機関紙第44号の第2面を紹介します! (15350) |
- 日時:2024年11月11日 (月) 16時47分
名前:護法の天使
『生命の實相』はこうして護られ新編として甦った
尊師立教のご決意と聖典『生命の實相』の完成
《『生命の實相』は、尊師・谷口雅春先生が昭和五年に個人の月刊誌として『生長の家』誌を創刊し、そこに発表された数々の〝真理の文章〟を編集しなおし、合本として出版されたものである。
それを貫く精神は、まさしく『生長の家』誌「創刊号」(昭和五年三月一日)にそのまま記されている。
如何にせば境遇の桎梏から脱け出し得るか、如何にせば運命を支配し得るか、如何にせば一切の病気を征服し得るか、また、如何にせば貧困の真因を絶滅し得るか、如何にせば家庭苦の悩みより脱し得るか……
ここに明らかに示されているように、この世から、「如何にせば」あらゆる病気、貧困、闘争等をなくさしめることができるか、それが尊師・谷口雅春先生の願いであり、立教の精神そのものであった。
その思い一筋に、尊師は九十余年の生涯を生き抜かれた。
それは文字通り、「自分の身体が燃え尽すまで、蝋燭のようにみずからを焼きつつ人類の行くべき道を照射する」との「創刊号」にて記された通りのご生涯であった。》(「新編『生命の實相』第1巻 編者(谷口雅春著作編纂委員会)はしがき」より)
リニューアルされて新編全65巻刊行なる
こうして出版された『生命の實相』は、昭和七年の発刊以来累計約二千万部が発行され、
数多の人々を救いに導きました。
多くの著名人にも影響を与え、鳩山一郎元総理大臣や作家の山岡荘八氏もその一人であることは有名です。
そして次々に各種各版(下記年表参照)の『生命の實相』が発行されてきましたが、昭和四十年代に発行された頭注版、愛蔵版を最後に、四十年近くも新版が発行されない状態となりました。
この間、読者からは「文字が小さくて読みづらい」「頭注版の注の説明が古い」等の要望が数限りなく寄せられるようになりました。
これら多くの声に応えるべく新編としてリニューアルされ、生長の家社会事業団、谷口雅春先生を学ぶ会、光明思想社の三団体が結束し、約十三年の歳月をかけて全65巻の発刊成就に至りました。
『生命の實相』を護り抜いた生長の家社会事業団の闘い
しかし、ここに至るまでには大きな危機がありました。それは谷口雅宣総裁の現教団が、社会事業団が持つ聖典『生命の實相』、聖経『甘露の法雨』の著作権の剥奪を策した事に対する訴訟とその裁判の闘いです。改めてその歴史の真実を記します。
尊師谷口雅春先生は、大東亜戦争の終戦直後、戦後日本の再建と世界救済の構想実現のために財団法人生長の家社会事業団の設立を企図され、昭和21年1月8日主務官庁より設立許可されるところとなりました。
この設立にあたり谷口雅春先生は、主要な「神示」や聖経『甘露の法雨』等を含む聖典『生命の實相』の著作権を財団法人の基本資産として寄附行為され、主務官庁にも届出が行われました。
爾来七十有余年、生長の家社会事業団は、聖典『生命の實相』の著作権を大切に護持するとともに、谷口雅春先生の宗教的信念を国家社会のために実現する公益事業を実直に積み重ねて来ました。
ところが平成20年、驚くべき事態が発生。これまで社会事業団の許諾のもと『生命の實相』を発行していた日本教文社が、その著作権表示(©マークと著作権者名の表示)を改竄し、密かに主要な印税(著作権使用料)5千万円超を不払いにしていたのです。(日本教文社は不当にも不払印税の時効を主張し、ほとんどの支払いを拒否しました)
ところが問題はそれだけでなく、谷口雅宣総裁教団は、〝生長の家社会事業団は『生命の實相』や聖経『甘露の法雨』の著作権者ではない〟として、当事業団が許諾して「光明思想社」より発行した『生命の實相』等の発行を差し止める訴訟を起こしたのです。(東京地方裁判所平成21年(ワ)第17073号事件)
この谷口雅宣総裁の底意には、『古事記と現代の預言』をはじめ三十数点の谷口雅春先生の著書を絶版にしたと同様に、『生命の實相』、聖経『甘露の法雨』の著作権も生長の家社会事業団から奪い、これらの著書をも事実上の絶版にする意図があったと識者から論評されています。
要するに著作権を、〝出版する権利〟としてではなく、〝出版させない権利〟として行使するためです。
ここに至って生長の家社会事業団は、谷口雅宣総裁教団による著作権剥奪訴訟に対処することにしたのです。
それは地裁、高裁、最高裁に至る約5年に亘る闘いでしたが、平成25年5月27日、最高裁判所において当方の勝訴確定判決となりました。
これによって『生命の實相』は護られ、私達は今も拝読できる喜びを頂いているのです。
この裁判を支えるため、特別献資等によりご支援いただいた全国の皆様に心より感謝申し上げます。
こうして『生命の實相』は新編として甦りました。この喜びをかみしめ、心新たに新編『生命の實相』の全巻拝読に取り組んでまいりましょう。
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【『生命の實相』発刊のあゆみ】
昭和7年 生命の實相
昭和8年 久遠の實在 (生命の實相第2巻)
昭和10年~14年 革表紙版
昭和10年~16年 黒布表紙版(全20巻)
昭和11年 豪華大聖典
昭和12年 縮刷大聖典(中聖典)
昭和13年~14年 ビロード表紙版(全9巻)
昭和13年~15年 携帯版叢書:附 読誦用『甘露の法雨』(別名、袖珍清楚装)
昭和14年~15年 人造羊皮版(全9巻)
昭和14年~16年 菊版(全13巻)
昭和18年~20年 満洲版
昭和24年~28年 新修特製版・普及版(全20巻)
昭和28年 地の巻
昭和30年 水の巻
昭和31年~35年 布装携帯版(全40巻)
昭和35年~37年 豪華版(全20巻)
昭和37年~42年 頭注版(全40巻)
昭和42年~45年 豪華携帯版(全40巻)
昭和45年~48年 愛蔵版(全20巻)
平成20年 『生命の實相』神道篇(古事記と日本国の世界的使命)
平成24年~令和6年 新編(全65巻)
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