| 残念ではありますが、契約違反にはならないのです (3744) |
- 日時:2016年10月09日 (日) 09時21分
名前:詳しい人です
永代供養をするといったからお金を払ったのに、学ぶ会にいったから永代供養をしない。 これって詐欺ではないか? と、誰しも思います。
しかし、詐欺にはならないのです。 これが、通常のビジネスと宗教法人の違いであり 逆に宗教法人のオイシイところでもあるのです。
まず、なんで宗教法人には税金がかからないのかという事ですが それは、寄付金だからなのです。
例えば、震災の復興の為に1万円の寄付をしているのに その1万円の中から国が税金を持って行ったらどう思いますか? 腹立ちますよね。 1万円寄附したら、その寄附した団体に1万円使って欲しいですよね。 だから、国は寄付金には税金をかけないようにしたんですね。
そして、宗教も寄附金で運営されているため、宗教法人からは税金をとらないようにしたのです。 これが、宗教は税金がかからない理由です。
そこで、永代供養の話です。 永代供養10万円といっていますが、 税務の処理では、「信徒から生長の家への寄付金が10万円。 そのお礼として永代供養をしてあげますよ。」 なんです。
つまり、永代供養はお礼でしかないのです。 ですから、お礼の内容が少しくらい変わっても問題はないのです。
これが会社法人ですと違います。 仮に永代供養10万円であれば、永代供養という対価に対して10万円を支払うという契約が成立するんですね。 契約書を交わさなくても、支払いをした時点で契約が成立しますので、永代供養をしなければ契約違反で訴えることができます。 しかし宗教法人は、寄附が前提ですので、永代供養は寄附に対してのお礼でしかないのです。 そして「信徒から生長の家への寄付金が10万円。そのお礼として永代供養をしてあげますよ。」 ここでくせ者なのが、この「信徒」なんです。
もともと宗教法人は、信徒のために寄附を募るという名目があります。
信徒が集まる為の会館を建てる為に寄附をつのる。 信徒が講師のお話を聞ける場を設ける為に寄附を募る。 と、主語に信徒がつくんですよ。 つまり永代供養も、信徒が寄附してくれた事に対してのお礼としての永代供養なので、信徒をやめたら、永代供養はしなくてもいいのです。 学ぶ会の会員になる、イコール生長の家の信徒をやめる で、あれば、学ぶ会をやめたら永代供養をしないの論理も間違ってはいません。
お寺さんで、檀家を外れたら永代供養を外されたなんて事はよくある事です。 現状、永代供養を外した寺が訴えられていない現状をみると、「学ぶ会に行ったから永代供養を外すのは契約違反だ」と訴えても、その裁判に生長の家が負ける事はないと思います。
私は元信者で、今の生長の家は、おかしいので、生長の家の肩を持つ気はないのですが、現状の法律と照らし合わせると、学ぶ会に行った人を永代供養から外す件は、法律違反でないとしか言えないですね。 残念ではありますが

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