ひかり遍(あま)ねき 君が代を。いはへ諸人(もろびと) もろともに。 (14146) |
- 日時:2022年02月22日 (火) 06時00分
名前:立葵
合掌 二月二十三日の天皇陛下の御誕生日を心より御祝ひ申し上げます。
明治維新の後、天皇陛下の御誕生日を天長節と定めて宮中では天長節祭が行はれました。 この日が天皇誕生日と改稱されて以降は天長祭となり、やはり宮中三殿での御拜禮が行はれます。 (宮内廳(庁)HPより:天長祭=天皇陛下のお誕生日を祝して三殿で行われる祭典)
さて、この「祭日」に登校して「天長節」の唱歌を歌つて紅白饅頭をいただいて歸つたといふ直接體驗のある方は今では尠いことと思ひます。 しかし、皇統は連綿として續いてをり、國民は今も變はらず天皇陛下の「國安かれ民安かれ」の仁慈の御祈りの惠みの波に浴してゐることは何と有り難い倖せでせう。
その歡びを表した「天長節」の唱歌の歌詞が本年はひとしほ心に染みます。 とりわけ「いはへ諸人 もろともに。」の一節が胸に迫ります。
"天皇陛下の御誕生日を全ての人(もろびと)が一緒に(もろともに)御祝ひ申し上げませう。"
色々な立場や考へ方の方々が互ひに、ともすると神である言葉を神として使はずに、逆に相手を截る言葉や刺す言葉を使つて荒涼たる言語空間を生み出してしまつてはゐないでせうか。
どんな人も、同じ心で、この佳き日の光を、惠みを、御祝ひ申し上げて、本年は皇居前廣場には參上できなくとも天皇陛下の彌榮を祈念し奉る日といたしませう。
明治二十六年八月十二日公布 「文部省告示第三號別册・官報第三千三十七號附録『祝日大祭日歌詞竝樂譜』」より
天長節 黑川眞賴作歌 奧 好義作曲
今日の吉き日は 大君の。 うまれたまひし 吉き日なり。 今日の吉き日は 御ひかりの。 さし出たまひし 吉き日なり。 ひかり遍ねき 君が代を。 いはへ諸人 もろともに。 めぐみ遍ねき 君が代を。 いはへ諸人 もろともに。
再拜
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