第2面を紹介します!「人間は死なない、魂は生き通し」の特集です (14541) |
- 日時:2022年11月02日 (水) 11時19分
名前:護法の天使
誠心(まごころ)込めて〝霊牌供養〟を行いましょう
人間は死なない、魂は生き通し
現在、活動を休止しているアイドルグループ「嵐」のメンバー・二宮和也さん主演の映画『ラーゲリより愛を込めて』が、12月9日より公開されます。
この作品の原作は『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』(辺見じゅん著)で、かつてこの原作を読み、二宮さん演じる主人公・山本幡男さんの生き方に感動したことを思い出します。
先の大戦後、不当にシベリアへ抑留された方々は約60万人。
寒さと飢えの中での強制労働で、約6万人の方々が望郷の念を抱きつつ亡くなられました。
また、苛酷な環境に絶望し自暴自棄になられる方もいらしたらしく、〝白樺派〟という言葉が流行(はや)ったといわれています。
遺体が白樺の根元に埋められたからでした。
そのような中で、「必ず日本に帰れる日がくる」と仲間達を励まされたのが、山本幡男さんでした。
山本さんはアムール川から名前をとり、俳句を作り批評し合う〝アムール句会〟を始められます。
「みんなで帰国出来るその日まで、美しい日本語を忘れないように」という願いからでした。
そして、句会を重ねるに従い、疲弊(ひへい)した仲間達の心身は徐々に癒やされ、「帰国できる日が必ずくる」という〝希望〟がふくらみはじめたのでした。
ところがそのような時、山本さんは病いに倒れ、闘病むなしく昭和29年8月25日にハバロフスクのラーゲリの病室で亡くなります。
山本さんは亡くなる直前の苦しい息の中でお母様、奥様、そして四人の子供達に遺書を書かれていました。
山本さんより〝希望〟を与えられた仲間達は、その恩返しに何としても遺書を家族のもとへ届けようと、厳しい監視下の中で憶える箇所を分担し、各自心の中で繰り返し復誦(ふくしょう)して暗記されたのです。
それから約2年半後の昭和32年1月に家族のもとへ最初の遺書が届き、最後の遺書が届いたのは、山本さんがこの世を去って33年経った昭和62年の夏のことでした。
人間は死なない、魂は生き通し。
山本幡男さんの魂の願いは仲間達の心の中で生き続け、家族のもとへと帰られたのでした。
〝霊牌供養〟の大切な意義について
谷口雅春先生は、御著書『人間死んでも死なぬ』に、霊魂は肉体がなくなっても私たちの身近で生き続けていること。また、御霊(みたま)様がこの世に残して来た人達に伝えたいこと、知って貰いたいことがあるとご紹介下さっています。
「自分が新らしい環境にいることに気がつくと、彼等はこの世に遺(のこ)して来た人達のことをおのずから思い出すのである。霊魂は自分の状態が幸福であるならば愛する遺族の人達に自分の死を悲しんではならないと言いたく思う。(中略)
しかし最も彼等が望んでいるのは、彼らの愛が霊界に来てから、以前より如何に深くなり、強くなり、浄まったかと云うことを知って貰うことである。」 (同書102頁。昭和61年2月15日改訂初版以前は103頁。傍線編集部)
霊界から届く御霊(みたま)様からの〝愛念〟をありがたく受け、此方(こちら)からは〝感謝〟をお返しするのが、谷口雅春先生に御教示いただいた〝霊牌供養〟です。
大切な方々の御霊(みたま)一柱(ひとはしら)一柱「お蔭で私はとても幸福です。ありがとうございます。御霊(みたま)様もますます魂の向上を遂(と)げられますように」と祈念し、誠心(まごころ)込めて、霊牌供養をさせて頂きましょう。
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