カオスドラマ |
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[1682226] 「 「穴」だ。そこには「穴」が在る。しかしなにが「穴」を「穴」たらしめているのか、その由縁を知る者はいない。"不在"によって"存在"があるように、その「穴」の定型を規定している何かがあることは確かだが、"存在"を無であれば"不在"なんてものは最初からありはしない。それはドーナツの「穴」のように――――― 」
[1682225] 「 BGM♪:Bluebird of Misfortune 」
[1682224] 「 ― 夢の国《ワンダーランド》・ドーナツホール ― 」
[1682223] 「 * * * * * 」
[1682222] 「 ――――――― 『 夢 』を見続けるために 現実(いま)を生きているんだからさ 」
[1682221] 「 近江彼方「…………(そんな幸せな「家族」を遠くから微笑ましそうに見つめていた)………そう、これはぜんぶ「夢」だから。せめて夢の中でくらい「夢」を見たっていいじゃないか。彼方ちゃんたちは…そうやって……――――― 」
[1682220] 「 ヒロ「(………兄、か………そうやって呼ばれるのはいつ以来だろうか………) 」
[1682219] 「 ヒロ「あ、あぁ……俺がお兄ちゃんだ……! 」
[1682218] 「 天王寺璃奈「……「お兄ちゃん」…みんな…… 私、今……すごく、幸せだよ……♪ (無表情な少女の口元が、微かに緩んだ。心の底から本当の幸せを…願っても叶わなかった「夢」を叶えた嬉しさを、静かに噛み締めていた――――) 」
[1682217] 「 エースバーン「………んまあでも…誰かに飼われるっても…悪い気はしねえな……(その昔、信頼していたトレーナーに捨てられた過去があるからこそ、どういう形であれ大切にされているという今のような状況を、自分自身も望んでいたのだろう。まんざらでもなさそうにホク笑むと、横になったままカレーを食べ始めた) 」
[1682216] 「 ベール「ったーくしょうがないねえ!お姉ちゃんんが二人まとめて面倒見てやんよ…♪(そういってヒロと璃奈の二人の肩へそれぞれ手を回してニシシと笑った)………(…シントリー……こんなあたしにも、可愛い弟妹ができたんだ。貴女を幸せにしてあげられなかった分……今度は、この子たちを……)(そんな二人を、普段魅せることのない穏やかな眼差しで密かに見守っていた―――) 」
[1682215] 「 ヒカリ「ロマンチックな事じゃない、璃奈。ほぉら、「お兄ちゃん」もちゃんと答えてあげないとだめじゃない?(ヒロへウィンクを飛ばす) 」
[1682214] 「 ホムラ「ふふっ…♪いいんじゃないかしら…?幸せな家庭を築くことは、私にとっても「夢」でしたから…♪(後ろからヒロの両肩にそっと手を添えて、璃奈へと促した) 」
[1682213] 「 ヒロ「っ!?(璃奈を見て一瞬たじろいだ表情を見せる)………璃奈ちゃ……ん……? 」
[1682212] 「 少女の呼び声が、青年の脳の奥底に閉じ込められた遠い遠い記憶の彼方にまで届く。その昔、まだ生きていた「妹」の姿が、目の前の少女の顔と声に、確かに重なったのだった――――――― 」
[1682211] 「 天王寺璃奈「――――――――― " お兄ちゃん " ――――――――― 」
[1682210] 「 天王寺璃奈「(そんな少女は、ただでさえ幼い顔に付け加えるように…幼稚園児が着用するようなスモックに服装が変わっていた。純粋無垢で、天真爛漫。そんな少女は目の前で困惑するヒロに対し、上目づかいでそっと迫った――――――) 」
[1682209] 「 ヒロ「……こ、これ、は……!? 」
[1682208] 「 エースバーン「っておい!!俺はペットかよ!!(「らびぃ」の拙い文字で書かれたネームプレートのある小屋で兎座りしているのは、なんとも愛嬌のある「ペット」。餌としてカレーが備えられている) 」
[1682207] 「 ベール「どけッ!!!あたしがお姉ちゃんだぞ!!!!(パン…ではなく、札束を加えた女子高生の制服を着込んだ少しやんちゃな「姉」がいて――――) 」
[1682206] 「 ヒカリ「 ふ ぇ っ ? (デザートを食す手は変わらずとも、その姿はきっちりとしたフォーマルなスーツを着た「父親」に―――) 」
[1682205] 「 ホムラ「わっ……こ、これは……!?(エプロン姿にフライパンとお玉を握った姿は、宛ら「母親」のように―――) 」
[1682204] 「 少女の胸の中に閉ざされていた切実なる願いが実現するかのように、そこにいた全員の姿が煙に覆われ、服装が変わった―――――― 」
[1682203] 「 天王寺璃奈「――――――――――――――― みんなで、「家族」になろうよ 」
[1682202] 「 天王寺璃奈「だから……ヒロさん、みんな……!ひとつだけ……ひとつだけ、ほんの少しの間だけでいいの。私のお願い…聞いてほしいんだ……―――――― 」
[1682201] 「 天王寺璃奈「学校で友達がいなかった私に、愛さんが背中を押してくれたから…友達もたくさんできたし、スクールアイドルにだってなれた。私にとっては、同好会のみんなは「家族」みたいなもの……だけど…それでも、愛さんたちにもちゃんと家族がいるんだと思うと、やっぱりどこかで自分と比べていることがあるんだ…。だから…私も、欲しかったんだ…「本当の家族」のような温かさ……「家族」と、ちゃんと"繋がっている"んだってことを。 」
[1682200] 「 天王寺璃奈「…私の両親…いつも家を空けていて、自宅じゃいつも私一人ぼっち。ゲームが大好きなのも…本当はそんな寂しさを紛らわす為にはじめたのがきっかけで…今じゃゲームをしている時は楽しいなって気持ちになれるようになったの。でも…家に帰って「ただいま」って言うたびに、コンビニのお弁当を食べる時に「いただきます」って言うたびに…時々、心がきゅっと切なくなる時があるんだ…。 」
[1682199] 「 ヒロ「…………家族との、繋がり………?こ、この場面でそれを言うってことは……!?(状況を見て何となく察しがついた) 」
[1682198] 「 BGM♪: 0:01 / 1:56 想い、花ひらく時 」
[1682197] 「 天王寺璃奈「……ヒロさん……実は…わたし、ね……―――――――――――― 「 家族 」との"つながり"が欲しかったんだ 」
[1682196] 「 天王寺璃奈「…………(各々が「夢」を叶える中で、感情を表に出すことができない少女は胸元で拳をぎゅっと握った。もし……もしも本当に、願いが叶うのなら… これが「夢」ならば… 夢の中だから許されることならば… そう自分に何度も言い聞かせ、異を決したかのように頭を上げた) 」
[1682195] 「 ヒロ「これが夢の世界か………!?(願いを叶えていく面々を見て) 」
[1682194] 「 天王寺璃奈「そう、だよね……でも………!?(ヒロにそう言いかけた時、仲間たちが次々と「夢」を叶えていく不思議な光景に目を疑った)……す、すごい……っ… 彼方さんの言ってた通り……思い描いたことが、すぐに叶っちゃうんだ……〖*゜o゜*〗(唖然と立ち尽くして彼女たちを見つめていた) 」
[1682193] 「 ベール「なんだと!!??じゃああたしは大富豪になりたい!!!!!!!!!(ドンッ!!!!!と空から札束の滝が流れ出して禁欲の波に(物理的に)呑み込まれてしまう) I'll be back―――――(札束に埋もれたままサムズアップを覗かせた) 」
[1682192] 「 ヒカリ「嘘でしょう!?じ、じゃあ…!じゃあ…たくさんのスイーツを食べたい!!それから、どれだけ食べても太らないように!!(いたたまれず大声でそう叫ぶと…)……!?(ふと背後へ振り返るとそこには、ビュッフェ式の大型テーブルに色とりどりのデザートが並んでいた)……夢じゃないわよね…?あっ…そっかこれ「夢」だったんだった… ええいこの際 夢でも何でもなんでもいいわ!ずっと我慢していたデザート解禁しちゃうわよー♪(はしたなく下を出しながら目の前のケーキに手を伸ばす)んんんんんん~~~~~~♪♪♪ しあわせぇ~~~~~~~♪ (今にも昇天しそうなほどに、いつもの凛とした雰囲気が破顔してしまう) 」
[1682191] 「 ヒロ「そんなんじゃねえええ!!(ベールに叫び返す)うぉっ、またなー(彼方の様子を見て)ん、どう思うって…そうだなぁ、なんか、まだ実感が湧かないってか… 」
[1682190] 「 ホムラ「まあ…!本当ですか…!?そ、それじゃあ……(ひと、目の前にある琥珀色の海に視線を落とすと、指先に火を灯した)………どうか、灯火が海水で消えませんように……――――― ス (そう願いながら海面に火を近づける。すると…)………!(手首まで浸かった海水の中で、指先の火は何一つ揺れることなく静かに燃え続けている…そんな願った通りのことが起きていた) 」
[1682189] 「 はらぺこあおむし「(ハロウィンの社長に大出世して渋〇谷で大乱闘パーティを開催し豪遊している) 」
[1682188] 「 エースバーン「おーーーーい!すげえぞここ!(それから、彼方と入れ違いになるように一同のもとへ駆け寄ってくる)今さっきさ!?「腹減ったなぁ……ガラルのカレーが食いてえなあ…」って独り言を呟いたらよ……そしたよお…!!じゃーーーん!(とびきり盛られたカレーライスを見せつけるように取り出した) 出てきたんだよ…!カレーが!!しかもちゃんと俺の故郷の味だ…!願ったことがすぐに叶ってよお…なんなんだよここはよぉ……ンッチャンッチャ…(そのままカレーを口の中へとがつがつ入れ込んでいく) 」
[1682187] 「 天王寺璃奈「わっ……♪〖*゜▿゜*〗(彼方に撫でられて喜びを表す璃奈ちゃんボードを抱えた)……うん、またね…〖 ゜▿゜ ;〗(すごい態勢で行くなぁ……)(ナメクジのように去っていく彼方を神妙な眼差しで見送る)……「夢」か……ヒロさんは、どう思う…? 」