カオスドラマ |
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[1682020] 「 マルルク「ボクもここに残って、患者さんたちの治療に、石森さんと一緒に「こちらの方」の様子を見守ります…!みなさん、お気をつけて…! 」
[1682019] 「 ナナチ「んなぁ~…!オイラたちも出撃準備完了だぜぇ~!万が一に備えての緊急キットもあるしなぁ~!おっさん、いつでもいけるぜぇ~!(自身の背丈の三倍もあるバックパックを軽々と背負って意気揚々と身構えている) 」
[1682018] 「 石森里奈「私はここで、「この子」の精神バイタルに異常が発生しないか見守ることにするわ。さあ、DCミニを装着したらここへ横になって… (そう言うと簡易ベッドへ「あなた」を促す) 」
[1682017] 「 あなた「……!(わかった、とメディの警告を肝に銘じて強く頷いてDCミニを受け取った) 」
[1682016] 「 メディ「ですが…一つ問題がございまして… 石森様も仰っていたように、夢の世界というのは不確定要素の強い、実に不安定な空間です。予期せぬ事態が起こる可能性が極めて高いにもかかわらず、「メディⅡ」はナビゲートに特化することが限界で、戦闘スペックの一切は完全オミットされております。DCミニの保存領域のキャパオーバーという関係もございますが…不測の事態が起きた際には、極力戦闘を避けように推奨いたします。 」
[1682015] 「 メディ「―――――お待たせいたしました、主様。どうぞ、こちらを。(そう言いうと、「あなた」に差し出したのは…石森から拝借したDCミニの一基だった) 石森様の許可をいただきまして、こちらに私の全データをコピーした自立型サポートAI…名付けて、『 メディⅡ 』がインストールされております。きっと夢の世界へダイブしても、あちらの空間で実体化されて主様のサポートをしてくれます。 」
[1682014] 「 BGM♪:ダンボール戦機W 輝く新風の鼓動 1時間 1hour extended 」
[1682013] 「 そして、数分後――― 」
[1682012] 「 『 『 『 『 ラ ジ ャ ー ! ! ! 』 』 』 』 」
[1682011] 「 木野薫「ほう、ヒューマギアだったか。ナノマシン相手なら相応の対策もお手の物というわけか。────各々準備をすませるんだ。できうるのならすぐにでも行きたい。これは手術同様一刻も争う事態なのだ。 」
[1682010] 「 ヤブ「今こそ、イドフロントを、ぶっ壊ぁすッ!!!この俺が切開手術であのどてっぱらに風穴開けてやるぜェ~~~~~!!! 」
[1682009] 「 メディ「しかし、私はヒューマギア…夢を見ることはおろか、睡眠することは出来ません。なので主様、少しだけお時間をください。夢の世界でも主様を一人にしないように、私自ら「サポートAI」を構築しますので。言わば、私の分身体と思っていただければ。本体と分身に別れ、夢と現実…それぞれの世界の進捗場を、私メディが架け橋となって皆様に伝達いたします。なので…私も、医師団の皆様に同行いたします。自分の招いた不始末は、自分で拭わなければなりませんからね。 」
[1682008] 「 KMR「気は進みませんが先輩や師範を救う方法はそれくらいしかなさそうですね…しかし…しかしうーん… 」
[1682007] 「 ナナチ「だったら…!だったらオイラとおっさんたち医師団のみんなで、もっかいイドフロント攻略作戦に臨もうぜぇ~!幸いオイラたちは地の利がある!有害物質は厄介だが、それの回避ルートは既に頭に叩き込んであるしなぁ~…!おっさんもそれでいいだろ? 」
[1682006] 「 あなた「……!(メディの意見に同調するように強かに頷く) 」
[1682005] 「 メディ「……!(木野の発言を受けて背筋を伸ばす)……把握いたしました。であれば、「夢」と「現実」…双方の世界で連携して動く必要性がありますね。我々は、そのDCミニを使って…ナノマシンによって「夢の国」に捕らわれた皆様の救出に向かいます。主様、いかがいたしましょう? 」
[1682004] 「 木野薫「────ハァ(石森のはなしを聞き、それぞれの視線を向けられる中、事の大きさにため息を漏らす)それでも危険に突っ込むのは俺の役割だ。しかし、俺の専門は『外科』だ。精神に関しては多少のものでしかない。────人手がいる。(それぞれの思いを受け止めるように強い視線を向け頷いた) 」
[1682003] 「 マルルク「あ、あのっ……木野さん…… ボクは、薬草を集めることくらいしかできない臆病者ですけど…でも、ここにいるみなさんを救いたいって気持ちは本気なんです…!どうか…どうか、一人で無茶しないで……ボクたちのことも、頼ってください……!お願いします…っ…… 」
[1682002] 「 ハゲ「じゃあMURやAKYS先生も救えるってことか! 」
[1682001] 「 ナナチ「おっさん!オイラも…オイラたちも!おっさんの役に立ちてえんだ!協力させてくれよ…オイラの故郷なんだ、オイラ自身で取り戻してえんだよ…!(木野の右足にしがみ付き、懇願するような眼差しを向ける) 」
[1682000] 「 石森里奈「……木野さん、貴女のことは十分に理解しているわ。誰にも頼りたくないことだって。だけど…今回ばかりは、一人ではどうしようもないの。ここにいる患者たちも、巻き込まれてしまった子たちも、みんな…あなたの「命」ひとつで救えるものではないわ。どうか受け止めてほしいわ… 」
[1681999] 「 石森里奈「夢の国に呑まれてしまった「通常の夢」は、夢の国の大元を破壊することでリンクは切断され、巻き込まれてしまった遠方の本人たちはそのまま目を覚ますはずよ。大元はきっと、イドフロント最深部にあるメインサーバーね… だから、まずはドリムエルの被害を受けた人たちの「意識」の回収を終えた直後に、メインサーバーを破壊すれば…巻き込まれた人々を開放しつつ、奴らの計画を弾圧することができると、私は予測しているわ。 」
[1681998] 「 石森里奈「気づいたようね。そう、夢の国に捕らわれた人たちを救出する方法はただ一つ、このDCミニを使って直接夢の世界へフルダイブし、彼らの「意識」を連れ戻すことよ。夢の国は、言わば電脳世界のようなもの…故に意識はデータ化されているから、DCミニで回収した「意識」を、直接本人たちにデバイスを装着してあげることで「意識」は戻るわ。少し遠回りな方法にはなるけれど、現状はこれしかない。だけどこれは、あくまでナノマシン「ドリムエル」が原因である場合の話よ。 」
[1681997] 「 メディ「……ひょっとして、夢の国に捕らわれてしまった皆様を救う手段というのは―――――(KMRの台詞をヒントに、里奈の方へ視線を戻す) 」
[1681996] 「 医者A「…………(それぞれが危機感を募らせる中、この中年の男ひとりがやさぐれたような雰囲気で聞いていた。夢の国。それに対して嫌悪を抱いているのか、それとも呆れているのか) 」
[1681995] 「 KMR「夢の国…意識は肉体を離れて…?それじゃあやっぱり僕たち以外はみんな夢の中に囚われて…(彼らの話を聞きながら、考え込んで)…でも待ってください、「出国」…自分から入っていった分には入国も出国も自由ということは… 」
[1681994] 「 ヤブ「ああ、とんでもなくヤベェぜこりゃあよお…!!要は寝落ちしなければ今は助かるが、不眠症でどうこう出来る問題でもねェーッ!24時間365日眠らずにいたら俺の頭皮も栄養失調でハゲ散らかしてしまう…ッ!!いやだーーーーーーーーーーーーー!(>>> ち い ヤ ブ <<<) 」
[1681993] 「 マルルク「そんな…っ……!?そ、そんな怖いことが起こるなんて……ボク、もう眠られなくなっちゃいそうです…… 」
[1681992] 「 石森里奈「…もう一度言うわね。黎明卿の手に落ちてしまった貴方たちの仲間は、肉体は現時点では無事でも、意識そのものは夢に連れ去られている。だけど、"夢というのは曖昧な存在"。それが"悪夢"という形で人間の精神を蝕むように、「夢の国」で起きる悲劇は人体にも多大な影響を及ぼしかねない。最悪…肉体は本当に死滅してしまい、意識だけが夢の中に置き去りにされてしまう結末にもなりかねないのよ。 」
[1681991] 「 石森里奈「DCミニは、いつか人々を救う"夢"の機械となることを目指して開発を進めてきました。ですがそのセーフティを外され、「夢の泉」と共に悪用されてしまっている今…私も開発者として、彼の横行を見過ごすことは出来ないわ。 」
[1681990] 「 クサイハゲ「後神と死神代行とおじさんもいないぜ…俺ら残してみんな死んじまったってのか!? 」
[1681989] 「 メディ「……なるほど…そういうことだったのですね…。石森様、ありがとうございます。『夢』を利用した壮大な掌握… それに、無関係な孤児たちや罪もない人々や動物までもが巻き込まれていると知った以上、やはり、看過できぬ事態です。それに…その「夢の国」に捕らわれてしまった皆様を助ける方法が、通常ではどうしようもないことも…難題ですね… 」
[1681988] 「 あなた「……?!(事態がとんでもない方向に進んでいることを知り、驚いたように思わず前のめりになる) 」
[1681987] 「 石森里奈「ふわふわ君(ナナチ)、キミの言う通りよ。イドフロントが「夢の泉」を独占しているのは、「夢の国」の基盤を形作る為。それを最初は子どもたちの「夢」で肉付けし…やがてはこの「願いの谷」を越えて、少しずつ夢空間の規模を拡大化しているの。このままでは、世界中の全人類が植物状態に陥ってしまうわ…! 」
[1681986] 「 ナナチ「んなぁー…んだよそれ…ッ……!じ、じゃあ…あいつらが「夢の泉」を利用して行っているのはその研究の為……夢の泉の効力があれば、「夢」で生命を支配することだって容易いはずだ…!そういう、ことだったのかよ…っ……! 」
[1681985] 「 石森里奈「そう…「夢の国」が拡大化し、他所の人々の夢と繋がることで…やがて世界中の人々が植物状態となり、覚醒しなくなる。黎明卿の狙いは、この世界中にいる全人類を「夢の国」へと誘い、その独自の夢空間に閉じ込めること。こうすることで"現実は夢となり、夢は現実"となる。現実と夢の境界線を消失させ、誰もが夢見た幸せな世界を構築する… それが、研究団体が目指す壮大な計画よ…! 」
[1681984] 「 石森里奈「そうなるとどうなるか…先も言ったように、「夢の国」に入るには通常の睡眠では不可能で、DCミニがなければ入国も出国もできない。つまり、夢の国側から通常睡眠下で発生する夢とリンクした時…本来の夢は「夢の国」の規模に呑まれてしまう。こうなってしまうと、DCミニを装着していない人間が永久的に目を覚ますことなく「夢の国」を漂う羽目となるわ…! 」
[1681983] 「 石森里奈「このDCミニを使えば、通常の睡眠では入ることができない、研究団体が構築した独自の夢の世界… 通称、『 夢の国《ワンダーランド》 』へのフルダイブするが可能。そしてその「夢の国《ワンダーランド》」は、最初はイドフロントに拉致された孤児たちが見る「夢」から形成されたことで誕生したものなの。何故なら、子どもの夢は壮大だから… その「夢」が肥大化し、やがて夢の国の範疇を越えて… 他所の人々の夢の世界と繋がり…彼らを夢の国のテリトリーに誘い込んでしまう。 」
[1681982] 「 マルルク「ゆ、夢の世界を覗き込むことができるなんて……まさに、"夢"みたいな装置ですね…♪ 」
[1681981] 「 石森里奈「このDCミニを通じて「夢」を共有することで悪夢の原因を探り、患者を治療するサイコセラピーとして私が開発したものなのだけど、まだ未完成でね… だけど内部構造は後に黎明卿に改造を施されてしまい、初期構想段階としようが若干異なり始めているの。私が持っているのは、その改造が施される前のプロトタイプ…だからこれには、イドフロントからの制御権が通用しないわ。 」