機関紙第3面の特集を紹介します 児童養護施設生長の家神の国寮-卒業、入学、進学おめでとう!! (15180) |
- 日時:2024年05月04日 (土) 11時17分
名前:護法の天使
「生長の家神の国寮」は、谷口雅春先生のご大愛によって昭和20年9月、焼け野が原となった東京・赤坂の地に創設されました。
爾来78年、薄幸の子供達を養護・養育し社会に送り出してきました。
現在48名が入所しており、今年も5名の若者達が巣立っていきました。
3月16日、入所児童の卒園・卒業、入園・入学・進級をみんなでお祝いする「晴(はる)のつどい」を開催しました。
可愛い幼児さんの「ライオンキング」の歌と踊り、中高生男子による「友よ」の演奏と歌の披露、職員全員による「愛は勝つ」の大合唱・・会場は笑いと涙に包まれ、この一年の子供達の成長と職員の愛深い養育を想い、何より支援者の皆様のお顔を浮かべては感謝の涙がこぼれました。
多くの皆様からご支援を賜り、今年も三名の入所児童が四年制大学に合格することができました。
「夢」を描いて進学する子供達
バスケットボール部に所属し、三年間早朝練習に休まず通い、地区大会で得点王・MVPに輝いたAさんは、得意の数学を活かして経営学部に進学。
将来の夢は「ブライダルプランナー」と語る頑張り屋のAさん。
ご支援を「感謝」に換えて素晴らしい大学生活を送ってくれると信じます。
文学部社会学科に進むB君の夢は〝地域おこし協力隊〟になること。
「地域のよい所をアピールして、その地域が活性化出来るような仕事がしたい!」と、地域毎の文化や「地域創生」について学ぶことができる大学に合格したことを報告してくれました。
幼少期から神の国寮で育ったCさんは、幼稚園教諭や保育士資格を取得できる学科を志望し学校推薦で合格することができました。
Cさんの手記を紹介します。
「私は保育士の資格取得することを目標として、この春から大学に通います。小学3年生のときから現在までの9年間、私は神の国寮に入所しています。
当初は親元を離れ、自分の家ではない場所で生活していくこと、初対面の大人や子ども達とこれから暮らしていくことへの不安がありました。
私はその生活の中で心の開き方が分からず、自分の感情や意見を素直に口に出して表現することができませんでした。
しかし、住まいであるグループホームは地域に溶け込んでおり、家庭に近い暮らしが 出来ました。
職員の方々は私の些細な話にも耳を傾けてくれ、小さな変化にも気付いて 声をかけてくれました。
その温かい暮らしが私の心に変化を与えました。そのような職員の方々の子どもとの接し方や寄り添い方を間近で見て来たことで、自分も将来子どもを支えて受け止めて、時に同じ目線に立ち、子どもにとっての心の拠り所となれるような保育者になりたいと強く思うようになりました。
夢の実現を目指して、自分と応援してくれている人を信じて4月から頑張りたいと決意しています。」
改めて、見守り支えてくださる皆様に心より感謝申し上げますとともに、入所児童の皆が「神の子無限力」を発揮して人生を前進することを祈ります。
(生長の家神の国寮施設長 國弘昭義)
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