朝日新聞系列の「AERA」に、こんな記事が出て来るとは… (14204) |
- 日時:2022年03月13日 (日) 14時32分
名前:破邪顕正
表題は、〝日本で上がる「ウクライナは白旗あげたらいい」の声に戦場ジャーナリストが現地から激怒した理由〟と題する記事です。
その重要箇所を引きます。
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■腹の底から怒りを覚え
――その青年には7歳と3歳の子どもがいる。あなたも銃を持って戦争に行くのかと問いかけると、「行きたい」と答えた。
佐藤:でも、これまでに戦ったことのない青年です。恐怖について聞くと、「そりゃ怖い」と。「でも、自分が死ぬよりも怖いのは、この国が消滅すること」「だから戦う」と言った。
日本のどこかの評論家だかで、「ウクライナは白旗をあげたらいい」と言った人がいるんでしょう。大馬鹿者ですよ。だったらウクライナに来て、みんなにそう言いなさいと思う。
自分の国、文化や歴史がなくなるんですよ。安全圏で何もわかっていない、命を懸けたこともない人がこれから命を懸けようとしている人たちに向かって言える言葉じゃない。
この国はロシアに踏みにじられてきました。ソ連崩壊でようやく独立国家になったのに、またそのときに戻ってしまう。そうならないために血を流すことを彼らは厭わない。ゼレンスキーも含め、名もない人たちの気概がこの国を勇気づけているんです。
なのに、「10年後にはプーチンが死んでいるだろうから、その後、国に帰ったらいい」なんて馬鹿なことを言っている。このままだと、10年でこの国はなくなるんです。腹の底から怒りを覚えます。
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こういうのを〝平和ボケ〟というのでしょうね。
〝亡国〟ということがどんなことを意味するのか、想像すらできない…。
そこに戦後日本の悲劇がある…。
「悲劇」を通り越すと「喜劇」になる、という言葉を思い出しました。
「おめでたいにもほどがある」という意味での喜劇なのです。
結局、ウクライナのことは他人事でしかないのです。
対岸の火事ぐらいにしか思っていない。
もしかすると、ウクライナは、明日の台湾、或いは尖閣諸島となるかもしれないという想像力が働かないのです。
いい加減、目を覚まさないといけない…。
そんな気がしてなりません。
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