御嶽、箱根に次ぐ、口永良部島の噴火から、かつてのこの作品を思い出し、検索したところこちらに辿りつきました。ゴーダムに肯定的な意見が嬉しくて、筆をとらせて頂いた次第です。 私個人の感想ですが、本作前半のハードさはむしろガッチャマンすら越える凄惨な印象があったので、世間では低評価との話に驚きました。
印象深いエピソードというかシーンは多々ありますが、忘れられないのは今回の口永良部島とそっくりな、離島での噴火被害の話です。
避難している島民の足元に、か細い一輪の花があり、小さな女の子がそれを連れていってあげようと足を止めるのですが、母親に急いで!と手を引かれたために、結局は取り残されてしまうのです。その後、押し寄せた溶岩でその花がゆっくり寂しく燃え尽きてしまう描写に、胸が痛くなった覚えがあります。
その後、避難船まであわやとまで接近した溶岩流を、ゴーダムが両手を広げて堰き止めるシーンには感動しました。あのがっしり体型は「人を守る為の盾」が本質なのでしょうね。
ゴーダムは今の日本にはいませんが、地震や噴火での被害が少しでも抑えられればと願って止みません。