| カオスドラマ |
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「 Song♪: 『 すばらしいせかい 』 / 神山羊&YOSUKE from SPYAIR 」
[1698452]「 幻のような現実(いま)を照らしながら―――― 」
[1698451]「 そんな幻想的な光景がこれからもずっと続くことを願って、夜はまた明ける 」
[1698450]「 それは今もこれからもきっと変わらない。 」
[1698449]「 人の願った数だけ、星々が夜空の中で輝いている。 」
[1698448]「 フレイミス「 あ あ っ 」
[1698447]「 クロノラ「…… ? (自覚がないのか、フレイミスの語る言葉の真意をいまいち掴めなかったように首を何度も傾げる。だが…)……そうなんだ… じゃあ、『 約束 』だよ…っ! 」
[1698446]「 フレイミス「ッハハ、んなわけねェだろ。願いが一つ叶ったなら…また違うことを願えばいいだけさ。それにな……俺の"願い"を叶えてくれたのは、他でもないお前のお陰なんだ。だから…今度はさ…俺がクロノラの"願い"を叶えてやりたい。でなきゃフェアじゃねえだろ? 」
[1698445]「 クロノス「えーーーーっ!?じ、じゃあ…!もう幻影の巨塔には登らないの……? 」
[1698444]「 フレイミス「―――――……悪ぃ、もう叶っちまった。 」
[1698443]「 夜空を仰ぐ少年の脳裏に思い浮かぶ、そんなに遠くない記憶。 幻影の王との最後の戦いの中で、既に出会った"願い"が…今も鮮明に描かれている―――― 」
[1698442]「 フレイミス「……俺の"願い"か…―――――― 」
[1698441]「 クロノラ「ねえ?フレイミスの"願い"って…なに?ほらっ、私だってちゃんと教えたから…教えてくれないのはフェアじゃないよ…? 」
[1698440]「 クロノラ「うん…!届きそうなほどに近くて大きく見えるような星が…きっと私たちを待っている。 その時の私たちも…今よりずっとたくさん輝いていると思う。 」
[1698439]「 フレイミス「………(白にも黒にもなり切れぬ灰色の意思を宿した老人が語っていた言葉を思い出す)………綺麗な星空だな。けど、きっともっと頂上(うえ)へ行けば…――― 」
[1698438]「 クロノラ「お礼を言いたいのはこっちだよ。みんなのお陰で…今の『 私 』がいる。エリノラとは違う世界を見せてくれた…クロノラとしての私を受け入れてくれた…みんなが… 」
[1698437]「 フレイミス「……そうだな…。そう言ってくれる奴がいるんなら…前を向いて生きていこうって気持ちに不思議とさせられるもんだよな。………ありがとな、クロノラ。 」
[1698436]「 クロノラ「でも……私にとっては、フレイミスやみんなが…星のような輝きだよ。たとえ、その命を燃やし尽くしてお空に登ってしまうことになってしまっても……生きている今が一番輝いている。真っ暗な悪夢に閉じ込められていた私を救ってくれたみたいに……その輝きを必要としている人が、きっとこの世界にはたくさんいるんだよ。 」
[1698435]「 フレイミス「悪くない響きだ。(少女の励ましに思わずッハ、と白い歯を覗かせる) 」
[1698434]「 クロノラ「ふふん、ときめいちゃった? 」
[1698433]「 フレイミス「……詩人っぽいことを言うんだな。 」
[1698432]「 クロノラ「……きっと…おじいちゃんはあの綺麗な星になって輝いているんだよ。泣きそうで、俯きたくなるような暗い道を…あんなにも明るく照らしてくれるように…いつまでもみんなをお空から見守ってくれてるんだって…私はそう思いたいな。 」
[1698431]「 フレイミス「………綺麗だな…(俯きかけたその顔が夜空に釘付けにされていくように…寂寥に囚われていた瞳に輝きが戻っていくような気がした) 」
[1698430]「 クロノラ「……ううん……(いつになく静寂したフレイミスの横顔にどういう言葉を続けようか悩むように目を伏せるが…)……ねえ、見て…!(偶然見上げた夜空。そこには幾万の星々が煌いている。少女の瞳を埋め尽くさんほどの煌きが) 」
[1698429]「 フレイミス「―――………ありがとな…一緒に弔ってくれて。 」
[1698428]「 フレイミス&クロノラ『――――――――(そして少年少女は二人並んで墓標を前に胸元に手を添え、目を瞑る。長いようで短い時間を、二人は黙祷を捧げる――――)』 」
[1698427]「 フレイミス「ああ……その方が「じっちゃん」もきっと喜ぶぜ。 」
[1698426]「 クロノラ「…………そう…なんだ…… ねえ、一緒に黙祷を捧げても、いいかな…? 」
[1698425]「 フレイミス「……ああ… いろんなもんを教えてくれたんだ… 」
[1698424]「 クロノラ「―――― あっ、フレイミス (みんなから一人離れていったフレイミスを探していたのか、黒髪の少女が彼を見つけて歩み寄っていく)……?大切な人……?(少なくとも自分には面識はないが、あのフレイミスが前にしている墓標に、小首を傾げる) 」
[1698423]「 フレイミス「―――――――(その墓の前に跪き、白いケイトウの花を捧げる。その花言葉は「感謝」。束の間の出会いの中でたくさんの大切なことを教えてくれた老人への感謝の気持ちを告げるように、遺灰の埋められた墓標へとそっと添えた) 」
[1698422]「 『 ジュウ・ハトバネ 』―――― その名を刻む墓標が、静かに建っていた 」
[1698421]「 ツグリ村から離れた川の畔。明かりひとつないこの場所を、今は夜空に浮かぶ星々や三日月が明るく照らしている。カエルの鳴き声と、川のせせらぎだけが静寂に彩を齎す憩いの地。そこに人工的に建てられたであろう岩があった。そこには―――― 」
[1698420]「 Song♪:Her Dream | English Cover | Punishing Gray Raven 」
[1698419]「 その頃――――― 」
[1698418]「 村野さやか「……あれ…?そういえば…フレイミスさんとクロノラさんは……?(お代わりをよそっている最中に当りを振り返るが―――) 」
[1698417]「 虹夏ママン「(えっなにこの…えっ、なに……???)(横三人を見て変な汗が流れる) 」
[1698416]「 キタちゃんBLACK「死ぬ王様、サイコー! 」
[1698415]「 ヤマダのリョウさん「考えさせられました(棒読み) 」
[1698414]「 ぼっちちゃん「感動しました 」