故栗原之夫先生の尊いご功績に感謝申し上げます!! (15478) |
- 日時:2025年01月29日 (水) 16時00分
名前:護法の天使
このたび、元本部理事、愛媛教区や埼玉教区の教化部長を歴任された栗原之夫(くりはら ゆきお)先生が、今月23日に83歳の天寿を全うされたとのお知らせを、ご遺族様よりいただきました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
晩年に、何度か直接お会いいたしましたが、極めて柔和な表情でいらっしゃいました。(現役時代しかご存じない方はびっくりかもしれませんが…)
そして、谷口雅春先生の戦前の聖典等をご自身のパソコンに入力することを毎日続けていらっしゃいました。
それは、一種の「写経」をなさっているのだなあと受け止めされていただきました。
また、ご自身の蔵書を生長の家社会事業団の谷口雅春先生記念図書資料館に寄贈したいとのことで、その整理を行っていらっしゃいました。
栗原之夫先生のご葬儀は、家族葬で行われるとのことですので、この掲示版をお借りして、一般に知られていないご生前の功績についてお伝えいたします。
それは、栗原之夫先生は、聖経『甘露の法雨』および聖典『生命の實相』を後世に永遠に残すために尊い尽力をされ、布石を築かれたということです。
昭和60年、谷口雅春先生が神界に昇天されましたが、それとともに、聖経『甘露の法雨』および聖典『生命の實相』の著作権が大問題になったのです。
現在の教団総裁である谷口雅宣氏は、当時、教団副理事長でしたが、「聖経『甘露の法雨』の著作権や翻訳権は不明確だ。」と主張し、創設されたばかりの本部総務局法務部で調査し本部の会議に報告することになりました。
このときの総務局長兼初代法務部長が、栗原之夫先生だったのです。
栗原先生は、部下に命じて、徹底的な調査を行ったうえで、教団の顧問弁護士に「鑑定書」を依頼し、それらを本部の会議に提出されたのです。
その内容は、「聖典『生命の實相』の著作権は、谷口雅春先生より生長の家社会事業団に寄附されている。聖経『甘露の法雨』は、『生命の實相』の一部であるから、当然、生長の家社会事業団が著作権者である。」というもので、これを多くの証拠書類や弁護士の鑑定書とともに報告したのです。
そして、谷口輝子先生、谷口清超先生、谷口惠美子先生のご委任により、文化庁著作権課に、国の「著作権登録原簿」への正式登録が行われました。
このことは、一般にあまり知られていませんが、栗原之夫先生の尊い功績であると心から感謝申し上げます。
今日、私たちが、日々、聖経『甘露の法雨』を読誦し、聖典『生命の實相』を拝読できるのも、栗原之夫先生のご尽力があったからです。
生長の家社会事業団では、毎月の「物故者顕彰慰霊・先祖供養祭」において、末永く、栗原先生のご供養を続けて行く所存であります。
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