伝統に見る万教帰一 (14293) |
- 日時:2022年05月08日 (日) 19時13分
名前:下総の野人
源氏物語・紫式部ゆかりの石山寺(滋賀県大津市)。 その石山寺で行われている石山祭というもののことを初めて知りました。とても興味深いことです。
石山寺Twitterより
《5月5日に石山祭が行われました。境内本堂の東側にある三十八所権現社は、初代から三十八代の天皇さまをお祀りする社で、石山寺南の新宮神社の古宮になります。三十八所権現社の拝殿であります蓮如堂で神事が営まれ、子供たちの御幣振りと舞姫の奉修がありました。(御神輿は今年もありませんでした)》
お寺の中で神事が行われている! 神主さんが来られて斎行されているようです。Twitterには写真も出ていました。
しかも初代・神武天皇より天智天皇までの38代の天子様をお祀りしているという。
オモシロイではありませんか。
つくづく思います。
イザヤ・ベンダサン(山本七平)でしたっけ「日本教」と言われましたが、神道といい仏教といい、あるいは陰陽道でも儒教でも道教でも、実にいろいろなものが本邦には入り伝わってきましたけれどもこれらはさながら衣服のようなものではないか。
例えば和服であろうが洋服であろうが何を着ようが日本人は日本人。何も変わらない。
そのように「日本」が神道や仏教といわれる衣服を着している。
その「日本」は包容的であり普遍的である。
万教帰一を説く谷口雅春先生の「生長の家」が他ならぬこの「日本」で生れたのも故無しとしないと、こういう歴史、伝統からも深々と思われたのでした。小生が興味を惹かれてやまないこのような事例は恐らく枚挙にいとまがないのでしょう。
石山寺HP「境内のご案内」 https://www.ishiyamadera.or.jp/guide/precincts
元々磐座信仰が起源でしょうか。やはり古代的だ。
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