半年ぶりの紹介は「がきデカ」ですね。
私も「何で今頃」と思ってました。人気のピークは1970年後期だったのに、こんな時期にやろうとは。
確かに放送された平成初期は色気や下ネタがまだ使用可能な時期、やがてそれが出来なくなるんですからね。あんだけの名作だから、今の内にやっとけばと思ってたのでしょうか。
放送時間も平日夕方の「ティーンズ・ゴールデンタイム」、これも本来のゴールデンでは出来そうもないし、また解説にもあるように、この時期から1時間バラエティなどがおいおい始まる様になり、アニメの場所がなくなるんでしょう。フジテレビとて21世紀に入ってから、水曜日と日曜日のトラノコ枠がとうとうなくなります。
また平日17時台というと、かつては日本テレビがマイナー作品(「ルパン1」「エースをねらえ」「さすらいの太陽なんか)などのノンジャンル、テレビ朝日が、前半は「キャンディキャンディ」などの少女物、後半は「長浜ロマンロボ」「ガンダム」「戦隊」などのSFを再放送し、しのぎを削ってました(TBSは主にドラマだったが珍しく「少女探偵スーパーW」再放送)。これに対しフジテレビは1時間ドラマを再放送していたものの、1985年から国民的美少女バラエティ「夕やけニャンニャン」を放送、2局に迫る勢いでしたが、おニャン子解散で終わるとたちまち低下しました。「ティーンズ」はその回復だったのかも。
しかし「がきデカ」は往年の人気ないまま半年で終わり、残りの4作は金曜16:00 - 18:00に集めて「金曜アニメランド」に変更したものの、3ヶ月で枠が廃止されて元のドラマ枠に。「がきデカ」もこんなつらい時期にやってたんですね。
その後YouTubeに、松下電器(パナソニック)提供のバラエティ「ベスト3夢の顔合せ」がアップロードされ、その中で、こまわり君が登場するラジカセのCMを見た事があります。そのラジカセはスピーカーが18センチの大型なので、こまわり君が「ワハハハ!ピタッ!男なら18センチ!」と宣伝しました。これがおそらく最初のアニメ化かもしれませんね。因みに担当声優はニャロメやパーマン2号やボスやカータンなどを演じた、故・大竹宏だそうです。