《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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千三百年祈り続ける・お水取り・東大寺修二会 (14149)
日時:2022年02月24日 (木) 20時59分
名前:下総の野人

古都奈良に春を告げる、「お水取り」の名で知られる東大寺修二会(しゅにえ)。

昨年1270回目の修二会をNHKが史上初めて詳細に記録し放映されたものがDVDとして販売され早速入手し拝観いたしました。

実に実に実に実に素晴らしいものでした。
https://www.nhk-ep.com/products/detail/h25245AA

小生が殊のほか興味を惹かれるのは神仏習合色がモノスゴク色濃いということです。

観音様がご本尊ですが(生長の家のご本尊でもある)、日本国中の神々も勧請されます。過去帳の読み上げも。

仏教の法会に神々が招かれるのです。

この貴重な記録映像を手に入れる前には不思議と情報が入ってくるもので、『月刊大和路ならら』という初めて知る雑誌を入手しました。特集が「東大寺二月堂修二会 神名帳 神々の公簿を紐解く」だったからです。https://www.narara.co.jp/

「神名帳」を読み上げ勧請するのです。

神事的側面を感じるものは他にもあります。

中臣祓という僧侶が大祓詞をとなえ御幣でお祓いされる。

白い衣体を着される。等々。

実に壮大、荘厳、日本文化の奥深さを知らせてくれる神秘的な儀式です。

もちろんご皇室の御事も。

東大寺と言えば聖武天皇。聖武帝の御事も出てまいります。

疫病が大流行し、夥しい死者が出たことに帝は「わが罪」と心を痛められ大仏建立を発願されました。
ちなみにこれは昔読んだものですが、森本公誠『聖武天皇 責めはわれ一人にあり』(講談社)は感動的です。

今年の修二会は1271回目になります。東大寺創建以来一度も途切れることなく行われている「不退行法(ふたいのぎょうぼう)」と言われています。

選ばれた11名の僧侶の方々(練行衆れんぎょうしゅう)は既に前行に入っておられ、清浄に清浄を重ね、3月1日より14日間(上7日と下7日)、1日6座もの行法を行われます(毎日神々が勧請される)。

鎮護国家、天下泰安、風雨順時、五穀豊穣、万民快楽など祈られます。

嗚呼なんと祖国日本は奥深いのでしょう。

祈りに包まれている。遥か遥か昔から。

すべての日本人に知っていただきたい重儀です。

東大寺HP
http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie1.html

行三昧 (14150)
日時:2022年02月25日 (金) 17時36分
名前:下総の野人

修二会は二七日(にしちにち)=14日間=上七日(じょしちにち)と下七日(げしちにち)、また前行も含めるとかなり長くなりますが、日々の行もさることながら、このような集中的な行はやはり大きな力があるのでありましょう。しかも1200年以上続いている。

そこでふと思い浮かびましたのが、安東先生時代の千葉で9月27日の大調和の神示の日に聖経33巻連続読誦が行われていたこと。『甘露の法雨』『天使の言葉』『続々甘露の法雨』の三部を11回。何時間ぐらいかかったのでしょう。全て満願成就の方々の中にうちの親類も居りました。

さらに思い出しましたのが、「草創期の生長の家を思わせる…」としみじみと語られていた故・宮本十郎先生のお言葉。韓国の生長の家に出向された際のご感想でした。お手には『光明一念 韓国光明化に半生を捧げて』(金海龍【正確には毋は母の字】キム・ヘリョン著、日本教文社)をお持ちでした。

同書を書棚から引っ張り出してきましてページを繰ってみました。次のような記述があります。

「光明会の日常活動は、四泊五日で行われる年二回の一般練成会、毎週の一般向け土曜講話、毎月第一、二、三土曜の夜九時から翌朝の六時まで開かれる徹夜修行(聖経読誦、感謝誦行、座談会、祈り合いの神想観)、練成会のない月の最終の日曜日に一日見真会、先祖供養祭が月一回開催されている。」(155頁)

宮本先生はこの「夜九時から翌朝の六時まで開かれる徹夜修行」について感深く話されていたと記憶します。

行の力を思ったことでした。拝

【追記】
本日28日お不動様のご縁日に際し、昔お世話になったご住職のお寺で行われたお護摩祈祷に参列してきました。約二時間。般若心経や不動真言などたくさん唱えて参りました。天下泰安を祈念して。

昔このご住職のご指導を受け『法華経』全巻読誦行をさせていただいたことがあります。以下その際の記録。

前行 全巻読誦

第1回目 平成24年1月 4日~13日 

第2回目 平成24年1月14日~19日    

第3回目 平成24年1月19日~2月1日

第4回目 平成24年2月1日~17日

本行 平成24年2月28日 

午前2時すぎ  〇〇神社(家の産土)、〇〇神社(寺の地主神)参拝

午前3時すぎ  本堂 般若心経 三宝号

        護摩堂 入堂

            点香

三礼・塗香・護身法

総礼伽陀

法華懺法(総礼三宝・香華供養段)

願文

法華懺法(敬礼段・眼根段・四悔・十方念仏)

法華経(序品~第十四)経行一回

午前8時ごろ     (中座 白湯を頂き厠へ行く)

法華経(第十五~二十八)経行一回

般若心経

三宝号

法華成仏偈

三礼

退堂

午前11時半頃  本堂 三宝号 法華成仏偈

寒冷の中、二、三度立った以外正座して行いたり。

【追記弐】3/1気が付いた。☝️いまからちょうど10年前だと。この行は8時間ぐらいかかった。子供の頃から聖経読んでたことが素地になってよかったと思う。


修二会はじまる (14165)
日時:2022年03月02日 (水) 12時58分
名前:下総の野人

東大寺お水取り 「お松明」始まる|NHK 関西のニュース https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220301/2000058383.html

昨年に続きコロナ退散や現下の世界情勢に鑑み世界の平和も祈念して下さることと拝します。

「お水取り」が行われます (14200)
日時:2022年03月12日 (土) 06時20分
名前:下総の野人

今まさに行われている東大寺修二会(しゅにえ)は「修二会」が正式名称ですが一般に「お水取り」と呼ばれています。この「お水取り」が行われるのが本日12日から13日にかけての真夜中です。仏教の法会の中の神事的側面を持つものでたいへん興味深い行事です。以下解説をご紹介します。

『特別陳列 お水取り』(奈良国立博物館編、平成27年)より

《東大寺二月堂修二会は、一般には奈良に春の訪れを告げる「お水取り」として親しまれ、「お水取り」の語は季語として歳時記にも収められている。この行法がそのように呼び慣わされるのは、行の十二日目、三月十二日の深夜(実際には明けて十三日の未明)に行われる取りの儀式が特に取り上げられたからであり、大きな籠松明(かごたいまつ)が二月堂の舞台を一層華やかにするこの日は、修二会の期間でも最も多くの人が押し寄せる日となっている。(引用者註・現在はコロナの為参詣不可)
 そもそもこの日井戸から汲まれる香水(こうずい)は、二月堂の下にある閼伽井屋(あかいや)の中にこんこんと湧き出る水で、縁起等によれば、実忠和尚(じっちゅうかしょう)が修二会を行うに際し全国の諸神を法会(ほうえ)の場に勧請(かんじょう)した折に、漁(殺生)をしていて行法に遅参した若狭(わかさ)国の遠敷明神(おにゅうみょうじん)が詫びて湧かせた水であり、それ故にこの井戸は若狭井と呼ばれている。香水を汲むのは密教的修法を掌り、神道的な行法を行う咒師(しゅし)とこれに従う童子で、五名の練行衆(平衆)が従ってこれを護る。汲まれた水は湯屋にて湯の番をする庄駈士(しょうのくし)によって二荷ずつ三往復(十二桶分)して二月堂に運ばれ、内陣の須弥壇(しゅみだん)の下、南面に三つ、北面に二つ置かれた香水壺(こうずいつぼ)に納められ本尊に供えられる。特に北面の一つは根本香水と呼ばれ、練行衆以外には頒かたず、毎年汲み残しておく水で、修二会の創始以来の水を今日に伝えるとされる貴重なものである。
 水は仏教では燈明や薫香とともに、閼伽(あか)と称されてほとけを供養するのに重要視されたものであり、お水取りの儀式も、閼伽を汲んで供えるという供養の有様を伝えるものである。》以上です。

なお汲み取ったお香水を運ぶのに使われる桶には白布がかけられ、台には榊が飾られるなど、こうしたことからも「神事」としての側面がうかがわれます。

「続ける」ということ。畏敬の念を抱きつつ私たちもと誓いたい。

【付記】修二会開始直前に当方では誌友会特別版としてDVD『千三百年祈り続ける お水取り 東大寺修二会』鑑賞会を開き、日本文化の奥深さについて学びました。

いよいよ満行へ (14209)
日時:2022年03月14日 (月) 18時54分
名前:下総の野人

ニコ生で二月堂の外観のみですが定点カメラで生中継されています。いまもまさに行法が厳修されています。満行外堂は日付変わって未明四時過ぎのようです。合掌https://live.nicovideo.jp/watch/lv335754650



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