《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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【シリーズ】親子で読む物語。第19回  つねに皇恩に感謝しましょう (15702)
日時:2025年08月28日 (木) 23時02分
名前:芥川流之介

つねに皇恩に感謝しましょう


 四月二九日は祝日です。学校はお休みです。次郎くんが公園で遊んでいると、芝生のうえに花子さんの教科書が落ちていました。花子さんのお爺さんはいつも「花子。勉強しなさい」と、くちやかましく言うので、次郎くんは花子さんの家に教科書をもっていきました。

 次郎くんが花子さんの家のなかに入ると、玄関に日の丸が掲げてありました。次郎くんが玄関で花子さんに教科書をわたすと、そこへお爺さんが顔をのぞかせて、「部屋でお菓子を食べていきなさい」と言ってくれました。次郎くんがクッキーをかじりながらお爺さんに、「なぜ日の丸が掲げてあるのですか」とたずねました。「今日は『昭和の日』という祝日だからだよ」と、お爺さんが答えました。「どうして四月二九日が『昭和の日』なのですか」と、次郎くんがまたたずねました。「昭和天皇は四月二九日にお生まれになったのじゃ」と、お爺さんが言いました。お爺さんはつづけて、「日本人は昭和天皇に大きなご恩をいただいた。すこし説明しようかのう」と言いました。「おねがいします」と次郎くん。

 日本がアメリカや中国などと戦った太平洋戦争に負けたのが昭和二〇年(一九四五)でした。その太平洋戦争を大東亜戦争ともいいます。日本が太平洋戦争に敗れたあとアメリカが日本を占領しました。日本は戦争に負けたのでアメリカに支配されたのです。アメリカ軍の司令官はマッカーサーという人でした。日本の代表は昭和天皇でした。昭和天皇がマッカーサーと会って話をするときが来ました。マッカーサーは、「どうせ天皇は、『私はアメリカと戦争をしたくなかった。日本の国民と政治家が戦争をはじめたのだ。私に罪はない。私を助けてほしい』と言うにちがいない」と思っていました。マッカーサーは少しいばって昭和天皇と会いました。

 ところが昭和天皇はマッカーサーに向かって、「アメリカとの戦争の責任はすべて私一人にある。国民や政治家に責任はない。自分の命がどうなっても構わない」と言いました。しかし実際には、昭和天皇はアメリカとの戦争を避ける努力をしていたのです。また、そのころは日本と戦ったアメリカなど多くの国の人たちが、「昭和天皇は世界戦争を起こした犯人である。昭和天皇を裁判にかけて死刑にしろ」と叫んでいました。その結果、昭和天皇が裁判にかけられて死刑にされるかもしれませんでした。そのことを知りながら昭和天皇は、「責任はすべて自分にある。自分の命がどうなってもかまわない」と言ったのです。

 さらに昭和天皇は、今の日本の国に食糧が乏しいために餓死する国民がたくさんいることをマッカーサーに説明し、アメリカから日本に食糧や経済(お金)で助けてくれるようにと頼みました。その天皇の発言を聞いたマッカーサーはひどく感動しました。アメリカから日本へ食糧と経済で援助することを惜しみませんでした。昭和天皇のご発言が多くの国民の命を救うことに繋がったのです。

 そのころドイツとイタリアも戦争に負けていました。ドイツの代表はヒトラーという人でした。イタリアの代表はムッソリーニという人でした。ドイツでは敵の軍隊に取り囲まれたときにヒトラーがピストルで自分の命を絶ってしまいました。そのためにドイツ全体が混乱して、死ななくてもよい人がたくさん亡くなりました。イタリアでも敵の軍隊に攻められそうになったときムッソリーニは外国へ逃げようとしました。そのためにイタリアはそれまで以上に混乱が拡大しました。そのあとムッソリーニは同じイタリアの人たちに捕まって殺されました。それに対して日本では昭和天皇のおかげでたくさんの人が餓え死にすることをのがれ、日本は戦争のまえよりも経済発展をとげたのです。

 その昭和天皇は昭和二〇年(一九四五)に日本の敗戦を決断して、自分が死刑になる覚悟を固めたときに次の和歌を詠んでいらっしゃいます。

  爆撃に倒れゆく民の上を思ひ いくさ止めけり身はいかならむとも
  (爆撃で死傷する国民を思って戦争を止めたよ。私はどうなっても
   良いから。『新編・宮中見聞録』91頁)

 さて、花子さんのお爺さんは珍しく、「今日は一番大切な勉強をした。今から遊べ」と言いました。天皇のご恩は無窮(永遠)です。昭和天皇のおかげで次郎くんと花子さんはゆっくりと遊ぶことができました。皇恩(天皇陛下のご恩)に感謝しましょう。天皇陛下が常に国民のことを思い、国民は天皇に感謝する。これが日本の国がもつ、国家としての素晴らしさなのです。





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