新たな年を迎え、益々〝先祖供養・命日供養〟に励みましょう! (14583) |
- 日時:2023年01月02日 (月) 08時46分
名前:護法の天使
機関紙新春号の第二面は、生長の家社会事業団の公益目的事業である「物故者顕彰慰霊事業」についての特集頁です。
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新たな年を迎え、益々〝先祖供養・命日供養〟に励みましょう!
情緒(じょうちよ)を育(はぐく)む中核は、昔を懐かしむ心
最近、天才数学者と言われた岡(おか)潔(きよし)博士の言葉が綴(つづ)られた小冊子『情(じよう)と日本人』(株式会社まほろば発行)を読み、とりわけその中の、「情(じよう)緒(ちよ)は、人たるものの中核にして、わけても昔を懐かしむという心情が最も大切」「情の世界は一口に言って『懐かしさと喜びの世界』」というお言葉が心に残りました。(谷口雅春先生は御著書『美しき日本の再建』に、岡潔博士の情緒についての考えをご紹介下さっています。)
この人たるものの中核となる情緒を身につけるには、「先祖供養、とりわけ命日供養を実践するに如(し)かず」と思うのです。
何故なら、命日供養を実践すると、在りし日の故人の姿が思い出され、〝懐かしさ〟で胸がいっぱいになるからです。
また、福島県の戸板由美子さんの二男さんのお嫁さんが、亡くなられたおばあちゃんの励ましを受け大安心の安産に導かれた体験(本紙初秋号№31)や、宮崎県の永野雅康さんが、奥様の七回忌法要の朝、仏前で聖経『甘露の法雨』を誦(あ)げていると、奥様が隣に座られ一緒に聖経を誦げられたという体験(同・秋季号№32)のように、故人との繋がりを感じることで〝心のやすらぎ〟を得ることができるからです。
皇學館大学の松浦(まつうら)光修(みつのぶ)教授も、先祖や故人と繋がっているという感覚が、「どんな宗教でも叶わないぐらいの安心感を、日本人に与えて来たのではないか」と指摘されています。
筆者も昨年の11月1日に、岡潔博士の言われる『懐かしさと喜びの世界』を体験しました。
この日は後輩の祥月命日で、後輩宅で「祥月命日供養祭」を行ったのです。
すると、聖経『甘露の法雨』の「人間」の項を読誦しようとした瞬間、同席していた先輩が突然、「ちょっと待て、さっきから、○○(後輩の名前)が仏壇の前に立って、こちらを向いてニッコリと笑っているぞ」と言われるのです。
先輩以外はその姿を見ることは出来ませんでしたが、姿は見えずとも私たちの側(そば)に在(ましま)して、共に人類光明化・日本国実相顕現運動に邁進していることが嬉しく、後輩の〝愛念〟が私たちを温かく包んでくれたのです。
御教えを日々の生活で実践しましょう!
このような『懐かしさと喜び』の心で、先祖や故人を供養する両親・祖父母の姿が、お子様やお孫様を〝情緒豊かな日本人〟へと育てていくとのではないでしょうか。
されば、令和5年は、谷口雅春先生が、『生命の實相』久遠仏性篇第八章「われらの祈願および修養」の十三条に、
吾(われ)らは生命(せいめい)は永遠(えいえん)なるを信じ、毎朝(まいあさ)、皇霊(こうれい)を遥拝(ようはい)し奉(たてまつ)り、次(つい)で一家の祖先の霊魂(れいこん)を祀(まつ)れる祭壇(さいだん)又(また)は仏壇(ぶつだん)の前(まえ)に坐(ざ)してその冥福(めいふく)と守護(しゅご)を祈願(きがん)し、且(かつ)自己(じこ)の生命(せいめい)も永遠(えいえん)なれば常(つね)に若く愉快(ゆかい)に青年(せいねん)の如(ごと)く生(い)きんことを期(き)す。(新編第43巻174頁、頭注版第28巻65~66頁)
とお示し下さっているように、毎朝、天皇陛下・皇祖皇宗の御神霊を遙拝し、その御聖徳に感謝を捧げるとともに、日々、先祖供養・命日供養に励みつつ、青年の如く若々しく愉快に〝光明思想〟を生き、その喜びを家族や友人知人に伝える年といたしましょう。
併せて「生長の家社会事業団」「谷口雅春先生を学ぶ会」で毎月行われている先祖供養祭に、先祖代々の御霊(みたま)、大切な御霊(みたま)様の霊牌を欠かさず提出し、招霊供養をしていただきましょう。
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