかにエンデの『モモ』や『はてしない物語』などを見ていたら、神々の存在などはないですね、うん。
逆に、近代の和製ファンタジーは、このソードワールドっぽい設定が多いような気がしますです。(多神教で、それらの神々の力を借りて魔法を使う……みたいな)
それ以前の日本のファンタジーだと、どんなのがあるのかは分からないのですが……。とはいえ多分、河童とかの妖怪ものが中心のような気もする (^^;


[39](スレッドを見上げて)…長い、長いなぁ(笑)-------- 柳猫 - 2004年07月18日 (日) 11時59分 - MAIL HOME

 そう言ってもらえるとお喋り冥利に尽きます(笑)
でも刺激をもらえるのはお互い様ですね(にやり)

▼ハリポタ▲
 ちらっと『アズカバンの囚人』の原作を読みましたが、映画と全然違いましたね(笑)
見た目にしても、文字の書体が変わったり大きくなるのにびっくりしました。
 5巻はハードカバーの上下巻セットにもかかわらず初版部数日本新記録、凄すぎる!


▼和と西洋のファンタジー▲
 和のファンタジー、『陰陽師』なんか正にそれじゃないでしょうか。日本の昔話なんかの場合、お坊さんは法力を持ってたりしますけど、専門職じゃないのに特殊能力を持っているっていう設定は近代までほとんどなかったみたいですね。それこそ、知恵と勇気で何とかしてる(笑)
職業に関係なく魔法が使えるか使えないかの、“魔法使い”という概念は特殊ですよね。
 『指輪物語』は過去にあった民間伝承の集大成な気がします。あれ自体も数え切れないルーツを持つことでしょう。でも、何が凄いって種族という概念を作り出したのが凄いですね。人間以外のものが人間と同じように国や文化を持ってきちんと生活様式が成立しているところが。まぁ、そういう発想も当時、既になんとなくはあったのかもしれませんが、あそこまで確固たる定義づけをされると…空想世界に革新を起こしたトールキン氏はやはり天才ですね。言語作っちゃうんだもんなぁ(笑)
 東洋もそうですけど、西洋ファンタジーはもうこんがらがって訳が分からないからそれでいいんじゃないかって感じです。例えを一つ出すと、使い魔。本来は魔女が悪魔と契約して召還し、それに魔法の使い方を教わるものだったらしいですよ。人目を忍ぶために普段は動物の姿に変身しているらしく。今では魔法使いが動物を使役してますよね(笑)
 日本の剣と魔法のファンタジーは『ソードワールド(と言うか「ロードス島戦記」)』が祖かもしれません。


▼物語における神様と科学の扱い▲
 エンデやトールキンの作品には、不思議な形で時代が反映されているかもしれませんね。そのちょっと前の時代、19世紀なんかは小説家がSFとして機械の可能性に思いを馳せたりしてた(例えばタイムマシンとか)みたいですが、20世紀に入って馬が姿を消して車が道を走ったり、電化製品が登場したり、日常において機械が段々と珍しくないものになってきて、科学の力が世界の隅々まで浸透しようとしていた頃。科学が進歩すれば神様の存在も危うくなるわけで、しかしファンタジーにおいて科学ばかりを台頭させるわけにもいかず、先に挙げたファンジター作家などは神様は気にせずに科学ばかりではない(むしろそれに対抗しようとする)ファンタジーを書こうとした。とか。モモの時間泥棒にしても、指輪物語のオークの工場にしても、そういうものかもしれません。


▼網の目のような時間▲
 (今まで一遍に話して何人かに混乱されたので、今回は要素を省いて段階的に説明中)

 つまり、その編み目の中のほんの一つの経路を辿って、我々は「時間」だと言っているわけですね。本当は色んな時間の流れがあるのですが、一つしかないように錯覚しているのです。
 分かりやすく編み目という喩えを出しましたが、目をどんどん細かくして隙間をなくし、可能性を究めていくと、単純に平面だと思った方が早いです。
 真っ白な“時間という画用紙”が一枚あって、さて、そこにどんな線を引きましょうか。どんな線になったとしても、その一本一本が時間の流れなんです。普通は一直線しか考えませんが、やろうと思えば多種多様ですよ。
 例えばYの字を描いたら、途中から分岐する二つの繋がった人生とでも言えるでしょうか。端っこのない円を描いたとすると、それは終わりも始まりもない時間になります。点線にすればタイムスリップでもしているかもしれませんね。
 僕は見てないんですが、その『ブルーもしくはブルー』というドラマの主人公の場合なら、円の前と後ろに直線をくっ付けた感じじゃないでしょうか。
『 ―○― 』こんな風に(本当は円と直線はぴたりとくっついてなきゃダメですけど)。

 時間というのは文字通り、「時の間」ですから、“無限にある可能性(時)”の中からこの辺りかなぁ〜と、ほんの一部を切り出したものなのです。そして我々は“因果”という原則に従っているため、その切り出してきた一部分に過去から未来という序列を与えているんですね。線の方向を決めてるってことです。もし因果律が無視できるなら、どんな線の辿り方をしてもいいでしょうね。時間を逆さにしてもいいし、バラバラにしてもいいし。

 以上、『柳猫の時間科学!』でした。まだまだ続きますが、切りがないのでこの辺で終わるとします(笑)


 余りに長くなったので、もうこのスレッドにこれ以上の返信は自粛することにします。長引かせてすみません(汗)
何かあればメールなどで。


[40]壮観ですよね〜(笑)-------- 長月まさと - 2004年07月22日 (木) 18時40分 - HOME

気が付くと、最新の書き込みまでスクロールさせる量が凄い事に(笑)
なはは゜。゜。 お互い、おしゃべりに夢中になっちゃいましたね (^^ゞ

ハリポタ5巻! もうすぐ発売ですね〜♪
ただ、今回は買うのは……迷っています゜。゜。 なんか、図書館で借りるのでも良いかもなぁ〜みたいな。
いい加減、ハードカバーの上下は狭い部屋の本棚には辛くなっていますし(涙)

そう! 『アズカバン』、原作と映画ではかなり違うでしょう?
特に、スネイプ先生の違いが凄いです。次点は……シリウスかな。
1巻を読んだ時、文字の書体が変わるのには、私も驚きました (^^ゞ

>使い魔
そ、そうだったのですか?! (@_@)
本来は使い魔の方が立場が上だったなんて……(驚)

>言語を作っちゃったトールキン先生
本当に! もしも自分だったらって考えてみると、とてもではないけれどそんな情熱も頭脳も持ち合わせていないし、そんな根気もないのがしみじみと自覚できるだけに、トールキン先生の偉業にはただただ頭を下げる以外にできません(感動)
中つ国を作った本来の目的は、まず「新しい言語」を作る事で、次いでそれに文化の肉付けをする……だったかな? たしか。
そしてその肉付けの材料に、ヨーロッパに残るあらゆる神話や民間伝承、そして彼自身の想像力を用いたのが、この物語であったように思います。

>日本の剣と魔法のファンタジーの祖
あ、うん。たしかに今、本屋さんに並んでいる日本のそういうファンタジーものを見てみると、たいがいがロードス島戦記と大なり小なりの類似性を感じます。
日本の、こういう形のファンタジー小説って、ロードス島戦記が最初だったのですか?
アメリカのTRPGが日本に入ってきて、それを小説化した最初の本が↑だったって認識で……いいのかな。

>科学
産業革命以前の頃はきっと、人々が求めていた「ありえない空想の世界」っていうのは、科学の発達したSFだったのでしょうね……。SFものはほとんど読んだ事がないので、19世紀頃のファンタジーがどんなものであったのかは、恥ずかしながら知らないのですが (^^ゞ゜。゜。
ところが産業革命後の機械が満ち溢れ、神々の存在が消え行こうとしている世界において、豊かな自然と神々の息づく世界のファンタジーが再び力をつけて来たというのも……なんだか皮肉めいているなって感じます。
たしかに、時間泥棒にしても『指輪物語』のサルマンの事にしても、近代化がもたらした色々な部分に対する「対抗」というものを感じます。

>時間談義
あ、じゃあ『ブルーもしくはブルー』は、まさしく平面の時間の物語だったんだ。
それにしても、凄いです。これならば、物語における「時」のあり方が無限に広がっていきます。
まだまだ脳の表面だけの軽い理解だけなのですが、もっともっと深部に浸透するように理解して、自分の中に根付かせたくなる考え方だなって感じました。



こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から大感謝祭を開催中エントリーお忘れ無く
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板