《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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《シリーズ解体 第4弾》谷口雅宣三代目総裁によって失わしめられたもの  その4 ― 生長の家総本山・龍宮住吉本宮建立目的の解体 ― (14603)
日時:2023年02月13日 (月) 11時00分
名前:護法の天使

総本山を〝聖地〟と呼ぶことを禁じた雅宣氏


 尊師谷口雅春先生は、生長の家を導き給うた住吉大神を顕斎するため、長崎の地に宇宙浄化・鎮護国家の龍宮住吉本宮をご建立され、この地を総本山として天皇国日本護持の〝聖地〟とされました。


 ところが谷口雅宣氏は、自身のブログに次のように記して、〝聖地〟と呼ぶことを禁じたのです。

「生長の家では、現象世界に〝聖地〟があるとは教えません」

「皆さんもこの本山のことを「聖地だ」とは言わないでください」(原文のまま)

          (平成23年6月17日、谷口雅宣氏のブログより引用)

 この雅宣氏の発言は、谷口雅春先生が総本山を〝聖地〟とされた事実に全く反する発言であり、信徒に大きな衝撃を与えました。

 雅宣氏の発言が、いかに谷口雅春先生が総本山を〝聖地〟とされた事実に反するか、尊師のお言葉を紹介します。

「わたしは近いうちに、九州別格本山の八十万坪の聖地に、護国の神霊住吉大神の神殿を建立する準備のために移住する。

……それが完成して住吉本宮に神霊が入魂したとき、この八十万坪の聖地を、〝別格〟の名を廃して、生長の家総本山とする予定であります」(『神の真義とその理解』)

「嘗て、天より霊杵天降りしと伝うるところの筑紫の西彼杵郡、大神平の聖地に身を浄め心を浄め奉りて、住吉大神の舎殿をしつらえ」(『神の真義とその理解』住吉大神の分身分霊として聖使命を拝受する祈り)


 しかも、先に紹介した雅宣氏のブログは、総本山の谷口家奥津城(おくつき)前で執り行われた「谷口雅春大聖師二十六年祭」の挨拶の中で述べたもので、雅宣氏は谷口雅春先生の墓前において、谷口雅春先生のお言葉を否定したのです。


「鎮護国家」の抹殺


 総本山を〝聖地〟と呼ぶことを禁じた雅宣氏は、続いて龍宮住吉本宮建立の目的である「鎮護国家」を否定するため、信徒にこのような説明をします。

「総本山建立当時の世界では、イデオロギーの対立による冷戦構造があらわれており、…各国とも軍備を増強し、武力によって自国の平和維持をめざす強い動きがありました。当時の生長の家では、…日本国を護るために「鎮護国家」を前面に出して、日本国の危機を乗り越えようと運動を展開しました。」

「しかし、…今日の世界の最大の問題は、地球環境問題」であるから、「生長の家総本山の祭祀の重点を「鎮護国家」から「世界平和」へ移す」と宣言して、「鎮護国家」のために建立された龍宮住吉本宮から、「鎮護国家」そのものを消し去ったのです。

 そして、これを信徒に徹底するため、龍宮住吉本宮の手水舎に掲げられていた「鎮護国家」の文字を「世界平和」に書き換え、更には信徒が特別に祈願する「鎮護国家特別誓願」まで改竄(かいざん)したのです。


「鎮護国家特別誓願」の改竄


 谷口雅春先生がはじめられた「鎮護国家特別誓願」は、天皇(すめらみこと)の御稜威(みいつ)を輝かしめ、日本国はもとより全世界の人々に真理をお伝えすることにより、大調和の地上天国を現成する精神的基盤を得るための誓願であり、全信徒こぞって住吉大神に、日本国実相顕現と人類光明化運動に邁進することを堅くお誓い申し上げる特別な祈願です。

 生長の家の信徒は、この誓願券に示されている誓いの言葉(次ページ上段の右の写真参照)を謹書して奉納し、総本山では毎年11月の龍宮住吉本宮秋季大祭において「特別誓願」のみまつりが執り行われてきました。

 谷口雅春先生はさらに龍宮住吉本宮建立の意義について、次のようにお説きくださっています。

  (続きます)

《シリーズ解体 第4弾》谷口雅宣三代目総裁によって失わしめられたもの  その4 ― 生長の家総本山・龍宮住吉本宮建立目的の解体 ― (承前) (14604)
日時:2023年02月14日 (火) 10時32分
名前:護法の天使

日本国家を千万年安泰にする霊的礎を築くために建立する住吉本宮であって、吾々個人が御利益を貰うために拝むとかいう、そんなお宮ではないのです。

端的にいえば、鎮護国家を目的とするお宮であって住吉大神の御出御をお願いするための社である。

それが〝龍宮住吉本宮〟である
」(『生長の家』誌昭和50年9月号)

 この尊師の御心を受けて「鎮護国家特別誓願」が行われてきたのですが、雅宣氏はこれを骨抜きにし、「鎮護国家」を削除するため、誓願の文言を全く異なるものに変えてしまったのです。

【正しい誓願券】

○鎮護国家 特別誓願


私は鎮護国家・日本国実相顕現を誓願し人類光明化運動に邁進致します


【現在の改竄(かいざん)された誓願券】

○世界平和実現のための特別誓願

「私は神・自然・人間の大調和による宇宙浄化・世界平和を誓願致します」

 「鎮護国家」を否定し、「日本国実相顕現」も「人類光明化運動」も削除すれば、もはや本来の誓願券ではありません。

 そのうえ元号まで削除し書式を横書きに変えるという徹底ぶりです。


ご祭神を変更し神示祭も廃止
大日本神国観も宇宙浄化の祈りもおこなわれなくなる


 「鎮護国家」を否定した雅宣氏は、さらにご祭神の変更という驚くべき決定をします。

 平成26年11月21日の龍宮住吉本宮秋季大祭において、龍宮住吉本宮の主たるご祭神を「住吉大神」から「造化の三神」に変更して、令和2年4月7日には全国の教化部及び信徒に対しご祭神変更の指示通達を出しました。

 これによって現教団は、谷口雅春先生が立教された生長の家とは全く異なる宗教に変わったのです。

このご祭神が変更された平成26年、総本山では次々に改悪的変更が行われました。

『「生長の家」教団の平成30年史』には次のように記載されています。

○平成26年3月1日 総本山での「立教記念式典」において「實相」額が白い幕で隠され、出龍宮顕斎殿が土足履きにされる。

又「国旗」「聖旗」は掲げられず、「国歌斉唱」のない前代未聞の式典となる。


○4月3日「神武天皇陵遥拝式」後の「大日本神国観」が廃され、「基本的神想観」に変更される。

そして5月以降「神示祭」がなくなる。


○9月27日「生長の家」にとってはとりわけ大切な「大調和の神示祭」がなくなる。

手水舎の「鎮護国家」が消され、「世界平和」に書き換えられる。


○11月21日「ご祭神」が変更となる。

あわせて「宇宙浄化の祈り」もなくなる。


 つづいて翌平成27年には、聖使命感謝奉納祭の祝詞からも「住吉大神」が外されるのです。


総本山を形骸化し貶(おとし)めるその変質はとどまるところを知らず


 総本山の変質はまだまだあります。

○団体参拝練成会の変質

「生長の家大神」であり〝鎮護国家の神〟である住吉大神への敬神を深める「団体参拝練成会」は、平成20年、4泊5日から3泊4日に短縮され、参加者も組織会員に限定されました。

 又プログラムから「谷口雅春先生御講義ビデオ」も削除され、平成23年には「大日本神国観」が消されました。

○「住吉大神」の神霊符の下附中止

 現教団は、「住吉大神」に加えて「造化の三神」を勧請したと説明していますが、これが真実ならば「住吉大神」の神霊符は下附されてしかるべきです。ところが実際は、信徒に「住吉大神」をお祀りさせないため下附を中止しているのです。

○奥津城ヒルクライム(登坂遊技)

 立教記念日等に、総本山の境内地を自転車で走り回る遊技が行われるようになりました。しかも谷口雅春先生、谷口輝子先生の御霊鎮まり給う神聖な奥津城を遊技のゴールにするという冒瀆です。

 谷口雅春先生が畢生の大事業として建立された総本山・龍宮住吉本宮は今、谷口雅宣氏によってこのように貶められているのです。

信徒の皆さんはどうお考えになりますか。



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