《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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「第24回公開憲法フォーラム」に参加してきました… (14283)
日時:2022年05月03日 (火) 17時44分
名前:破邪顕正


今回のテーマは「憲法改正で危機突破を!各党は参院選で改憲の必要性を訴えよ」でした。

自民党、公明党、日本維新の会、国民民主党の代表がそれぞれ登壇して、改憲に向けた思いを披瀝いたしました。

コロナ感染、そして今回のロシアによるウクライナ侵略により、会場は、これまでとは一段と違う雰囲気に包まれていました。

田久保忠衛先生が、いみじくも、結語において「唯今の4党の発表を聞いていると、今にも憲法改正がなるのではないのか」と仰いましたが、本当にそう思わせるに足る、実に充実した2時間でした。

その背景には、やはり、国会において「憲法審査会」が開かれてきたということが実に大きいと痛感しました。

百地章先生が、閉会の挨拶で、「憲法審査会で審議されている内容が実に素晴らしい。ぜひ、マスコミもそれをもっと報道してほしい」と言われていましたが、着実に憲法改正が政治日程に上ってきているということを実感いたしました。

今回、特に目を引いたのが、各界からの提言でありました。

まず、元空将の織田邦男氏からは、ウクライナは「専守防衛」「非核三原則」「集団防衛体制がない」点で、わが国と同じである…。

だから、ウクライナの現実は決して他人事ではない。

中国の台湾侵略はあるか、ないか、の次元は過ぎて、もはや既に「いつ始まるか」へと移ってきている…。

そして、台湾が敗北すれば、シーレーンは中国に抑えられ、結局、日本はなくなく中国の属国化になるほか道はない…。

いざとなれば、アメリカが助けてくれると思っているかもしれないが、今回のロシア侵略の特徴は、核をちらつかせてのそれであった。

そして、それによって米国が抑止されている…。

つまり、中国が台湾侵略する際も、同様に、当然、核をちらつかせてくるであろう…。

そうなれば、台湾防衛のためにアメリカが手を出すことはないと覚悟すべきだ…。

改めて、今回、ロシアが核をちらつかせての侵略であったことの意味をまざまざと思い知らされた感じでした。

次に登壇されたのが、関西大学特別任命教授の河田惠昭氏。

冒頭、教授は、京大で40年、防災の研究に当たってきて、出した結論は、憲法改正しなければ国民の生命を守ることはできないということだった、と言われました。

東日本震災で、多数の犠牲者が出たのは何故か。

それは避難しなかったから。

何故、避難しなかったのか。

避難命令を出さなかったから…。

避難勧告、避難要請でお茶を濁すから…。

何故、出せないか。

憲法が保障する、基本的人権に、それが抵触すると思い込み、それを畏れるから…。

つまり、今の憲法では、助かる命も助けられない…。

南海トラフ、首都直下型地震等、想定されているのに、それを考えようともしない…。

嫌なことは考えないで済ます…。

そういう風潮を生んでしまっているのが、今の憲法。

憲法には、平時のことしか念頭にないから、イザというときの心構えが考えられていない…。

今の憲法が、有事を想定しない欠陥憲法であることが、防災からも言えるという提言に大いに共感した次第です。

最後は、日本医科大学特任教授の松本尚氏。

氏は、コロナ感染症対策に関わる中で、医療体制がボランティアに支えられていることの問題点を指摘された。

平時から有事にスイッチを切り替える際、いろんな穴がある。

その穴をふさぐには、非常事態条項を憲法に盛り込むしかない…。

それが医療現場でつくづく感ずることだという現場の切実な声に、大変、心を動かされました。

憲法制定以来、恰度75年。

現状にそぐわないところがどんどん露わになってきている…。

それを国民も肌で痛感しているからこそ、かつてあった憲法改正への反感が実に薄らいできているのだと思った次第です。

このうねりをぜひ、参議院選挙での投票行動に結びつけていきたいものです。



憲法改正に向け、国民世論を如何にして喚起していくかが大事である… (14286)
日時:2022年05月05日 (木) 09時24分
名前:破邪顕正


「急げ、憲法改正」

その世論を高めていくことが喫緊の課題だと感じています。

日本維新の会、国民民主党が改憲勢力に加わったことの意義はとても大きいと思います。

自民党と両党との間に挟まれた公明党の動向が今後のポイントとなるでしょう。

その公明党に対して、私は世論で如何様にも動く政党だと見ています。

まだまだ、国民世論が改憲に大きく舵をきっているとは見ていないからこそ、公明党は改憲に消極的姿勢を崩していない…。

そこに、改めて、戦後教育の「反戦=平和=護憲」教育の岩盤の大きさを思い知らされてもいます。

現に、こうして改憲への動きが出て来ると、必ずや左翼マスコミを中心として、ブレーキをかけてくる…。

その担い手が〝立憲共産党〟でありましょう。

今度の参議院選挙で、この〝立憲共産党〟の勢力が著しく落ちれば、改憲への動きは一気に加速すると私は見ています。

その意味で、今度の参議院選挙は、戦後史を画する選挙となるやもしれません。

本当に重大な選挙だと思っています。

力を合わせて、改憲に向け、弾みの付く選挙としていこうではありませんか。




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