【公式見解】国家解体・家族解体を志向する〝ジェンダー論〟を金科玉条として尊師のみ教えと生長の家白鳩会創立の精神を完全否定する現教団の方針に断固反対する!!(承前) (15238) |
- 日時:2024年10月30日 (水) 08時52分
名前:護法の天使
二、科学的真実に反する〝ジェンダー論〟の正体
そもそも、谷口雅宣総裁が金科玉条の前提としている〝ジェンダー論〟が科学的真実に反していることが明らかになっています。
保守系のシンクタンク(政策研究・提言機関)である日本政策研究センター研究部長の小坂実氏の報告を要約して紹介します。
「ジェンダー」なるカタカナ言葉は、生物学的性別(セックス)とは異なる「社会的文化的性別」などと説明されていますが、問題の根は実はこの「ジェンダー」なる概念自体にあります。
「ジェンダー」は男女の性差を解体するために、七十年代フェミニズムがあえて持ち込んだ「概念装置」だったことをフェミニスト自ら率直に吐露しています。(上野千鶴子『差異の政治学』)
この「ジェンダー」なる概念の生みの親として、フェミニスト達から教祖のように崇(あが)められている学者が、アメリカの性科学者、ジョン・マネーです。
すなわち、自分が男か女かの認識(性自認)は、生まれつきではなく、生後の環境によって後天的に決まることをマネーは実証したと言うのです。
マネーは、生後七ヶ月の双子の男児の一方に対して、性転換手術を行い、本人の性自認を女になるように仕向けたのです。
男児は女の名(ブレンダ)に変えられ、スカートをはかされ、女児として育てられたのです。
このマネーのいわば生体実験は、子供の性別は環境によって作られるという理論を証明する「究極の証明」として全世界に紹介されました。
ブレンダは女としての性自認を完全に受け入れたとマネーは講演のたびに報告しました。
しかし、マネーの報告は虚偽でした。
全米のベストセラーとなったジョン・コラピント著『ブレンダと呼ばれた少年』(邦訳無名舎刊)にはその詳細が公表されています。
ブレンダ自身は、14歳になったとき両親から事の真相を告げられたことを機に男に戻ることを決断したのですが、女児として育てられた日々を「あんな拷問はない」と語っています。
ところが、マネーの虚構の上に更なる虚構が積み重ねられます。
それは、マルクスの階級闘争史観を男女関係に当てはめ「上からの文化革命」「婚姻と家族の制度の解体」を志向する危険なイデオロギーとなっています。
「ジェンダー平等」の美名のもと、実は、男女の性別観念や婚姻制度が解体され、人間と家族を破壊し、社会と国家の存在を危うくする危険なイデオロギーによる洗脳工作であることを私たちは警戒する必要があります。(『明日への選択』令和4年1月号より要約引用)
三、尊師谷口雅春先生が説かれた陰陽剖判(ぼうはん)(男女性別)の荘厳な意義
尊師谷口雅春先生はご著書『真理』女性篇において、陰陽剖判(ぼうはん)(男女性別)の荘厳な意義について次のように教示されています。
「…人間は宇宙普遍の神の子であるから、人間の霊魂は本来、性別なく陰陽未剖の神聖なるものである。
しかし現象宇宙の事物創化の根本的設計が陰陽を剖判して、それが再び結合して展開伸張して行くと云う秩序によってのみ無限相を展開し得る構造になっているので、本来性別なき霊が現象界に肉体を得て生まれて出ることになると、陰陽の性別の何れかに排列されて其処に現象的営みを行うことになっているのである。
併し、一方の性別のみに排列されて、その方面の性格のみが発展することになると、其処に性格のあまりに偏した人間が出来上がることになって危険である。
それで時々「性」を変じて人間の魂は生まれ替ってくるようになっているのであります。
即ち異なる位相にその霊魂が置かれて性格を調整するのであります。」(『新装新版真理女性篇』240~241頁)
「…そのため、幾代も幾代もの生れ替りの世代に於いて、或る時は男性に、或る時は女性に生れ替って来て、必要に応じて男女性が互に終生的な役割を果して、彼の人格が完成したものとなるのであります。
かくの如くして男女剛柔の性格が調和した平衡を得るに至るのである。
…だから、男女同権論に執われて、あまりに男性化して中性に近づいて了ったものは美しくないのであります。
女性に生れさせられているうちは、女性なる性格を養成してその性格を円満にするための摂理として其の位相に置かれているのでありますから、意識的にも女性的なるものを養うようつとめるべきであります。」(同書242~243頁、傍線引用者)
即ち、男女の性別は、ジェンダー論者が主張するように、社会的文化的に形成されるのではなく、霊的には、宇宙の事物創化の根本的設計に基づく陰陽剖判の荘厳な摂理によるものであることが示されています。
四、まとめー白鳩会を〝共産革命組織〟にすることは許されない
谷口雅春先生は、『ヨハネ伝講義』の「はしがき」において、次のように峻厳なるお言葉を発せられています。
「イエスの言葉を空言として彼らが信じないのであれば、彼らは既にキリストを信じないものである。
キリストを信じないのならば、何故「キリスト教会」と称う門標を掲げるのであろうか。」(『新版ヨハネ伝講義』2頁)
「生長の家」のみ教えは、生長の家大神より尊師谷口雅春先生に神授されたみ教えであります。
それを「原理主義」のレッテルを貼って「空言」とすることは、生長の家大神と尊師谷口雅春先生を全く信じていないと談ぜざるを得ません。
生長の家大神と尊師谷口雅春先生を信じない者が「生長の家」の門標(名称、看板)を掲げることは、この『ヨハネ伝講義』のお言葉によれば断じて許されないことです。
識者の論評によれば、新左翼集団(警察当局のいう極左暴力集団)は、ジェンダー・イデオロギーによる社会構造の解体を彼らの文化的共産革命の極めて重要な戦略としているとのことです。(最終的には、皇室制度の解体に直結します。)
生長の家の信徒の殆どを占める白鳩会が、文化的共産革命のフロント(大衆煽動組織)に変貌することは、谷口雅春先生より、聖典『生命の實相』及び聖経『甘露の法雨』の著作権を託されて正統な生長の家のみ教えを永遠に守護すべき使命を授かれた私たち生長の家社会事業団において絶対に看過(かんか)することのできないことであり、現教団のこの方針に対して断固として反対の公式見解を表明するものであります。
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