やっぱり、「読みたい」と思った本は時間を忘れて一気に読んでしまうものなのだなぁ状態(しみじみ)。
ソニーから発売されているゲームを小説化したものなのですが、早々にクリアを挫折した身としては(にも関わらず、内容が気になってしかたなかった身としては)、めちゃくちゃ面白かったです。
宮部さんの本は初めてなのですが、最初から最後まで「飽きる」箇所のない、素晴らしい文章を書く人だなぁと感動しっぱなしでした。
個人的に好きなのは、城の中での話よりもオープニングでのトクサの村です。
ゲームでは、そこをすっ飛ばしていきなり霧の城に向かうので、イコを取り巻く村人の葛藤や悲しみを描いてくれたのは嬉しかったです。
「なるほどーーっ! (@▽@)」みたいな。
覚えなければいけない複雑な世界観などは特にないので、ゲームを遊んだ事のない人や知らない人でも、普通のファンタジー小説として楽しめるのではないかなと思います。
手に取る機会がありましたなら、ぜひぜひどうぞ☆ (^▽^)/