《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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男系主義派のための覺書-天皇制を破壊する女系固執者の妄言に騙されない為に- (14460)
日時:2022年08月22日 (月) 22時00分
名前:亀の子


 合掌

 所謂、トキ掲示板で、八月になつて俄然元気になつた女系固執者が、また性懲りもなく女系天皇などと言つて騒いでいますので、こちらをお借りして谷口雅春先生の御文章を紹介しておきます。


>またはどなたでも、女系天皇になったら皇室が滅ぶ、何が何でも男系継承は固守すべきであると述べられた、谷口雅春先生のご文章を上げられますか。

>谷口雅春先生直々のご文章を上げて、読者を説得してください。


 ≪日本国の個性すなわち日本国独特の建国のイデオロギーは天照大御神の「豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みずほのくに)は世々わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」と仰せられた神勅に発して、その理念の地上降下が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の天降りの神話となり、そのコトバが具体化し、それが現象化して神武天皇の建国となり、歴代天皇の子孫が統治の大権を継承し給うのが日本国家の個性であり、伝統であるのである。≫(『美しき日本の再建』54頁より)

 ≪国家としては神の生命が筋金となって一本ズーッと縦に貫くのがいわゆる「皇統連綿」である。日本はヒノモトとして、霊性本源(ひのもと)として、その発祥は天照大御神の神勅をもって肇(はじ)まり、皇統の霊統が連綿として縦に貫くのである。“霊”は“ヒ”とも読み、それは“日”であり、“陽”であり、その幽之幽なる本源神はタカミムスビ神である。神名の含意(がんい)を漢字に従って当てはめれば高身産霊(たかみむすび)の神である。髙身は、雄身(たかみ)であり、陽神であり、男性神であり、その人格的顕現がイザナギノ神であり、“イザ波”の唯物論で分割分裂して波涛にはげしく揺れる世界を、ナギ(凪)たらしめて四海波静かに平和をもち来す大神であらせられる。そのイザナギノ神の日足(ひた)り(左―陽の極点)より誕生せられた大神が天照大御神であらせられ、この神が日本国の存在形態の根本を成す神聖理念を創作し給うて、それをいわゆる「天孫降臨の神勅」として瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とともに地上に降下せしめられたのである。≫(『聖なる理想・国家・国民』昭和五十三年四月十五日初版発行 49頁より)

 天照大御神の「天孫降臨の神勅」は、同書65頁、83頁、142頁、178頁に示されています。

 すなはち、

「豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みずほのくに)は世々わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」


 とチャンとここに「男系でなければ直系にならない」理由が示されています。

「世々わが子孫(うみのこ)」

 であるから、天照大御神の孫である瓊瓊杵尊の直系でなければならないのです。

 男系でなければ直系にならない。

 父を辿ると天皇に行き着き、神武天皇に繋がる天皇が男系天皇であり、男系天皇には男性天皇も女性天皇もおられる。しかし、女系天皇は、父を辿って行っても天皇に行き着かない天皇であり直系にはならないのです。


谷口輝子先生の御言葉も紹介しておきます。

 ≪天照大神(あまてらすおほみかみ)は肉體的には女身を現してゐられるが、その靈性は陽(やう)であつて男性だと私は敎へられてゐる。また素盞嗚尊(すさのをのみこと)は肉體的には男身を現して居られるが、その靈性は陰であり女性であると言ふことである。天照大神(あまてらすおほみかみ)の靈系を繼いで居られるのが日本天皇であり、男性であることが正しいとされている。
 私は今此處で、太陽は男性であるか女性であるかについて論じたいのではない。生長の家では、男性も女性もみな等しく神の子だと説くのである。どちらが高いとか偉いとか言はないのである。みな神の子であり、基本的には同じ尊さであり同じ価値ある存在なのである。しかし、男性も女性もそれぞれに天分が異なるから、その天分に應じて活動すればよい…≫
 (『白鳩』昭和四十六年八月號「女の生と死」より)

ここに、

≪天照大神(あまてらすおほみかみ)の靈系を繼いで居られるのが日本天皇であり、男性であることが正しいとされている。≫

 とハッキリ示されているのである。


 こう書くと谷口雅春先生・谷口輝子先生が50年以上前に書かれた御文章だから、今生きておられたたら、女系天皇でもいいじゃないかと強弁(道理の通らないことを押し通すために、強引な主張をすること)しそうですが、

 そんな自分の言葉ではなく、

>女系天皇反対が尊師の御教に叶うというのは、デマです。

 そこまでいふのなら、デマの証拠として、

「女系天皇賛成が尊師の御教に叶うという」ことを、

>谷口雅春先生直々のご文章を上げて、読者を説得してください。

 といふことを、まづは自ら實践して貰ひたいものである。


 小生の方は、暇を弄ぶ女系固執者を相手にする無駄な時間、無駄な労力は持ち合わせておりませんので、これ以上は關わりません。


再拝


男系固執者の獨語 (14461)
日時:2022年08月24日 (水) 23時22分
名前:亀の子


合掌

 谷口輝子先生の御文章まで改竄して自分の都合のいいように言い繕っていますので續投します。


 まづ小生が“トキ掲示板”に投稿しない理由を二點挙げておきます。

 第一の理由:小生は、土日の日中も含め仕事(眞理を触れる場ではない)をしており通勤も併せると12時間のほとんどネット環境にゐない(休憩時間に聖典の拜讀、スマホを見る程度)。従つてトキ掲示板のやうな次から次から意見が飛び交うネット空間への投稿は無理であるのが第一の理由である。

 第ニの理由として、言語を弄(もてあそ)ぶ投稿者が多い掲示板は、小生の性に合わないといふ理由です。「類をもって集る」「類は朋を呼ぶ」といふ「親和の法則」の反対である「類でないものは反撥する」といふ法則によります。


 さて、前回の反応を見ると今回も思つた通り、論点ずらしや詭弁を儘くし果ては、谷口輝子先生の御言葉まで自分の都合のいいやうに改竄して勝つた氣を晒してゐるのは何とも滑稽である。


 小生は、自分のブログの「信仰夜話(二)」(二〇二〇年文月廿九日00:44投稿)に於いて、

>「谷口雅春先生原理主義者」と云われても有難くお受けする。

 とまで言っている小生であるので、小生に對しての誹謗中傷はにはいちいち反応しません。それはその人が思うだけのことで、好き勝手にすればよい。小生は「使命邁進の神示」に従つて自分の思った道を行くのみである。

 相手には谷口雅春先生の御文章からの出典を求めるが、自分は高森某の本やブログを紹介するのが目的なら最初からそう書けばよいだけである。

 「自分は、谷口雅春先生よりも高森先生を崇拝しております。」

 「自分は、生長の家ではなく、高森教の信者であります。」

 と書けば事足りるのである。何も谷口雅春先生を持ち出すまでもない。

 すでに小生は、高森明勅氏の『「女性天皇」の成立』(幻冬舎新書 2021年9月30日第一刷発行) は、發行と同時期に購入し、讀んでいる。その前著『天皇「生前退位」の真実』も讀んでいるが、高森某のブログまでは讀んではゐない。

 なぜなら小生はあくまでも「谷口雅春先生原理主義者」であり、高森教信者ではないからである。高森某のブログなど見る暇があれば、谷口雅春先生・谷口輝子先生の御文章を拜讀している。

 谷口雅春先生・谷口輝子先生は、女系天皇など決して御認めにならない。

 本來、「女系天皇」などと言っても「非男系」であり、「雑系」といふ意味である。


>天照大神(あまてらすおほみかみ)の靈系を繼いで居られるのが日本天皇であり、男性であることが正しいとされている。<

>〇天照大神(あまてらすおほみかみ)の靈系を繼いで居られるのが日本天皇[男女問わず]である
>〇[現在の皇室典範では、又は一般通念では]男性であることが正しいとされている。

>と理解しています。


 自分の理解だけではなく、

>「女系天皇賛成が尊師の御教に叶うという」ことを、

>谷口雅春先生直々のご文章を上げて、読者を説得してください。


 「谷口雅春先生直々のご文章」は、何処にありや?

 「谷口輝子先生直々のご文章」は、何処にありや?


 管理人樣、もし、この投稿が混乱を招いてゐるやうでしたら、削除なり、御忠告ください。


 禮拜


亀の子さまのブログの記事はここにあります。 (14463)
日時:2022年08月25日 (木) 18時50分
名前:管理人

合掌

亀さんが上の14461でおっしゃっているブログ「信仰夜話(二)」の二〇二〇年文月廿九日御記事は、

http://kamenoko4126.livedoor.blog/archives/2020-07-29.html

にあります。


管理人



管理人樣へ (14465)
日時:2022年08月25日 (木) 22時36分
名前:亀の子



 合掌、ありがとうございます。

 この度は、色々とお忙しい中、當方のブログまでご紹介いただき、誠にありがとうございます。

 以前、その節は色々とお世話になりました。一計を案じられてのお手並みは、大變素晴らしく勉強になりました。

 本來なら自分のブログ(亀の子ブログ)で紹介すればよいのでせうが、亀の歩みのような閲覧者数であり、もつと多くの方々に尊師谷口雅春先生、谷口輝子先生の天皇論を知つていただけるやうこちらの掲示板をお借りした次第です。

 また、相手方が同じやうなことを弘めるやうな時が來れば、お借りしたく存じます。

 どうぞ、よろしくお願いいたします。


  感謝 禮拜

「令和」には、『令和の皇統継承』 (14483)
日時:2022年09月08日 (木) 00時55分
名前:亀の子


合掌

令和の時代には、そのものズバリの良書です。

是非、ご一讀ください。


Amazonでも購入可能です。


禮拜



國体破壊を目論む女系天皇固執派(女系天皇に繋がる女性天皇含む)には、くれぐれもご注意ください(亀の子ブログ加筆編集版) (14486)
日時:2022年09月10日 (土) 21時45分
名前:亀の子

合掌

 まづは、今上陛下の御言葉を掲げさせていただきます。

「立皇嗣宣明の儀の天皇陛下のおことば」(令和2年11月8日)

「本日ここに,立皇嗣宣明の儀を行い,皇室典範の定めるところにより文仁親王が皇嗣であることを,広く内外に宣明します。」

 女系固執派は、この今上陛下の「おことば」さえ否定(無視)して、「お気持ち」などといふこと言っていますが、何一つ、客観的な証拠を示せず、〈天皇陛下(上皇陛下)が切望されて来たのは、女性天皇の成立、女性宮家の創設です〉などと詭弁を使い「天皇陛下の政治利用」を平然と行います。

 < 日本国の個性すなわち日本国独特の建国のイデオロギーは天照大御神の「豊葦原(とよあしはら)の瑞穂国(みずほのくに)は世々(よよ)わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」と仰せられた神勅に発して、その理念の地上降下が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の天降りの神話となり、そのコトバが具体化し、それが現象化して神武天皇の建国となり、歴代天皇の子孫が統治の大権を継承し給うのが日本国家の個性であり、伝統であるのである。日本歴史を顧るならば、皇統が危機に面したことも幾回かあったが、その度毎に常に、わが日本国家が生命体としての「国家の個性」を守りつづける「拒否反応」が発顕して、その危機を乗り越えて来たのが日本国家なのである。>(『美しき日本の再建』54頁より)

 この一文だけでも心読・魂読するならば、「男系」「女系」と論(あげつら)うことない谷口雅春先生のお答えが観えてくるはずである。


 谷口雅春先生の『古事記と現代の預言』「天津日嗣(あまつひつぎ)の意味するもの」159頁から抜萃すると、

< 天照大御神から瓊々杵尊→神武天皇→歴代天皇と連綿として靈統がつたわる。>

谷口雅春先生の「お祈り」の言葉を掲げさせていただきます。

  二月の祈り

(瞑目して大日輪を観じ、大日輪より御声出ずると観ずる)

天照大御神のたまいぬ、

“豊芦原の瑞穂国は世々(よよ)わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき国なり”と。

ここに霊の国、高天原に日本国の原型つくられぬ。

霊の国・高天原につくられたる日本国の原型

瓊々杵尊(ににぎのみこと)の降臨と共に天降りぬ。

この霊の日本国の原型、

いよいよ具体化して神武天皇の建国となりぬ。

それゆえに日本国は代々(よよ)天皇主権の国なり。

神武天皇のたまいぬ。

「苟も民に利あらば、聖の国を治め給う道にかなう」と。

ここに日本国は、天皇国にして

同時に天皇が民利を中心にして国を治め給う国なり。

天皇に派閥無し、

天皇は唯、民の幸福と繁栄のみを念願となし給う。

天皇さま、ありがとうございます。

ありがとうございます。

ありがとうございます。

               (『理想世界』昭和44年2月号 )

 上記の「祈り」の中にも「天壌無窮の神勅」(「天孫降臨の神勅」)が引用されています。他の谷口雅春先生の愛國の書に多く引用されています。

 日本の歴史上、女性天皇はおられたが女系天皇は一方(ひとかた)もおられない。この「事実」が極めて重要なのです。女系固執派が女系だと強弁する元明天皇(母)から元正天皇(娘)への母娘継承であるが、元正天皇(娘)の父は、岡宮天皇(草壁皇子)であり共に男系女性天皇であり男系がチャンと継承されてゐるわけです。

 女系固執派は、「皇位の安定的継承」とか「安定的な皇位継承」などというもっともらしい理由を掲げますが、その本音は皇位継承資格者を拡げるということです。要は「萬世一系」を無視し、誰でも天皇になれるようするのが目的です。しかしこの時点で、天照大御神の「世々(よよ)わが子孫(うみのこ)」といふ神勅を無視しているのです。

實はこの「誰でも天皇になれるようするのが目的」といふ「女系天皇」といふことは、大變な危険性を孕んでいるのです。

 女系固執派は、それが天皇制破壊・國体破壊に繋がることを知ってか知らずにかは不明ですが、分りやすい大変極端な例を引用します。

>『ひと目でわかる皇室の危機―天皇家を救う秘中の秘』(水間政憲 ビジネス社)(外国人との結婚の箇所を引用させていただく) 

> ※ 小説仕立てになっており大変わかりやすく書かれています。


>京子 「極端なことをいえば、「女性宮家」ができたら父親が外国の方、たとえば中国や韓国の方の子どもが天皇に即位する可能性も否定できないということよね。」

>櫻子 「韓国系や中国系の方と結婚された女性宮家が誕生すれば、その可能性は否定できないわ。」

>京子 「そのことを国民が知ったらビックリして誰も「女性宮家」に賛成するひとはいないでしょう。」

>櫻子 「それがいるから問題なのよ。皇統断絶を目論む左翼政党がそうだし、日本人といっても、朝鮮系も中国系も多い時代だからわかったものではないわ。」(32頁より)


 一応、ここで引用は留めておきたい。

 上記の例が極端な話であることは認めますが、100%ナイと誰が言いきれるでせうか?

 仮に女性天皇(男系)が外國人を夫として迎え、本來、絶対無私である天皇が、「外國人と結婚したい」と私事(わたくしごと)を公言されたら、夫は、外國人であり、その間にできた御子(男として)が将來、天皇(女系男性天皇)になられた場合、その時点ですでに、それは天照大御神の「天壌無窮の神勅」に反するものなのです。


 仮にその女系天皇が、自分の父は「天照大御神」など信じていないから、父の國(上記の例では、中國や韓國)の神様を拝みなさい。ということになったら、もう、日本は日本で無くなってしまうのです。

 女性天皇から女系天皇、果ては、皇統断絶、國體破壊を目論む左翼の女系論者には、くれぐれもご注意ください。

 なお繰り返しになりますが、小生は、「学ぶ会」の関係者でも、「社会事業団」関係者でも、「光明思想社」の関係者でも、また「日本会議」の関係者でも、ましてや統一教会関係者でもありません。

 群れることが苦手な谷口雅春先生が大好きな一愛國者にすぎないことを附記しておきます。

  再拜


女系論者の不可思議 (14487)
日時:2022年09月10日 (土) 22時35分
名前:亀の子

 合掌、ありがとうございます。

 女系論者の推薦する高森某ですが、『ウィキペディア(Wikipedia)』では、「新しい歴史教科書をつくる会副会長」として書かれています。

「新しい歴史教科書をつくる会 役員構成」で調べると、令和4年月7月1日現在でも、「新しい歴史教科書をつくる会」の理事として掲載されています。

 そこには、
----------------------------------
 役員構成
「つくる会」の役員を紹介します。(令和4年月7月1日現在)
 
 理事
 高森 明勅 (たかもり あきのり) 日本文化総合研究所代表

 (経歴略)
----------------------------------

 としてシッカリ、寫眞まで掲載されています。

 そこまでは、まだ問題ではないかもしれません。

 令和3年4月22日に靖国神社參拝の折、神社前で「つくる会」の方々が配布されていたチラシを寄附したかわりに戴きました。

 そのチラシの一枚には、

>「126代続いている、
> 我が国の伝統を大切に!
> 女系天皇容認の策謀を
> 断固阻止しよう!」

 と大々的に書かれていました。

 もう一枚には、

 「共催」として「皇統(父系男系)を守る国民連合の会」と「新しい教科書をつくる会東京支部」が催す、「第4回皇統を守る会講演会」の案内と、中央には、

>「正統な皇統を死守しなければ、
> 日本は『日本』で
> なくなる!」

  と緑の下地に白字のこれまた大きな文字で書かれています。

 アレ、アレ、アレッ、「つくる会」の理事として、こんなことを看過してていいものでしょうか?

 それとも「勝手に東京支部が作っている」とでも言い譯するのでしょうか?

 小生は、そんなこととは露知らず、千円寄附してこのチラシ数枚並びに、126代御歴代天皇陛下系図のクリアホルダーをいただき喜んで帰宅しました。

 そして、今はどんな活動をしているのかネットで調べたところ、女系論者の推す高森某が出てきたといふ次第で、正体見たりとして、論争を控えておりましたが、また騒ぎ出しましたので、ここに広く紹介いたします。


 再拜



皇位継承問題の最終確認① (14497)
日時:2022年09月19日 (月) 16時30分
名前:亀の子

合掌

過日、小生のハンドルネームを挙げて、別のネット空間で、最初とは別の女系天皇論者の方から、下記のやうな質問が出されましたが、まさか「血統」とは?「男女同権」ではないか?といふレベルから回答しなければならないかと氣が滅入ってしまい、書く氣力を失くしておりました。
 また果てしない議論を惹起することも大人気ないので、しばらく放置することとしておりました。

 しかし多くの人がこの件で關心を持たれてゐる樣子ですので、こちらをお借りし投稿することにしましたが、「皇位継承問題」については、既に亀の子ブログで一通り書いておりますので、今回の皇位継承問題に關しては、この投稿をもつて最後の回答とします。長文になりましたので、4つに分けることとしました。

 小生も、「安全地帯」から投稿します。「君子、危うきに近寄らず」の言葉もありますが、危険を冒してまで危険な場所へ行くほど、小生は精神的・肉體的にも若くはありません。

 すでに反論の大枠は、その日の内に纏まつていましたが、「皇位継承問題」は色々な観点があり、1冊の本を書くやうなものになります。小生もブログで紹介したやうに「皇位継承問題」に關しては谷口雅春先生の愛國書聖典のほかに100冊以上の男系・女系(便宜上使ひます)問わず一般書籍を購入し目を通しています。

 すでに「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」(昨年末)に於いても、「皇嗣秋篠宮、悠仁親王の継承の流れを揺るがせにしてはならない」として男系継承の道筋が決まつていますので、喫緊の課題ではありませんが、皇統断絶を目論む左翼政党をはじめ、それに乗せられた女系固執論者の波状攻撃から自らの國を護るといふ意識で、永遠に續く日の本の國の大切な事ですので、自らの問題として多くの方に考へて戴きたいと思ひます。もちろん小生は、その方(ほう)の専門家でもありません。どうか谷口雅春先生の愛國の書をはじめ、紹介した『令和の皇統継承』等を購入してお讀みいただきご理解を深めてください。

 では、いただいてゐるご質問を見ていくことにしませう。

1.「皇位継承における「血統」とは」どういふ意味か?
------------------------------------------------------------

>なんで愛子様でなく、(結婚相手である)男性の血統をみるんでしょうか?
>愛子様が天皇で、愛子様は天皇家の血を受け継いでるのに、
>何故わざわざ、直系の愛子様を無視して、配偶者(男性)の血統をみるんでしょうか?
>なんで当たり前のように、常に男性側の血筋をみるんですか?
>女性が天皇になっても、男性が天皇になっても、天皇になった側の血筋を見たらいいんじゃないの?ちゃんと、天皇家の血は延々とつながってますよ。
------------------------------------------------------------
 以上が引用です。

 さて、御覧の方ならいかが回答されるでせうか。

 小生は、この親スレッドから続く子スレッド内でも、具体的なお名前は出していないし、「愛子内親王殿下」のことを一言も書いていないのであるから、単なる言い掛かり以外の何ものでもない。女系論者の頭の中ではそのやうに変換されるのであろうか?

 皇室に敬意をお持ちなら“愛子様”ではなく、「敬宮愛子内親王殿下」せめて「愛子内親王殿下」とお書きになられたら如何でせうか。

>何故わざわざ、直系の愛子様を無視して、配偶者(男性)の血統をみるんでしょうか?

 「愛子内親王殿下」と書いてもいないのだから、「無視」することも不可能です。書いてもいないことをさも書いたやうに言い、尾ひれをつけての反論は、単なる言い掛かり以外の何ものでもない。「誤讀」といふやうなレベルでないことは明らかです。この女系論者の頭の中はどうなってゐるのであろうか?

 最初の女系固執論者の方も、自分では、

>個人の思い込みではダメです。谷口雅春先生直々のご文章を上げて、読者を説得してください。

 と言いながら、自分は、谷口輝子先生の御文章に自分勝手な文言を追加改竄していたが、女系論者の方々の頭の中は、そのような構造になっているのであろうか?なるほど、女系論者教祖の某氏が「「新しい教科書をつくる会」の理事である理由が理解できました。

 小生が、どこに「敬宮愛子内親王殿下」を無視するやうな事を書きましたか?書きもしないことを恰も書いたやうに書くのは止めてください。

>なんで当たり前のように、常に男性側の血筋をみるんですか?

 一般国民でも、結婚したら當たり前のように男性側の家庭に入りますが、最近では、夫婦別姓も増えてゐるやうですが、通常、苗字も男性側の苗字になるのは當たり前ではないでせうか?すでに一般人になられた「小室眞子さん」(眞子内親王殿下)も男性側(小室家)の家庭に入られたから「小室」といふ苗字になられたことは、通常の大人ならわからない筈はありませんが、こんな事まで説明しなければお分かりにならないとは、誠に悲しい限りです。

 これはいまだに「女性天皇」と「女系天皇」の違ひが混同されてゐるか、理解されていない、または「皇位継承」と「相續」を混同されたために抱かれた違和感のやうです。

 繰り返しになりますが、まづ皇位の男系(父方)継承確認しませう。現在の天皇樣から父方の血筋だけを遡つり、初代天皇である神武天皇につながるのが「男系継承」であり、一二六代の天皇が連綿とつながつてきたのが「男系継承」です。

 一方で、母方の血筋だけをさかのぼり、初代天皇である神武天皇につながるのが本当の意味での女系継承ですが、そのやうな血統は存在しません。

 谷口雅春先生が「男系継承」の本源を示された親スレッド内の文章を再度、お讀みください。以下でも繰り返して書きますので、「生長の家」の御教へを受け継ぐ者として、このことは、魂にシッカリと刻んでください。

 ひるがえつて、

>女性が天皇になっても、男性が天皇になっても、天皇になった側の血筋を見たらいいんじゃないの?ちゃんと、天皇家の血は延々とつながってますよ。

 と言われていますが、では「天皇になった側の血筋」とは、一体何を指すのでせうか?
 これが女系論者である高森某のいふ「男女双系(父方母方両系)」といふ概念なのでせうか?
 この方の言われる「天皇になった側の血筋」といふ譯の判らない文章のどこに、“皇位の一貫性”・“皇位の連綿性”・“皇位の神聖性”があるといふのでせうか。小生の馬鹿な頭では理解できません。

 「天皇になった側の血筋」(?)と言はれるのであれば、「男系」と対比させるなら「女系」といふ言葉ではなく、正確には「男系でもなく女系でもない天皇」すなはち「非男系」「雑系」といふ言葉になるといふことを、貴方様自身が言われてゐることになりますがそういふ理解でよろしいでせうか?

 この件については、下記に詳細します。便宜上、「女系天皇」といふ言葉を使いますが、「男系」との対比は「女系」ではなく「非男系」といふ言葉が正確であると認識してください。

 個人の相続と皇位継承はまったく別の事柄であり、敬宮愛子内親王殿下が皇位を継げないのは、おかしいとかお気の毒だといふのは、皇位継承と相続を混同した誤解です。血統の論理よりも、近親者に継がせやうといふ一般の家の論理、すなはち「私」を持ち込んだ發想であり、まさしく皇位継承と相続(家の論理)を混同してしまつてゐることになり、「公」と「私」の混同(公私混同)の發想であります。

 そこに見えてくるのは、皇室を血統の論理(男系父系)から(一般の)家の論理(非男系(女系))にするといふことは、皇室の存在を公から私物に貶める發想です。

 最初の親スレッドの(14460)の、

≪国家としては神の生命が筋金となって一本ズーッと縦に貫くのがいわゆる「皇統連綿」である。≫の谷口雅春先生の『聖なる理想・国家・国民』は、ちゃんとお讀み戴いてゐるのでせうか?

≪神の生命が筋金となって一本ズーッと縦に貫く≫と謂われていわゆる「皇統連綿」は、≪その幽之幽なる本源神はタカミムスビ神である。…髙身は、雄身(たかみ)であり、陽神であり、男性神であり、…≫
≪天照大神(あまてらすおほみかみ)の靈系を繼いで居られるのが日本天皇であり、男性であることが正しいとされている。≫

 との谷口雅春先生は、「陽神」「男性神」と書かれてゐる意義や谷口輝子先生の「男性であることが正しい」との御言葉を見逃しておられるのですか?それとも「無視」しておられるのですか?貴方こそ谷口雅春先生・谷口輝子先生の御言葉を「無視」してゐるではありませんか。

 皇位はこのと男系(父系)継承となつてゐることは、この一文だけからもわかることです。小生が男系を主張する根拠は、谷口雅春先生・谷口輝子先生の上記の御言葉と二千六百年以上、「男系」で皇統が續いてきたといふ事実からです。“皇位の一貫性”・“皇位の連綿性”・“皇位の神聖性”とは、そのことを指してゐることに何故、気付かないのでせう。それも「無視」されるのでせうか?

 それとも、谷口雅春先生・谷口輝子先生の御言葉より、高森某の云う事を優先させるのであれば、

 「私は、「生長の家」信者ではなく、高森教の信者であります。」

 「私は、谷口雅春先生・谷口輝子先生先生の御言葉より高森先生を信じます」


 とハッキリ前置きしてから書いてください。

 もし、歴代天皇の中に「女系天皇」があつたというなら、一例でもいいので挙げてみてください。

 そして「女系天皇賛成が尊師の御教に叶うという」ことを、

>個人の思い込みではダメです。谷口雅春先生直々のご文章を上げて、読者を説得してください。

 また、谷口雅春先生の御名前を出して、本來の「生長の家」の信者さんを惑わさないでいただきたい。


結論:皇位継承における「血統」とは、幽之幽なる本源神である高身産霊神が「陽神」「男性神」であることを、継承してゐるといふことです。



 (つづきます)







皇位継承問題の最終確認② (14498)
日時:2022年09月19日 (月) 16時38分
名前:亀の子

2.男系継承は男女平等に反するか?

 日本国憲法の第十四条では「すべての国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と定められています。

 まづ大前提として天皇及び皇族には、一般国民に対するような人権は保障されていません。天皇はもちろん皇族は一般国民と区別されています。誤解のないやうに書くと天皇及び皇族の人権は考えなくてもいいといふことではありません。しかし一般国民とは異なるといふことは、キチンと認識しておいてください。これも當まえ前といへば、當まえ前のことです。

 また、「一般国民とは異なるといふこと」については、すでにご存知のように天皇や皇族の方々には、戸籍も苗字もありません。また、極端な例をあげると一般国民は、日本を離れて海外移住する人もいますが、それでは、天皇陛下が、「じつは私は日本は嫌いだから海外に住みたい」とのお気持ちを表明されたとしてもそれが叶ふことか、少し考えれば誰でもわかることです。

 現在、皇位継承が皇族男子だけに附与されてゐるといふことと、一般生活において男女が等しく暮らしていくことは別次元の話なのです。

 一般国民でも大相撲の力士は男性に限られています。歌舞伎役者も男性だけがなることができます。大相撲關係では、力士に限らず行司、呼び出しも男性に限られています。では逆に宝塚歌劇団には男性は入ることはできません。また、現在の日本では、助産師は男性は認められていません。だからといって一般国民の男女平等の権利が制限されてゐるとは通常、誰も考えません。そもそもそういうものだと認識してゐるからです。傳統とはそういうものです。

 「令和」の時代なのだから、大相撲の女性力士だっていてもいいのじゃないか。女性行司や女性呼び出しがいてもいいじゃないか。歌舞伎役者に女性がなれないのはおかしいじゃないか。もともと出雲の阿国という女性が歌舞伎踊りを始めたのが發祥じゃないか。

 「令和」の時代なのだから、男性だって宝塚歌劇団に入れてもいいのじゃないか。全国の「女子高」や「女子短大」など男性が入れないのは男女差別じゃないか。海外では男性の助産師も認めてゐるのだから日本でも認めてもいいじゃないか。

 こんな疑問は、通常の人なら考えもしないことでしょう。
 「天皇」とはまさしく傳統の核心部分であり、一般国民の男女平等とは別次元の存在なのです。歴史と傳統に基づき、血統に基づきその資格のある方だけが皇位継承していくものです。

 そもそも人権や平等を最上位に持つてくるなら、皇室は成り立ちません。まさしく皇統断絶、日の本の破滅です。

 「われわれは戰後の日本が、經済的繁榮にうつつを抜かし、國の大本を忘れ、國民精神を失ひ、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自らの魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た」(三島由紀夫『檄』)との三島由紀夫氏の叫びが脳裏に響き渡ります。


 紹介した『令和の皇位継承』には、

< 女性皇族は天皇になれない、これが女性に対する偏見といふなら、その逆に一般男性は皇族になれないのに対し、一般女性は皇室に嫁げば皇族(皇后や親王妃)になえるのです。決して女性に対する差別や偏見とは言へないのではないでせうか。>(54頁)

 と書かれています。


結論:「天皇」とはまさしく傳統の核心部分であり、一般国民の男女平等とは別次元の存在です。一般生活において男女が等しく暮らしていくことは別次元の問題です。


 (まだつづきます)





皇位継承問題の最終確認③ (14499)
日時:2022年09月19日 (月) 16時48分
名前:亀の子

3.「男系」との対比は「非男系」「雑系」と表現するのは正しいのか?

 上記に記したことと重複しますが、あえて繰り返します。

 男系・女系といふと、男女差別と誤解する人が出てくるのですが、「令和」の世では、「性」の問題は、男性・女性といつた概念ではなく、ちょっと前までは、「LGBT」(エルジービーティー)と言われていましたが、もう時代遅れであり、「LGBTQ (エルジービーティーキュー)」「LGBTQ+」と言われる時代になつています。

 ※「LGBTQ」とは、Lesbian(レズビアン=女性同性愛者)、Gay(ゲイ=男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシャル=両性愛者)、Transgender(トランスジェンダー=心と体の性が異なる人)、Queer/Questioning(クィアまたはクエスチョニング=性的指向・性自認が定まらない人)の頭文字をつなげた略語で、いわゆる性的少数者(セクシュアルマイノリティ)の総称です。

 ※「LGBTQ+」の最後に「+」がついてゐるのは、性はとても多様であり、上記以外にもたくさんの性のあり方があることから、包括的な意味を持たせるため。

 と、もうここまで書けば、上記にでも少し触れたやうに比較するのはあくまでも「男系」と「男系でもない女系でもない」すなわち「非男系」「雑系」といふことが分かるはずです。比較するのはあくまで「男系」か「非男系」であり、「男系」「女系」といふ比較ではないといふことがわかる筈です。

>日本の歴史上、女性天皇はおられたが女系天皇は一方(ひとかた)もおられない。

 といふ事は、子スレッド(14486)で書いたとおりです。もっとわかりやすく逆に書けば、

 日本の歴史上、天皇はすべて男系天皇であつた。といふ事實です。

これは天照大御神の「直系」といふことは「男系天皇」でなければならないといふことです。

 皇位継承の大原則は「血統」を守ることにあります。

 繰り返しになりますが、それでは血統とは何か。血統とは男系、すなはち父方の血筋を代々受け継ぐことを意味します。血統の形態にあるのは「男系」または「非男系」のいずれかです。この女系論者さんが證明してくださいました。

 谷口雅春先生は、『秘められたる神示』の中で、

< このやうにして天津日嗣(あまつひつぎ)の神武天皇の建國以來、天皇を中心生命にとする日本國家は一度も滅びることなく續いてゐるのである。これを此の神示には「天津日嗣の御子と言ふのはその完全圓満さが何の迷ひにも隠される事なく明かであるから生命の實相の久遠常住性が形に其のまま顕(うつ)し出されて連綿と無窮につづいてゐるのである」と訓(さと)されてゐるのであります。(註・「天津日嗣」とは「天界の靈意を嗣ぐ」といふ意味で、私的意思をさしはさまぬことであります。)…(中略)…
 …すべて家(いへ)が中途で断絶し血統がつづかず、××家といふものが途絶えてしまふのは、それが「生命の家」即ち陽と陰とが完全に調和した實相の状態になつていない・・・> (189頁より)


 とお示しになり、ここで重要な事を尊師はお示しされています。それは、

< (註・「天津日嗣」とは「天界の靈意を嗣ぐ」といふ意味で、私的意思をさしはさまぬことであります。)>

 この「註」の御文章の「私的意思」の「私」とは、どなたのことでせうか?
 吾々、一般国民も當然含まれるでせう。では、「天皇」樣はどうでせう。

 尊師の『古事記と現代の預言』の中の「第十五章 天皇の「絶對無」への還歸」といふ御文章の中には、

<…天皇といえども、現象界に肉體をもってお産まれあそばした限り、肉體的な生理作用もおありになれば、肉體的な五官の欲求もおありになるのは當然のことであります。しかし國家の重要な問題に關して「海邉に立ちて泣き患い給う」ような問題に面せられますと、“絶對無”の小船にのつて「龍宮海」卽ち一切を「ウミ出す本源・實相の世界」に渡られまして、そこから其の問題解決の「無限智」を導き出されるのであります。>(225頁より)

 と天皇といえども、現象界に於いての肉體の「私的意思」はさしはさまぬことであるとお示しになられています。

 『秘められたる神示』のその前の186頁では、

< 皇統連綿として皇統がつづき、天皇の名に於てでなければ治まらないところの従来の日本國家が形成されたのです。>

「皇統連綿として皇統がつづき」と書かれていますが、皇統連綿として皇統がつづいてきたのは、「男系」でしょうか「非男系」(女系)でしょうかそれとも?と質問を發するまでもありませんが…。


結論::「皇統連綿として皇統がつづ」いてきたのは、「男系」であるといふ事実に盡きます。宮内庁のホームページ「天皇系図」で、男系継承の系図が見られます。ご確認ください。このことが大前提になりますので、しっかり認識しておいて戴きたいと思ひます。



 (まだまだ、つづきます)






皇位継承問題の最終確認④ (14500)
日時:2022年09月19日 (月) 16時58分
名前:亀の子

4.女系天皇になったら皇室が滅ぶか?

 最後に、女系天皇になったら皇室が滅ぶといふ御文章を挙げておきます。

 一番最初の方の問ひを再度、引用すると、

>またはどなたでも、女系天皇になったら皇室が滅ぶ、何が何でも男系継承は固守すべきであると述べられた、谷口雅春先生のご文章を上げられますか。

>個人の思い込みではダメです。谷口雅春先生直々のご文章を上げて、読者を説得してください。

 昨今、言われてゐる「女系」「男系」だといふ概念が無かった時の、尊師の御文章を示せと言ってゐるわけであるから、無茶苦茶な論理であることは確かです。

 自分でも示せないものを他人(ひと)には示せと言ふ。自己撞着も甚だしい女系固執論者であります。


 谷口雅春先生の『秘められたる神示』から引用させていただきます。

<日本國のみがその歸一の中心として皇統連綿不變なる天皇を持續してゐるのであつて、他の諸國の中心は常に弱肉強食禪譲(ぜんじやう)放伐(ほうばつ)、簒奪(さんだつ)交替をほしいまゝにしてをり、變化常なき状態であります。このやうな諸外國の、常に“歸一の中心”の交替する状態は、實相世界の久遠常住の秩序があらはれてゐるとは言へないのであります。>(168頁より)

 そして谷口雅春先生は、「他の國を見習うべき」との女系論者の言い分も以下のやうに否定されています。

<最近の戰後派の歴史家のうちには、日本天皇は必ずしも萬世一系といふことにつき、あやしげな塗説(とせつ)を實證(じつしよう)も如く取り扱つて、「日本天皇は必ずしも萬世一系ではない。民間より選ばれた皇后(くわうごう)が、天皇の死後妊(みごも)られた皇子(みこ)を次の天皇に擁立したやうな事もあるらしいので、その場合、天皇家の血脈は絶えてゐるのである」などと、まことしやかに宣傳して日本皇位の萬世一系性を否定し、日本民族の最も誇りとすべき事を、信ずべからざる道聴塗説(だうちやうとせつ)によつて否定しようとする非日本人がある由(よし)でありますが、そんな説は一笑にだに價(あたひ)しないものであります。>(92頁より)

 と現在の女系論者中には、男系父系の連綿不變なる萬世一系性を否定する輩(高森某もその一人)もいますが、

「そんな説は一笑にだに價(あたひ)しないものであります。」とお示しになられています。

< 天照大御神の神裔(しんえい)たる皇室が、国民統合の中心となるべき日本の在り方が、歴史的伝承として厳然として日本民族の潜在意識の中に存するのである。だから、日本皇室以外の誰かを「天皇」として祀(まつ)りあげて皇位につかしめ、それを「国民統合の象徴」たらしめようとしても、それは成り立たないことになるのである。それは歴史的国民感情が受入れられないのである。……(中略)
 それと同じく天照大御神の神裔たる日本皇室が国家の中心体でなくなったときには、日本国家は消滅したことになるのである。…(中略)
 天皇の消滅は日本国家の消滅であるのである。だから、日本国憲法においてすら、天皇は国家の象徴とされているのである。>

(『神の真義とその理解』昭和54年3月1日 「資料編」「伊勢の神宮に就いて」242頁~ )

 ※ これは『聖使命の実践』より引用されたものであり、原文である『聖使命の実践』では、正漢字(旧漢字)・歴史的仮名遣ひです。この一文は、『日本を築くもの』にも「伊勢神宮に就いて」の章にも記載されております。

 ここにハッキリと、

< 日本皇室以外の誰かを「天皇」として祀(まつ)りあげて皇位につかしめ、それを「国民統合の象徴」たらしめようとしても、それは成り立たないことになるのである。>

 とお示しくださり、しかも、

< 天照大御神の神裔たる日本皇室が国家の中心体でなくなったときには、日本国家は消滅したことになるのである。>

< 天皇の消滅は日本国家の消滅であるのである。>


 との強い表現で書かれていることに改めて襟を正すべき御言葉だと感じ、恐懼した次第です。

 繰り返しになりますが、「皇統の霊統連綿として縦に貫く」のは、「男性」であることを最初の親スレッドから再掲します。この女系論者も谷口雅春先生の御文章をまったく讀んでいないことがわかります。

≪国家としては神の生命が筋金となって一本ズーッと縦に貫くのがいわゆる「皇統連綿」である。日本はヒノモトとして、霊性本源(ひのもと)として、その発祥は天照大御神の神勅をもって肇(はじ)まり、皇統の霊統が連綿として縦に貫くのである。“霊”は“ヒ”とも読み、それは“日”であり、“陽”であり、その幽之幽なる本源神はタカミムスビ神である。神名の含意(がんい)を漢字に従って当てはめれば高身産霊(たかみむすび)の神である。髙身は、雄身(たかみ)であり、陽神であり、男性神であり、その人格的顕現がイザナギノ神であり、“イザ波”の唯物論で分割分裂して波涛にはげしく揺れる世界を、ナギ(凪)たらしめて四海波静かに平和をもち来す大神であらせられる。そのイザナギノ神の日足(ひた)り(左―陽の極点)より誕生せられた大神が天照大御神であらせられ、この神が日本国の存在形態の根本を成す神聖理念を創作し給うて、それをいわゆる「天孫降臨の神勅」として瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とともに地上に降下せしめられたのである。≫(『聖なる理想・国家・国民』 49頁より)


 として「幽之幽なる本源神」として「タカミムスビ神」(高身産霊神)を挙げられ、その神名の含意の中で「男性神」とハッキリ示されておられます。

 一體何が「皇統連綿不變なる天皇を持續してゐる」のであるかといふと、それは上記で累々と述べた「男系」であることは論を俟たないことであります。
 皇統とは男系のみにいふ語であり、男系と女系(便宜上、使ひます)とは明らかに同じものではないのです。

谷口雅春先生が(谷口雅春先生が御生前)の天皇を「直系」と書かれてゐる文章も紹介します。

< ところが今や、天照大御神の直系の子孫であらせられるところの天皇は、日本國憲法といふ占領憲法を押しつけられて、政治の圏外に置かれて本當の正しき位置に置かれてゐないのである。>(『生長の家五十年史』「住吉本宮建立の本義」22頁)

 とお示しになられ、その前頁では、

< 天照大御神の直系のその天皇が、この國を治めたら、永久に日本國は榮えるのであるといふ意味を仰せられて、瓊瓊杵尊を天降らしめられたといふことになつてゐる。>

 この御文章は、昭和の時代に書かれたものなので、ここに言われてゐるのは、「昭和天皇」のことを指すことはいふまでもありません。昭和天皇は、いふまでもなく男系男子であらせられます。

 さて、最初の質問に對する谷口雅春先生の書かれた最も適切な御文章を最後に紹介します。

< その存在者が本来の個性をもって存続するかぎり、永遠に変らざる中心を持続するということは、現象的存在の最小単位である“原子”だけではなく、現象的存在の最大の有機的系統たる太陽系に於いても、やはりその通りであるのである。太陽系にはそれが存続するかぎり“太陽”という永久変わらざる中心天体が持続するのであって、もし現在の中心天体が他のものと入れ換ったりするならば、現在の太陽系はなくなる。温度も異なり、引力も異なり、現在の太陽の周囲をめぐる全ての遊星は、現在の個性を失い、地上の生物はことごとく歿(ぼつ)し去って、死の世界に化するのである。存在の“中心”が変化すれば、今ある太陽系世界秩序は破壊し去って、人類は絶滅するのである。“中心存在”の必要なることかくの如くである。“中心存在”が変化すれば、“生命の世界”が“死の世界”に一変するのである。>「生命體としての日本國家」(『占領憲法下の日本』82頁より)

 太陽系を譬へに書かれた御文章ですが、最初の「その存在者」とは誰を指すか。

 この御文章は、「日本国の基本構図」といふタイトルの中の御文章であり、その冒頭には、

< 日本の国は海外の諸国とは、国の成り立ちが異るのである。天照大御神の大御心の中に、「豊葦原の瑞穂の国は世々(よよ)わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」という国家設計の基本構図を示し給うたその理念に従って顕現したところの理想的国家が日本国なのである。その理想は、人間が創作したところの理想ではなく、宇宙神なる天照大御神の創作せられた国家の基本構図に基づく理想であるのである。
 この理想は宇宙神の御発想にもとづくものであるから、単に日本国家形態の理想であるばかりでなく、あらゆる宇宙の存在の基本形態となっているところのものである。すなわちすべての宇宙に存する存在には、それが一定の個性をもって存在するかぎり、永久変わらざる中心があるということである。>
(『占領憲法下の日本』81頁、『私の日本憲法論』80頁より)

 この「生命體としての日本國家」(『私の日本憲法論』)の御文章は、太陽系という譬へであつても、それは、日本國家の永遠に変らざる中心者であらせられる「天皇」のことについて書かれた御文章であることは明らかです。三島由紀夫氏も『占領憲法下の日本』の序で絶賛した「生命體としての日本國家」は、日本人として必讀です。


 「日本の国は海外の諸国とは、国の成り立ちが異るのである。」との日本の特殊性から書き出されてゐることに注目しなければならない。女系論者のよく使う欧米に見習つてといふ詭弁に乗せられないやう、日本人としての誇りを持つていただきたいと切に思う次第である。

 この御文章は、次の御言葉で結ばれてゐる。

< 「天皇国日本」は、日本民族が創作した世界最大の文化的創作であって、これより大なる大芸術は他のどこにもないことを知って、この国体を尊重してもらいたいものである。>


  再拝


上にあげました (14650)
日時:2023年03月11日 (土) 12時53分
名前:ちからもち

読みたかったのになかなか見つからず、なんのことはない2ページに埋もれていたので上げました。

思ったよりも注目数が多いのにちょっとびっくり。




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