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GHQが残した負の遺産を左翼が徹底的に利用して、日本人を洗脳してきた (3383)
日時:2016年09月05日 (月) 23時36分
名前:童子

米国人でモルモン教徒であるケント・ギルバード氏には、教えられることがいっぱいです。 そこらの日本人顔した連中よりも日本国を愛してくれている ・・


ケント・ギルバート  
 日本のメディアはまだGHQの占領下にある 
             ~ WGIPがもたらした悪影響

PHP Online 衆知(Voice) 8月30日(火)12時10分配信


 ■ どの局も同じような報道

 40年以上前に初めて日本にやって来て、徐々に日本語がわかりはじめるようになったころ、最初に不思議だなと感じたことの一つが、日本のメディアがあまりにも共産党や社会党を持ち上げ、あるいはソ連や共産中国 (PRC) を賛美していることでした。

 アメリカでは、共産主義活動が連邦法で禁止されていますからね。 日本は自由主義と民主主義を採用した西側諸国の一員であり、政府自体も安定した自民党政権なのに、なぜテレビや新聞は左翼ばかりを賛美しているのか、理由がわからなかったのです。

 実際、テレビ放送でも、圧倒的多数の支持を誇っていた自民党の発言機会は少なく、社会党の主張に多くの放送時間が割かれており、自民党が何か一言発すると、社会党には反論をする時間が10倍ぐらい与えられている感じがしましたし、新聞媒体なども大半が左翼的な意見で埋まっていました。 メディアはあからさまな意図をもって左翼思想を喧伝していました。

 その結果、日本人の多くは保守政権を支持しながらも、自由主義と民主主義の解体を目論む社会党・共産党に対して、それほど警戒感をもたなくなったのではないかと思います。


 その主な原因は、戦後、GHQ (連合国軍総司令部) がWGIP (ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム) を通じて、日本人に 「自虐史観」 と 「東京裁判史観」 を効率よく刷り込んだことでした。 左翼人士は大手メディアや教育界、法曹界を通じて日本人全般を洗脳し弱体化させることで、わが世の春を謳歌することができたのでしょう。

 他方、アメリカではメディアが非常に発達しています。 ユタ州にある拙宅では、ケーブルテレビの基本契約をしただけで400チャンネルくらいの視聴が可能です。 だからこそ、メディアに対して疑問を抱く習慣も発達しています。 政治的見解などは、放送局によっていうことがバラバラなので、疑問をもたざるをえないという側面もあります。 たとえば、CNNとFOXニュースを見比べたら、「どっちの話が本当なの?」 と誰でも考えます。

 一方の日本では、NHKとTBSがまったく違う見解を報じたりはしません。 私にいわせれば、どの局も気持ち悪いくらい同じような報道ばかり行なっています。 世の中ではもっとさまざまな出来事が起きているはずなのに、報じられるニュース内容はどの局も不思議なほど同じで、放送の順番までそっくりです。


 日本人は、とにかくお人好しで騙されやすいのが最大の弱点です。 「オレオレ詐欺」 などという犯罪は日本人の 「人の好さ」 に付け込んだ犯罪で、日本特有のものといっても過言ではないでしょう。 物事を疑う習慣のない人がパニック状態に追い込まれると、簡単に騙されます。 これは日本人が、政治的プロパガンダに乗せられやすいことを意味します。

 日本人のもう一つの弱点は、とにかく権威ある職業や組織 (学者、医師、弁護士、大企業、大手マスコミなど) から発せられる情報であれば、ほとんど疑うことなく、すべてを信じる傾向があるということです。


 このような、「お上」 には逆らわず、「長いものには巻かれろ」 という感覚は、決して日本人が、純粋無垢で従属的だったからではないと私は考えています。 むしろ、かつての日本の権力者や大商人というものが、伝統的に庶民の信頼を勝ち得ていたからではないでしょうか。 庶民は、権力者を信じて付いていけば決して悪いようにはならない、と感じていたのです。

『古事記』 の 「因幡の白兎」、あるいは 「海幸彦・山幸彦」 などの神話、仁徳天皇の 「民のかまど」 の逸話、数多くある 「恩返し」 の昔話などから、日本という国は太古の昔から、「正直で誠実に、そして慈悲深く仲良く暮らしていれば、きっと良いことがある」 と教えられ、それを信じることのできる社会が、現実に存在したのです。

 このようななかで、歴代天皇はもちろんのこと、将軍や大名、あるいは武士にせよ、大商人にせよ、農村の長にせよ、世の中のリーダーは民の信頼を決して裏切ってはならないと考え、逆に民は、権威あるリーダーに全幅の信頼を寄せて精進しさえすれば、いつか必ず報われるというコンセンサスがあったのではないでしょうか。


 こうした日本人の特性は、GHQにとって、占領政策を実行するうえで予想以上に好都合であったことでしょう。 GHQにしてみれば、彼らがやるべき最初の仕事は、自らが 「権威」 になることでした。 その結果、マッカーサーを頂点とするGHQは、天皇陛下に代わって新たな 「神」 となったのです。


 戦後すぐに撮影された、昭和天皇とマッカーサーが一緒に並んで写った写真は、まさに 「神の交代」 という意味を無意識のうちに日本国民に植え付けたはずです。 そして、新しい神であるGHQによる、邪悪で巧妙な日本解体作戦が、あまりにも功を奏した結果、戦後の日本は71年間も自虐史観に苦しめられ、汚名を着せられ、国家は計り知れないほどの損失に苦しんできたのです。



  ■ なぜ左翼思想が広まったか

 最近、日本共産党がなぜか人気だそうです。 先の参議院議員選挙でも、民進党などの野党が軒並み議席数を減らすなかで、共産党だけは比例区5議席と選挙区1議席の計6議席を獲得。改選前の3議席から倍増を果たしました。

 これは、マスメディアが共産党を含む反・安倍政権的な野党連合を擁護するかのような報道スタンスを取ってきたことも影響していると思います。

 新刊の 『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』 (PHP研究所) にも詳しく書きましたが、日本の戦後の思想状況を一言で表すと、「GHQが残した負の遺産を左翼が徹底的に利用して、日本人を洗脳してきた」 ということに尽きます。

 左翼の人々は、日本の過去をすべて否定し、文化や伝統を軽視し、歴史を捏造し、社会のなかの価値観を徹底的に破壊することに専念したのですが、このことを今日になってもまだ、それほど実感していない日本人が多いことに驚かされます。

 共産党を支持している人たちのなかには、性格も本当に穏やかで人間的な方もいます。 物事の考え方が良心的なのです。そんな人たちと接していると、「まあ、共産党とはいっても、旧ソ連やPRCなんかとは違うのだろうし、この人たちはいい人だから、少しは応援してもいいかな」 という気になるわけです。

 共産党をそうやって支持する人たちは、非常に良心的であり、また、あまりに純粋無垢であるがゆえに、一部の確信犯的共産主義者 (国家解体を目論む者たち) に騙され、利用されているのです。

 つまり、良心的な左翼人士の大半は、共産党の正体がわかっていないのです。


 良識ある日本人を無意識的で無自覚な左翼思想へと洗脳したのは、戦後のメディアです。 GHQがつくり上げた 「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム (WGIP)」 を、占領中は全面的に受け入れるしかありませんでした。 しかし、GHQの占領が終わったあとも左翼思想を日本に蔓延させたのは、メディアの大罪です。

 たとえば、大手メディアは今日も、60万人もの日本人が違法に拘留され、塗炭の苦しみを味わったシベリア抑留や、満洲におけるソ連軍の鬼畜のごとき行動について、ほとんど報道しません。 占領時代に報道を禁止されていた事項だからです。 それにもかかわらず、やってもいない慰安婦強制連行や、嘘にまみれた南京大虐殺なる問題については、徹底的なキャンペーンを張るのです。

 こんなマスコミに71年間も毎日洗脳されつづければ、良心的な人が祖国を愛さず、左翼的になってしまうのは致し方ないことです。 そしてじつは、WGIPの実施者たちそのものが共産党と同根なのだ、という点を認識する必要があります。


 日本弱体化をめざしたWGIPは、GHQの民政局に入り込み、日本を骨抜きにする日本国憲法をつくった共産主義者たち (ニューディーラーたちを含む) が実施したものです。 だからこそ、共産党が狙っていた日本の 「国体」 の破壊、すなわち皇室制度とそれに由来する日本人の古き良き国民性の破壊と、完全に合致していたのです。


 日本国憲法の原案は、昭和21(1946)年2月13日に、松本烝治国務大臣が外相官邸において、GHQ民政局のホイットニー准将らから 「マッカーサー憲法草案」 として渡されたものが最初ですが、松本はその幼稚な内容に驚愕。 さっそく幣原喜重郎首相にその内容を報告し、

 「総理、じつに途方もない文書です。まるで共産主義者の作文ですよ」  と伝えています。


  ■ 娯楽化した報道番組

 共産主義とか左翼思想とかいわれても、今日のほとんどの日本人は、その実態に対しては無頓着です。 そもそも 「外来種」 である共産主義の思想に日本人の考え方が合致するわけがないのですが、なぜこんな思想が今日もまだ日本国内に残っているのかということを、考えなければなりません。

 その最大の原因の一つは、繰り返しますが、マスメディアです。 「慰安婦強制連行誤報問題」を 引き起こした 『朝日新聞』 をはじめ、日本の新聞がそうとうに偏向している事実は、ようやく国民の常識となってきましたが、日本人洗脳工作においてメディアを最大の道具として活用したのがGHQでした。

 NHKを使って 『眞相はかうだ』 など一連の戦争プロパガンダ放送を流し、その方針をほとんどの民放各局や新聞などのメディアが今日まで維持してきました。 そんな71年間の洗脳工作は、GHQが予想した以上の効果を発揮しましたが、そこは共産主義者や、それに影響を受けた左翼人士が跋扈する世界でした。


 本来、メディアの最大の役割は、事実を事実として、余計な色を付けずに報道することですが、戦後のメディアの多くはGHQの影響を受けたせいで、そんな基本的な事さえできなくなってしまいました。 その理由の一つは、これまで述べてきたようにメディアを左翼人士が牛耳ったからにほかなりませんが、それ以上に報道番組が 「娯楽化」 したということもあると思います。

 報道番組を最初に本格的な娯楽に変えたのは、おそらくは久米宏氏だったと思います。 久米氏は1982年から始まった日本テレビ系列の 『久米宏のTVスクランブル』 で、日本国内のさまざまなニュースを取り上げ、それに笑いを交えることで大きな視聴率を得ました。

 私もかつて、TBSの 『サンデーモーニング』 に放送開始から10年間レギュラー出演していました。 その当時は、みんなでかなり自由かつ真面目に議論をしていたことは間違いありません。


 これはある意味で、テレビ界の革命だったのかもしれません。 時代の風雲児のような久米宏さんは、少しでもニュースを面白くさせ、視聴者を楽しませようとしたのでしょう。 結果として視聴率が良かったせいもあり、それが同時に、日本の報道番組全体が徐々に娯楽化するきっかけになったのだと思います。

 一方、アメリカの主要な報道番組では今日でも、コメンテーターが意見を述べるのは、特定の問題に限ったコーナーの中だけで、基本的にはキャスターだけが粛々とニュースを伝える形態を崩していません。


 私自身がTBSの 『NEWS23』 への出演を依頼され、インタビューに応じたのですが、信じられないほど不快な思いをさせられました。

 詳しくは新刊の 『いよいよ歴史戦のカラクリを発信する日本人』 を参照していただきたいのですが、この事件をきっかけとして、私は任意団体である 「放送法遵守を求める視聴者の会」 の呼びかけ人の一人として名前を連ねることになりました。

 この団体は、国民主権に基づく民主主義の下、政治について国民が正しく判断できるよう、公平公正な報道を放送局に対して求め、国民の 「知る権利」 を守る活動を行なう、というのが主な趣旨です。

 間違いのないように付け加えますが、この団体には特定の政治的思想はありません。 たとえば共産党支持者のように、私や他のメンバーと異なる政治的主張をもつ人であったとしても、フェアに情報が出されることに賛同されるのであれば大歓迎です。

 TBSのみならず、日本のマスコミの多くはあまりに偏向しているので、「放送法遵守を求める視聴者の会」 の活動はむしろ、いまの日本社会には絶対に必要だと私は信じています。


  ■ 求められる自浄作用

 マスコミは 「第4の権力」 ともいわれるほどの影響力をもっています。 だからこそ、反省すべきはきっちりと反省するという自浄作用がなければ、やがてテレビそのものが、その傲岸不遜さゆえに社会から置き去りにされる日がやがて来るだろうと思います。

 インターネットとともに、ツイッター、フェイスブックを含むソーシャルメディアの発達で、かつてマスコミが謳歌した言論統制社会は、急速に過去の遺物になっています。 いまではもはや、嘘や隠し事が通用しない社会になっているのです。

 人間というものは、限られた、一方的な情報にだけ触れていると、結局、それを信じて流されてしまう生き物です。 全体主義とは、そういった大衆の無知を利用し、さらなる愚民化政策で社会を牛耳ろうとする考え方です。 最近のテレビ番組はあまりにもバカらしく、低俗なものが増えており、日本国民をターゲットとした愚民化政策がますます強化されているような気がしてなりません。

 大手テレビ局は視聴率主義に走るのではなくフェアで公正な番組づくりや、教養度の高い内容を日々追い求めてほしいものです。

 マスコミが、自らのあり方に大きな疑問をもち、少しでもそれを是正して、もっと真面目に戦えるコンテンツをつくろうということになれば、日本のマスコミの質はもっと上がるでしょう。 その結果として、日本国民はソフト面でもっと強い社会をつくることができるはずです。



  ■ 『眞相はかうだ』 の検証を

 私が最初にやってほしいと願っているのは、NHK自身によって行なわれた、『眞相はかうだ』 に関する検証ドキュメンタリー番組です。

 GHQが台本を書き、NHKが流した 『眞相はかうだ』 の内実をすべて検証してほしいのです。 題名は 「『眞相はかうだ』の真相」 というのが面白いですね。

 NHKは台本などの1次資料をすべてもっているわけですし、当時はGHQの命令に抗することができなかったという視点でもまったく構いません。 それが事実だったのですから、そういう方向で検証すればよいのです。

 
 しかしその一方で、『眞相はかうだ』 が戦後日本人の歴史観に多大な影響を与えたという事実を、しっかりと指摘してほしいのです。

 『眞相はかうだ』 はのちに書籍化されています。 それはいま、国立国会図書館 「近代デジタルライブラリー」 のデジタルデータになっており、ネットでも内容を読むことができます。

 本の制作者として、日本放送協会ではなく、「連合軍総司令部民間情報教育局編」 ときっちりと書かれていて、誰でも無料で閲覧が可能です。

 もし、NHK自身がそんな検証番組などつくれないというのであれば、民放でも構いません。 NHKが映像や資料協力をするというかたちでもよいのです。


 これができれば、「メディアにおける戦後」 は初めて終わりを告げると思います。 逆にいうならば、こういったものをつくれないうちは、日本のメディアはまだGHQの占領下にあるのに等しいのです。

 まともなメディア人であれば、自分たちがまだ71年前の占領軍に思想を支配されているということに気付くはずです。 自分の祖国である日本や、それを命懸けで守ってくれたご先祖様を貶める行為を無自覚のまま続けている事実に愕然とし、それを悔しいと感じるはずです。

 WGIPは、メディアが国民に対して平気で嘘を語ることを覚えさせ、またそれを継続させてきました。 いまこそ、高い意識をもつメディア人が立ち上がり、自らの意識がいまだにGHQに占領されている事実を悟り、それを克服していただきたいのです。

 若いプロデューサーのなかには優秀な人も多いのですから、ぜひ、それらをやっていただきたいと思います。

              ケント・ギルバート






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