| “自分の家にはものはいっぱいあるが祈りがない” (4080) |
- 日時:2016年12月02日 (金) 20時02分
名前:破邪顕正
表題は、草柳大蔵氏のエッセイに書かれていたものです。
要約して、ご紹介します。
不登校のうえに家庭内暴力をふるう14歳の少年。
両親はいわゆる勝ち組で、子供に何不自由ない生活をさせているのに、どうして?
その理由が、この両親には皆目、見当がつかなかった。
しかし、この少年はカウンセラーにこう言ったのでした。
《父親は会社を創設し、成功したことが自慢で、『能力さえあればこの世に怖いものはない』というのが口癖です。
母親も何不自由のない生活に満足しています。
しかし、両親には何か大事なものがすっぽり抜け落ちていると思っていました。
自分の両親には人間の能力だけを信じ、人間の能力を超えた偉大なるものを信じる心がないことがはっきりしました。
その証拠に自分は今まで一度も両親が祈っている姿を見たことがありません。
僕は傲慢で横暴な態度をとりつづけている両親を許せなかったのです。
自分の家にはものはいっぱいあるが、ないものがある、それは祈りです。》
今、いろんなところで、家族・家庭の崩壊が問題視されています。
物質的には恵まれていても、何かが欠落している。
この少年は、それが「祈り」だと言うのです。
実に正鵠を射ていると思います。
家庭に祈りを復権させる!
先祖供養を本当に大切にしていきたいと思います。
「雅春先生の会」は政治的な主張ばかりしていると指摘する向きがありますが、決してそんなことはありません。
勿論、それはそれとして大事なことですが、谷口雅春先生はどんなときでも「救い」を忘れた運動ではいけないとご指導下さっておられました。
「雅春先生の会」は、その尊師のお心を受け継いでまいります。
その意味で、先祖供養を実修している方から悦びの報告をいただけるのは本当に有り難いことです。
先祖供養の実修を通して、救いの渦を巻き起こしていく!
これが「雅春先生の会」の真骨頂であると自負している次第です。
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