内村航平選手の引退会見に思う… (13997) |
- 日時:2022年01月15日 (土) 08時57分
名前:破邪顕正
内村航平選手のことが、とりわけ大好きになったのは、リオで金メダルをとったときです。
表彰台の「君が代」はどんなふうに聞いていたのか、それに対して、こう応えていたからです。
〈声が裏返るまで歌ってやろうと、みんなでいって、すごくゆっくり流れたので、ちょっと歌いづらかったですけれど、すごくみんな大きな声で歌えてよかったと思います〉
その内村選手がとうとう引退してしまう。
一抹の寂しさはありますが、「体操ニッポン」をよくぞ、甦らせてくれたと感謝の思いでいっぱいです。
引退会見での言葉にも感激しました。
〈人生の半分以上日の丸を背負ってこられたことは誇りですし、今後、何をするにしても自信を持って発言していけると思っている〉
「日の丸」を背負うことの素晴らしさ、誇りをこう語ってくれたことに心から感謝したいと思います。
また、後輩たちへのメッセージも素晴らしいものでした。
〈体操だけうまくてもダメだと思う。若いときは、人間性が伴ってなくても強ければよいと思っていたが結果が出る中で人間性が伴わないと誰からも尊敬されないし発言に重みがなくなると感じた。自分は小さい時から父親に『体操選手の前に1人の人間としてちゃんとしていないとダメだ』と言われてきた。大谷翔平選手も羽生結弦選手も人間として尊敬できるから支持される。そういうアスリートが本物だと思うのでこれからの体操選手には高い人間性を持ってほしい〉
こういうことをきちんと語ることの出来る人、それが一流のアスリートだと感じました。
最終的には、やはり人間性ですよね。
尊師の教えを学び、それを後世に過たず伝え遺す使命に生きる者として、こういう言葉を聞くと、自ずと襟を正されますし、大いなる励みにもなります。
内村選手、本当にありがとうございました。
|
|