管理者

　私も今回の熊本地震で震度６等を体験した者です。

　初回の地震発生の2016年４月14日の午後9時26分以後、各報道機関を通じた情報しか得れていない状況です。
　それでも、停電・断水が全くではないでしょが、殆ど聞かない地域におりますので、その情報を獲れるだけでもいいことなのですが。

　被災者の方、また今の時点では被災者そのものでは無くともその予備軍にある方が、今、身近な明日、そしてこれから先のことを考えるにしても、一つに偏った限定的な報道が多く、震源地の市町村に隣接する市町村における状況を文字放送で、

　例えば「○○販売店：〇時まで営業・○○店・△△店・□□店・・・」というような情報ばかりで、
ではそこに向かうならば、Ａ市からならば、国道３号線からどこで県道○○号（○○線）が道路状態（崩落していない・亀裂がなく行きやすい・渋滞がひどい等など）の情報が無い為に、動き（移動し）たくとも簡単に向かうことができたでしょうか？
　また、１昼夜車中泊してでも、この道路を使えば隣接市町村の避難所（自主避難先程度で済んでいる所など）へ行けるというような判断が可能だったでしょうか？
　今日現在においても地震が頻発しており、木曜（4/21）あたりは雨だとか言われておりますが、
その度に土砂災害や斜面崩落でさっき、まで使えていた道路が使えなくなった、ギリギリ使えそうだけども予防的に通行止めが入ったなどのその時その時で、熊本県でも特に県北部域に少しでも楽に過ごせる為の生きた情報はどれだけ収集できましたか？
　
　私も今では本震と言われる１６日以後から毎日ネットを検索したのですが、県外からの一方通行的な情報の提供はありますが、例えば物資が○○県から発送された・○○市で何名受入れ出来るという様な情報であって、被災地の状況（道路として使えるルート情報・特定のお店の陳列内容やそれらの在庫状況というような情報など）を一番把握しているのは当の被災者であって、その被災者同士が大きく情報を交換し会え共有して情報を活かす事が出来るような場所はネットにどの位数あったのでしょうか？
（元々ネットサーフィンはしないので、単に不慣れなだけなのかもしれませんが。）

　熊本県域の人達が、自身で得た情報（生活・避難ルートなど）と周りの人が自身で得た情報を合わせた一つの情報としてどれだけ活用出来る情報に作り上げていくことが重要だと感じるのです。

　おそらく小集団の中では活かせても、その他の近隣地域の生きた情報を得れていないために、それぞれが孤立した状況では、ないのでしょうか？

　Ａ町内という中に身を置かれている一人一人の身を持って得たできる限り情報を、Ｂ町内という隣接地のどなたかの生きた情報とか一つに結びつけば、
ＡとＢは、より大きな集団としての協力や、お互いが今持っている物品について、ＡとＢとでは、必要としている面で考えたら全く逆であることが判れば
交換ができたり、
　また、この隣接し合うＡとＢが一つになればＣ市となり、隣接する市町村Ｄとの生きた今ある情報を繋ぐことができたら、より大きく環境を変えたり、今ある自分たちが取れる次の手段を見つけることができたりなど、
　情報を持ち寄れる場所があればと思い探し続けてきたのですが、なかなかその様な今被災している者だからこそ、解る情報（通れる道路状況や案外近くに食材を分けてくれる施設があることを知ることができたり、物資が滞っている今の被災者としての立場であっても、それを少しでも自分たちで改善できる為の情報が、現状、携帯をメインとしたSNS（ツイッター系？）による一個人対一個人という情報環境が主たる情報ツールではないでしょうか？
　当たっているのであれば、この個人個人が携帯で既に得れている情報は凄い価値がありますが、ただそれが結びつき大きな一つの正確な情報に変われば、より一層被災者と支援を行われている方との間におけるとても大きな有益情報に変化できると考えます。
　この様になかなか活かすことが出来ていなかった一つ一つのほんの小さな情報が大きな有益情報へと変化させなければならないと思います。

　
　その為にも、今回この様な被災者同士が得た情報を交換し合うことが生きた情報の宝庫となり、積極的に支援活動をなされている方、又、したいが、被災地の実態・道路状況が解らない為、何を出来るのかだ解らないばかりに動きたくとも動けな方々も沢山いらっしゃる様です。
（ネットやテレビ情報ですが。）

　ですから、生きた情報が近隣県の方々の目にとまり、被災地の実態を現した情報が伝わるようになれば、県外との連携もはかれ、また、これが行政の目に留まれば、生の情報として、支援物資の安定的な輸送路の確保が可能になったり、
　被災者の年齢構成・性別・患者予備軍などの把握もしやすくなれば、避難所別の細かな物資の支給や環境改善の必要な内容等も、より一層把握してもらい易くなってくれば、今の状況をより早く脱することが出来るのではないのかと強く思いました。


　この様な、熊本地震の被災者予備軍の者として、被災者（予備軍も含む）側からの生きた情報の交換掲示板を一時的（短期？長期？不明です。）に設けることといたしました。
　
　
　何卒、被災地にいる者として、またそこで住んできた者としてしか得れない生きた情報を掲載されてください。

皆様の思いが大きな形になる事を祈念するばかりです。
　

[1]2016年04月20日 (水) 04時09分