やばい……マジやばい。いやいや、これヤバイって、ホントどうしよう、ヤバっ!
と、読んでいる間中つぶやき続けてしまいました;;(怪)
だって、これを踏まえた上で巷説シリーズを読み返したら私、切なさ突き抜けて悶絶死する! いや本気で!!(涙)
なにコレ! なによ、この又さんの情が厚いっぷりは!!
んで、これを読んで思ったのは、私が想像していた以上に又さんって……百介さんに情が移っていたのではないかと。
もっと、ある意味で冷血漢なくらい淡々と境界線を引いていたと思っていたけれど……。
そう思うと、なおいっそう『続巷説』のラストは切ないなぁ……(涙)
「旧鼠」は特に、又さんが百介さんを巻き込んでいる間、どんな気持ちだっただろうとかを想像できるエピソードがゴロゴロあって、すんごい切なかった!
あと、又さん目線からの百介さんの描写も面白かったです(笑)。
おいおい、言いたい放題だなぁ、おい(苦笑)みたいな。
それとか「二口女」のラスト、「真っ直ぐ真ん中を歩くのは―――中中大変だよ」の台詞は、ちょっとニヤリしたり。
百介さん登場のシーンで彼が立ち止まったのが、「往来の『真ん中』」。
『巷説』も『続巷説』にしても、彼の立ち位置は「昼」と「夜」の『真ん中』。
真っ直ぐじゃなくてふらふらとだけど、真ん中を歩いてる百介さんを目の当たりにして、果たして又さんは何を思ったのかなぁ〜なんて。
やっぱり「まとも」じゃないって感じたのかなぁ。
これを読んで「狐者異」を読むと、又市さんの態度や言葉1つ1つの心の内が想像できて、なんか泣きそうになります。
「船幽霊」もそうだなぁ……。
『後巷説』は、本気で何日が引きずるくらい切なくなるのでまだ読み返せてないのですが、きっとこっちでもそういう発見が沢山あるんだろうなぁ〜って想像しています。
もう本当、どうして京極先生ってこういう話を書かせたら天下一品なんだろう!
泣くっつーの! 引きずるっつーの! でも好きやっちゅーの!! みたいな (^▽^ゞ゜。゜。