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[138] 深夜アニメの状況
菊地研一郎
- 2009/01/29(木) 10:53 -
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初めに数えてみたら圧倒的な量に絶望した
http://lain.gr.jp/ のデータベースで十年ごとのTVアニメ数を大雑把にカウントしたら、軽く泣きが入りそうになりました。
1999~2008 1200 1989~1998 500 1979~1988 150
5年間で区切ると
2004~2008 800(プリキュア)、 1998~2003 400(どれみ) 1993~1998 300(エヴァ前後) 1988~1993 200(セラムン、スラムダンク)
秋水さんが「エヴァ前夜はアニメ史的空白だったか?」で1985~1995からピックアップした表を作成してましたが、それ以降も同じメソッドで通すのは無茶ですね。
とりあえず、クール数を考慮しての再カウントかな。タイトル数は倍増したが、総時間数の伸びはもう少し穏やかと予測される。
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[140]
「1999年の深夜アニメ」説明
菊地研一郎
- 2009/01/29(木) 11:08 -
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・全36と多そうに見えるが、TBSのワンダフル内アニメが11、WOWOWが12(「アニメコンプレックス2」は一本15分×3)。
・『星界の紋章』はシリーズ化した。川澄綾子の初期作品。前年が『イニD』なつき、『アウトロースター』メルフィナ。
・『南海奇皇』。仙台エリの初期作品
・『ToHeart』『くるみ』。高橋ナオヒト&千羽由利子のはしり。
・『くるみ』のOPのベタなアイドルソングっぷりと、『D4』のEDのナンセンスドリルソングは忘れがたい。
・『エンジェルリンクス』、「柚木涼香」の初期作品
・『デュアル』『くるみ』、田中理恵の初期作品
・『デュアル!』『リスキー☆セフティ』『今、そこにいる僕』。黒田洋介&倉田英之、スタジオオルフェの2人。ますなりこうじ。
・このころは丹下桜と小西寛子がいた。
・PCはWin98SEの頃か。
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[144]
「2000年の深夜アニメ」説明
菊地研一郎
- 2009/01/29(木) 11:13 -
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・WOWOWの多さと、テレ東の少なさに驚かせる。WOWOW全盛時代と呼ぼうか。
・NHK-BS2「衛星アニメ劇場」の扱いに困る。児童向けメイン、たまにマニア系。まぁ、NHKのアニメは昔からそうだが…
・「ブギーポップは笑わない Boogiepop Phantom 」第一話は能登麻美子の最初期作品
・「はじめの一歩」。鷹村が小山力也。のちの力ちゃん人気を誰が予想できたであろうか
・民放の深夜アニメ模索期なので、割とマジメ路線。
・2000年9月『AIR』発売。人生は始まったばかりであった
・2000年12月、コミケで『月姫』発売(8月に「半月版」)。ちなみにオレは初版を会場で買った一人なのサ。これが列のなかった最後のTYPE-MOONであった。
・やはり、ここらへんに分岐点があると言わざるをえない。
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[145]
「2001年の深夜アニメ」説明
菊地研一郎
- 2009/01/29(木) 11:19 -
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・前年の25(WOWOW14)から41(WOWOW14)に増加。
・「NOIR ・・・・WOWOW 真下耕一」はミス。テレ東
・「新房昭之」「真下耕一」の特徴的な作風が、深夜アニメウォッチャーに知られ始めた。もっとも、両者とも昔からこういう作風だったが…
・ソウルテイカーからスピンアウトした小麦ちゃん。モモーイ!
・ハイビジョンが始まったのか、ビスタサイズやらCSやら、多様な模索期。
・「コスモウォーリアー零」「旋風の用心棒」「バビル2世」など、老害ものが。
・「まほろ」「ココロ図書館」「メイド隊」。萌えとしてのメイドが増えてきた。
・「NOIR」の後番組が「ココロ図書館」だった。「ココロ」の最終話で戦車が出てきたので、「NOIR」ファンが萌えていたのを思い出した。
・当時は、深夜でアニメが重なるということも少なかったように思う。実況スレでの連帯感を思い出す。
・そういえば、911の頃だった。影響あったかな?
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[146]
『フィギュア17 つばさ&ヒカル』について
菊地研一郎
- 2009/01/29(木) 11:21 -
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wikiの「フィギュア17 つばさ&ヒカル の項目「演出」に日常描写を論じている文があった。 ◆ 調べ直すまで忘れていたが、『フィギュア17 つばさ&ヒカル』の放映は、
アニメシアターX 月1回60分(正味46分) 2001年5月27日から2002年5月26日
ビデオ・DVDリリース 2001年9月25日から2002年9月25日まで
テレ東 週1回30分 2002年1月11日から2002年6月26日
という具合に、月イチ46分だった。
この変則的な放映形態が、日常描写の多い、ゆとり演出を可能にした原因のひとつだろう。
(5年も経つと忘れるなぁ…)
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[147]
入れ茶々補足
torov
- 2009/01/29(木) 11:29 -
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とりあえずこれまでのデータに類するものの中で わかっていることや修正・補足部分などについて。 「入れ知恵」+「茶々入れ」な感じで入れ茶々補足など。
「1999年の深夜アニメ」篇 >・『ToHeart』『くるみ』。高橋ナオヒト&千羽由利子のはしり。 ちなみに両作品とも和崎組。「キテレツ」や「チャチャ」作ってた スタジオぎゃろっぷ(当時)の和崎伸之が中心のチーム。 ついでに言うと『To Heart』の助監督だった人は学園ドラマの 名手と言われる村田和也で『くるみ』でも担当演出。近年では 『コードギアス』の学園ドラマパートの要所を一手に引き受けていた。
>・『エンジェルリンクス』、「柚木涼香」の初期作品 正確には「柚木涼香」となってからの初期作品。声優としては、 この前に「永椎あゆ美」名義で千葉繁や子安武人などと対等に 渡り合っていた変態コンボイシリーズこと「ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー」(ナビ子など)に関わっている。
「2000年の深夜アニメ」篇 >・WOWOWの多さと、テレ東の少なさに驚かせる。 いわゆる「テレ東コード」に嫌気がさされ(かつメインスポンサーの 一角だったタカラはお家騒動で混迷中)主にUHF方面への 拡散がはじまった頃。WOWOWは当時海部元首相の親戚(海部正樹)が アニメプロデューサーにいて、積極的にアニメをオンエアしていた。 (まあポニーキャニオンの仕掛け人が去り、WOWOWに資金が無くなった ところで、どちらも三下企業に成り下がるわけですが)
2001年の深夜アニメ 篇
>>05/08 (火) 26 オリ 男 単 ・ 学園戦記ムリョウ ・・・・ >BS1 佐藤竜雄オリジナル 「ムリョウ」もやはり「衛星アニメ劇場」でやっていたのだから (アートランドの石黒さんが何度も撤退したがってた『だだだ』の 後にやってましたね)BS2かと。一応当時の雑誌「MEGU」を 中心に『飛べ!イサミ』の出版スタッフが付いていたので、 滝沢ひろゆき(ちば・ぢろう)の作画がコミカライズされています。 (NHK出版)他に「シュガー」できれいなますみんとか書いてますが、 こっちはもっと真っ当なヒロインやっているし、パクロミがツンデレ やっているのも珍しい(さすがは音響にグレミー・トトな柏倉つとむが いるだけはあります)。 ますみんを含めた元ミューラス組(杉田智和、浅野真澄、小林由美子) の扱い方は巧みで、高橋美佳子を除いた主なメジャーどころの声優を 綺麗に配置してなお成長させている点ではすごい作品かと。
>>10/10 (水) 13 漫画 男 単 ・ Hellsing ・・・・フジ 割と不評 とだけあるけど少年画報社になるんだっけ?
あと、特にWOWOWノンスクルランブルのアニメはここを参考に するのもよろしいかと。 WOWOWノンスクルランブル歴代アニメリスト~♪ http://www.ctt.ne.jp/~ao-m/wowow_risuto.html
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[149]
WOWOWから深夜へ
管理人
- 2009/01/30(金) 02:49 -
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>WOWOWの多さと、テレ東の少なさに驚かせる。WOWOW全盛時代と呼ぼうか。
>民放の深夜アニメ模索期なので、割とマジメ路線
深夜アニメが増加したきっかけは、エヴァブーム当時、劇場版をまえにして放送された、深夜帯でのエヴァテレビシリーズ再放送の視聴率がよかったから、というのが一般的に言われていることです。
エヴァがアニメ界に与えた影響はいろいろと言われることですが、例えエヴァが出てこなくても、アニメファンの高年齢化にともなう市場の拡大ってことはありましたから、遅かれ早かれ、このような放送形態は確立されていただろうと思います。
で、2000年前後を振り返ると、現在の深夜アニメのようなスタンスで作品が放送されていたのは、WOWOWのノンスクランブル枠でした。 理由としては、当時、衛星放送は開始されてまもなく、加入者を増加させるキラーコンテンツとして、マニア層を意識したアニメを多数放送したと。
まあ、ビデオデッキやLDプレイヤー、はてはプレステなんかもそうでしたが、新たなデジタルコンテンツができるときって、真っ先に飛びつく消費者はオタクであるって不文律があるんで(いまのブルーレイもそう)、立ち上げ当時のWOWOWがオタクを取り込むためにアニメを放送したってのも歴史の必然だったような気がします。
が、ときが経つにつれ、オタ向けのアニメの放映枠は地上波深夜帯へとウェイトが移っていく。推測でしかありませんが、OVA衰退などの流れを勘案すると、アニメの放送本数が激増するなかで、ビジネスモデルとしての採算性やら競争力において、この時間帯の放送形態がもっとも宣伝効果や費用面でのパフォーマンスがよかったから、というのが理由としてあるんじゃないでしょうか。
テレビでの放映は、後のDVD販売のCMの意味があるというお決まりのビジネスモデル。 投稿動画サイト登場以後、放送直後に本編がアップされて、「これじゃDVDが売れねえ」とか文句を言うくせにこの放送形態をやめないのも、結局はそっちのほうがまだ商売としての採算性があるって判断が働くからで。
片や、クリエイターの視点で見ると、勃興期からゼロ年代はじめまでのCS、深夜といった新たな放送形態は、作品づくりの壮大な実験場という意識が強く、子供向けの時間帯では難しい冒険的な内容の作品も多数つくられたと。 (ナベシン監督のエクセルサーガが「へっぽこ実験アニメーション」なんてタイトルつけていたのがわかりやすい例)
いまでは、深夜アニメと言えばオタに媚びた萌えアニメや、浅い時間帯には堪えないマイナー原作がその代名詞(結○師とかね!)みたいになってしまっていますが、最初期にはあくまで「新たな表現の場」という可能性を多分に含んでいたんだと。 (これって、OVAが出てきたときと全く同じ思想で、しかも辿った歴史までそれをなぞっているのがやるせない…)
まあ、現在に至るまでにもそういう意識のもと作られている作品があるってことは認識しているところではあるんですけど。 (このへんの詳細は、「萌え系アニメの発展と拡散」にて)
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[152]
テレ東深夜枠は「テレコンワールド」が祖
菊地研一郎
- 2009/02/03(火) 19:46 -
MAIL
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ソースは新潮新書の『テレビ番外地―東京12チャンネルの奇跡』(http://www.shinchosha.co.jp/book/610288/)の「10 真夜中のセールスマン」から。著者の石光勝はテレ東の元編成局長、元常務。
テレ東の深夜枠(26時以降)の活用は「テレコン・ワールド」で始まった。三井物産の依頼で95年から開始。石光勝曰く、データから分析すると、当たるはずのない番組。しかし、結果は今は誰もが知っている通り大成功であった。分析がはずれていた理由は、単に前例がないからデータがなく、データがないから予想数値がゼロになっていただけであった。
また石光勝曰く、阪神大震災をうけて、TV放送24時間化(深夜にも緊急放送を流せる体制)が進んだという。『テレコン』はその最初期に位置しているらしい。まだ裏の枠では砂嵐や試験放送だったので、独占できたのだ。
残念ながら石光勝はこの本の中で深夜アニメには言及していない。
しかし、実質的に深夜アニメ第1号である『エルフを狩るものたち』(1996年10月3日~12月19日)が、「テレコン」の成功を受けて始まった企画であることは明らかであろう。
大きく見ると、電電公社の民営化(NTT)以来の<放送と通信の融合>という枠が取れる。00年代は「地デジ」化の推進中であり…というのが今の私が扱える限界。
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[153]
深夜の枠代
菊地研一郎
- 2009/02/07(土) 13:26 -
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まとめスレから。案外テレ東高いなという印象。
08年夏アニメ 月にかかる枠代 http://yunakiti.blog79.fc2.com/blog-entry-2197.html
(フジテレビ系ノイタミナ枠) 2150万円 西洋骨董洋菓子店
(テレビ東京系 深夜25:00以降) 2075万円 World Destruction 2075万円 夏目友人帳 2075万円 スレイヤーズREVOLUTION
(TBS 25:25~、他MBS・CBC) 1750万円 ひだまりスケッチ×365
(テレビ朝日 26:40~) 1350万円 魔法遣いに大切なこと ~夏のソラ~
(TOKYO MX 、他U局深夜) 1200万円 鉄腕バーディー DECODE 1075万円 セキレイ
(チバテレビ 、他U局深夜) *950万円薬師寺涼子の怪奇事件簿 *875万円 ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~ *750万円 一騎当千 Great Guardians
(テレ玉 他U局深夜) 1400万円 ストライクウィッチーズ *900万円 Mission-E *850万円 乃木坂春香の秘密 *725万円 恋姫†無双
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[160]
2000年代前半を振り返る
管理人
- 2009/09/12(土) 03:49 -
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長らく放置プレイしてましたが、ちょっとだけ書き足しでも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1
深夜アニメに関しては、上のまとめを読めばほとんど流れは網羅されてると思うんですが、この流れに個人的な所感をまじえて多少の色づけをしてみたいと思います。
http://www.tsundere.com/history/2000.html#midnight
上のリンクは2000年当初の深夜の年表になるんですが、ゼロ年代も終わろうという現在から振り返ると、萌え系にあたる作品群の少なさに驚かされます。 ど真ん中で萌え系と言えそうなのはシスタープリンセスくらいで、それに順ずるであろう作品でもトラチョコ、シュガー、チャンス、ココロ図書館と、萌えは含みつつも色合いが薄い印象の作品が目立つ。 (前述のとおり、この当時の萌え系作品はWOWOWがメイン)
ライトノベル原作はブギーポップのみ。
その他は、頭文字Dだの、哲也だの、刃牙だの、マンガ原作の男くさい作品が多く、ダンガイオー、アルジェントソーマ、NOIRなど、ロボットものを含めたオリジナル作品もあり、バラエティ豊かでバランスがいい。
特にNOIRは、後のMADLAX、エル・カザドと合わせ、いわゆる美少女ガンアクション三部作を手がけた真下耕一監督が注目されるきっかけになった作品。
http://www.tsundere.com/history/2002.html#midnight
で、2002以降、萌え4コマ、まったり空気系の嚆矢といえる、あずまんが大王の放送。このころから深夜の作品本数が増え始め、ちょびっツ、Kanon、藍青、キディ・グレイド、まおちゃん、ステルヴィア、ガンスリと美少女や萌えの含有量が比較的高い作品が増え始める。
ラーゼフォン、WOLF'S RAIN、Witch Hunter ROBIN、LAST EXILEなど、ボンズ、サンライズ、ゴンゾがオリジナルハード路線でがんばってたのがこの頃。そして、ゴンゾがいちばん輝いていた頃……。 このあたりで作られたオリジナルアニメがことごとくセールス的に失敗していったために、現在の原作偏重、オリジナル激減の風潮が築かれていったと思われる。
そのなかにあって、双方の流れの中で上手くバランスをとってスマッシュヒットを飛ばしたのが、R.O.D -THE TV-になる。ちなみに、監督の舛成孝二氏が後にかみちゅ!を作るきっかけになったのが、同作での中学生編の評判がよかったから、という主旨の発言をしていると別項でも触れたとおり。
やはり、このあたりでの萌え系の台頭と、アクション含みのオリジナルハード路線の敗北がゼロ年代後半の深夜アニメ状況を招いた分岐点と言えるだろう。
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[161]
オリジナルハード路線の敗北
秋水
- 2009/09/12(土) 23:42 -
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>アクション含みのオリジナルハード路線の敗北
これが受け手に求められていなかった為なのか それとも作られた作品が、どうしようもなかったからそっぽ向かれたのか・・・ どっちなんでしょう?
深夜帯でも原作モノなら頭文字Dや一歩、CS・BSで攻殻SAC、プラネテスという成功例があるのだから非萌え系がまったくダメだったとは一概には言えないですし。
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[162]
RE:オリジナルハード路線の敗北
methie
- 2009/10/05(月) 06:05 -
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こちらでは皆さん始めまして。 >それとも作られた作品が、どうしようもなかったからそっぽ向かれたのか・・・ どこだったかオリジナルは原作よりも5倍難しい、 というのを聞いたことがあります。 しかしオリジナルでアクション含んだ作品でも 岡村天斎監督のDARKER THAN BLACK -黒の契約者-はDVDもそこそこ売れて、 第二期である「流星の双子」も放送されようとしています。 ただこういうのは例外で、原作モノの萌え系統のほうが企画が通りやすいのかと。
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ロコ
- 2009/11/12(木) 02:13 -
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>そのなかにあって、双方の流れの中で上手くバランスをとってスマッシュヒットを飛ばしたのが、R.O.D -THE TV-になる。
細かい話ですが、『R.O.D -THE TV-』よりも翌年放送開始の『舞-HiME』(シリーズ)の方が、萌えとアクション含みのオリジナルハード路線を上手く合わせてずっと大きく当てているので、この記述には管理人さんの好みを反映させすぎな気がして違和感を感じます。
あと、『R.O.D -THE TV-』は作品の質が(序盤に限って)高かったのもヒットの大きな要因だとは思いますが、セールス云々を言うのならば、むしろあの悪名高き「あのね商法」の先駆けになったことや、オーディオコメンタリーを初めて導入したことの方が大きかったんじゃないでしょうかね。
あとあと、
>このあたりで作られたオリジナルアニメがことごとくセールス的に失敗していったために
これまた細かい話ですが、この記述も、『WOLF'S RAIN』、『Witch Hunter ROBIN』はともかく、DVD平均1万枚弱売っている(因みに劇場版は1万4千枚)『ラーゼフォン』や、DVD平均6千枚前後売っている(これは丁度『かみちゅ!』なんかと同じくらいの枚数だと思います)『LAST EXILE』を「セールス的に失敗」というのはちょっと暴論すぎる気がして少し引っかかるものがありました。 (それに、そういえば『Witch Hunter ROBIN』も国内では振るわなかったが、海外ではけっこう売れたハズ)
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ありがとうございます
管理人
- 2009/11/13(金) 19:31 -
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>細かい話ですが、『R.O.D -THE TV-』よりも翌年放送開始の『舞-HiME』(シリーズ)の方が、萌えとアクション含みのオリジナルハード路線を上手く合わせてずっと大きく当てている
注釈ありがとうございます。ちょっと、売り上げのデータがなかったもので、年代的な後先と流れの分岐点として、こういう記述にしました。
>これまた細かい話ですが、この記述も、『WOLF'S RAIN』、『Witch Hunter ROBIN』はともかく、DVD平均1万枚弱売っている(因みに劇場版は1万4千枚)『ラーゼフォン』や、DVD平均6千枚前後売っている(これは丁度『かみちゅ!』なんかと同じくらいの枚数だと思います)『LAST EXILE』を「セールス的に失敗」というのはちょっと暴論すぎる気がして少し引っかかるものがありました。
ここも誤解を招きやすい表現でしたが、上記の作品は全体的に「がんばってた」印象のあった作品で、このあたりを境にしてオリジナルアニメがだんだんと尻つぼみになっていったみたいな記述とご理解ください。 敗北っていうのも潮流とか市場みたいな観点から、萌え路線に敗れていったという。 『LAST EXILE』は、ゴンゾクオリティとか言われつつも、最後の輝きでしたからねえ…
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こちらこそ、すいません
ロコ
- 2009/11/14(土) 00:16 -
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>上記の作品は全体的に「がんばってた」印象のあった作品で、このあたりを境にしてオリジナルアニメがだんだんと尻つぼみになっていったみたいな記述とご理解ください。
なるほど。 「がんばっていた」の意味を「がんばって作っていたが売れなかった」と誤読してしまいましたが、素直にそのまま「健闘していた」という意味だったんですね。 早とちりでした、すいません。
>『LAST EXILE』は、ゴンゾクオリティとか言われつつも、最後の輝きでしたからねえ…
『LAST EXILE』は2003年の作品ですが、ゴンゾの歴史的には丁度翌年の2004年が一つの大きな分岐点ですからね。 6月に村濱章司がゴンゾの社長からGDHの会長になり(アニメの実制作の経営から離れた)、11月にマザーズ上場。 海外への展開を意識した作品が多いのは設立当初からですが、2004年以後はより一層その傾向が強くなり(おそらくアニメファンではない出資者の大人たちにビジネスとして理解され易いからでしょう)、2008年に『ストライクウィッチーズ』でまさかのスマッシュヒットを飛ばすまで国内ファンの空気を読まない作品ばかり作り続けて取り返しがつかなくなるほどに低迷していくんですよねえ…。
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いえいえ
管理人
- 2009/11/14(土) 00:58 -
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>「がんばっていた」の意味を「がんばって作っていたが売れなかった」と誤読してしまいましたが、素直にそのまま「健闘していた」という意味だったんですね。
改めて調べてみると、『WOLF'S RAIN』や『Witch Hunter ROBIN』なんかは売り上げ的にも実際それほどではなかったみたいですね。 『ラーゼフォン』や『LAST EXILE』がそこそこ売れていたのは知っていたんですが、「作品的には作り手の意気込みは感じられるが、評価や内容はパッとしなかった」みたいなニュアンスも込みだったんで曖昧な記述だったことは確かです。 あと、「セールス的に失敗」よりは「話題性や大きなヒットから遠のいていった」の方が適切な表現だったかもしれないですね。
実証的な数字のご提示、感謝いたしますorz
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