《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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現総裁が〝今の教え〟を説きはじめたとき、既に尊師の本当の教えから外れ、今日の教勢の衰退は決定的なものになっていたのではないのか… (13885)
日時:2021年12月02日 (木) 16時22分
名前:破邪顕正


現総裁が〝今の教え〟という実に珍奇な言葉を弄びはじめたとき、心ある信徒は、「真理に古いも新しいもない!」と慨嘆したものです。

何故、現総裁は、こんな児戯にも等しい〝今の教え〟なるものを持ち込んだのか。

それは一にかかって、尊師の愛国運動を否定せんがためでありました。

かつての愛国運動を〝冷戦時代の産物〟と規定づけ、その冷戦が終焉した〝今〟となっては、いつまでも愛国運動を展開するのは時代遅れ…。

そういう論法で愛国運動と訣別宣言をはかったのです。

それをはっきりと打ち出したのが『〝新しい文明〟を築こう(上巻)』の中にある〝冷戦の時代〟という見出しに他なりません(29頁)。

ここで、現総裁は、尊師の「明治憲法復原の宣言」も「東西対立」(『前掲書』30頁)への危機感から生まれたものだとし、その「冷戦」がなくなった以上、愛国運動を展開する必然性はない…。

その思いがにじみ出ているのが、『前掲書』の中の〝冷戦終結とグローバル化の進展〟です(40頁)。

時代が変われば教えも変わるし、運動も変わる…。

それを正当化するために強引に持ち込んだのが〝今の教え〟という言葉だったのです。

しかし、今、本当にそう言えるでしょうか。

今の中国共産党の有り様を見て、果たして、冷戦は終結したと言えるでしょうか。

むしろ、時代は、「新たな米中熱戦とグローバル化の終焉」という時代に突入したのではないでしょうか。

何故、今回の立憲民主党の代表選挙が、盛り上がらなかったのか。

それは、4候補とも、国家にとって、最も緊急を要する国家安全保障に関して何ら責任ある回答を為しえなかったからであると私は見ます。

でも、考えてみればそれも致し方ないのです。

安保法制にあれほど反対した政党であってみれば、いったい、どんな回答を寄せることができると言うのでしょうか。

「冷戦は終焉した」という〝幻想〟に立たなければ、安保法制に反対する理屈など成り立ちはしません。

とにかく、現総裁は、〝今の教え〟を説いたために、逆に〝今〟という時代に返り討ちに遭ったというのが私の認識です。

国家の安全保障に責任を取ろうともしない「立憲民主党」を支持する段階で、もはや〝今の教え〟なるものは破綻したのだし、心ある信徒の信頼も失ってしまったのです。

全ては、〝今の教え〟が尊師のお悟りとは違っていたからです。

それについて、私は、かつてこういう投稿をしています。

……………………………………………………

〝今の教え〟という表現に象徴される根本的な問題 (10361)
日時:2018年10月13日 (土) 10時41分
名前:破邪顕正


毎朝、聖経「真理の吟唱」、聖経「続真理の吟唱」を拝読させていただいております。

拝読させていただきながら、よくぞ、このようなお悟りのご文章に出逢えたものだと、本当にありがたく、至福の時間を過ごさせていただいております。

教団にいる信徒の皆さんにお願いしたいことがあります。

この聖経「真理の吟唱」、聖経「続真理の吟唱」は絶版になっていません。

ですから、ぜひ、これを毎朝、拝読してほしいと思います。

そうすれば、現総裁の言っていることが、如何に、「真理」からほど遠いか、理解していただけるのではないかと思うからです。

例えば、総裁が言い始めた〝今の教え〟という表現。

本来の生長の家の教えからすれば、そもそもこういう表現は絶対に有り得ないものだと言わざるをえません。

因みに、聖経「続真理の吟唱」の中にある「新たに生まれる言葉」を拝読してみてください。

そこにはこうあります。

《…人間が既に〝霊〟であることは、この肉体の衣裳を脱いでから〝霊〟になるのではなく、「今」すでに〝霊〟なのである。

この「今」を悟ることが大切である。

「今」の中に一切があるのである。

一切を内に蔵する此の「今」は、過去・現在・未来と称せられて、流れ去り、流れ来(きた)るところの時間の中の「現在」を指すのではないのである。

「現在」は忽(たちま)ち過ぎ去って「過去」となる。

それは常住するものではないのである。》

総裁が言う〝今の教え〟、そこで言われる「今」とは、さしずめ、

〝流れ去り、流れ来(きた)るところの時間の中の「現在」を指〟

して言われているに過ぎません。

尊師の言われる

〝「今」を悟ることが大切である〟

の「今」とは根本的に次元を異にしているのです。

つまり、総裁の言っていることは、言うなれば〝現在の教え〟ということであって、実に平べったい、現象世界のことを言っているに過ぎないのです。

しかし、尊師のお説きになられた「今」とは、実に深い宗教的な悟りのご表現であるのです。

そのことを、「新たに生まれる言葉」は続けてこう言います。

《茲(ここ)に言う「今を悟る」の「今」というのは、過去・現在・未来をその内に包蔵して、時間の流れを超越せる「超時の今」なのである。

それは種子の中にある「生命(せいめい)」の如きものである。

種子の中には「今」既に、発根し、発芽し、葉を伸ばし、枝を生じ、蕾を含み、花をひらき、実を結ぶ全過程が、そこに、そのまま存(あ)るのである。

北畠親房は「天地のはじめは〝今〟をはじめとする理(ことわり)あり」と宣言し、金光教祖は「今、天地の開くる音を聴け」と教えた。

黒住教祖は「生きものをつかめ」と説いた。

〝生きもの〟は「超時の今」の中に生動(せいどう)する〝生命の実相〟のことである。

この〝生命の実相〟を悟ることが新生である。

過去・現在・未来は過ぎ去り、過ぎ来(きた)って、常住なく、常住なきものは「本当には」非実在のものである。

「超時の今」のみが常住であり実在であるのである。

それゆえにこの「超時の今」を「常今(つねいま)」とも謂い、「中今(なかいま)」ともいう。

「超時の今」が自分の内に宿っているのである。

そこに一切存在の過去・現在・未来が悉く包蔵されていて、時来(きた)れば、心の動きに従って、それが現象界に姿を映し出すのである。…》

まさしく、「今」とは、そのまま「〝生命の実相〟を悟ること」なのです。

「超時の今」であり「常今」であり「中今」であるのです。

それを説いてこそ、宗教の名に値するというものではないでしょうか。

ということで、尊師がお説きになられた「今」を知ったら、とてもではありませんが、〝今の教え〟などという表現にはとてもついてはいけない…。

ことほど左様に、「今」という捉え方一つとってみても、尊師と総裁とでは、全然違うのです。

それがどうして、「総裁先生も谷口雅春先生と同じ真理を説いておられる。ただ時代に即応して説き方が違うだけだ」などと言えるのか。

私には、実に不思議でなりません。

説き方が違うのではない、悟っているか、悟っていないか。

その差が如実に出ているのです。

私はそう確信するものであります。

とにかく、聖経「真理の吟唱」、聖経「続真理の吟唱」を拝読してみてください。

その違いを目の当たりにされるであろうと思う次第です。

………………………………………………

とにかく、尊師のお悟りと違う、それに背反する方向に向かえば、当然、真理という法則から外れるわけですから、その報いを受けざるをえない…。

教勢の低迷は、もはや予見せられていたことだったということです。

『日々読誦三十章経』「二日の経言 心の独立を得る言葉」にある、次の箴言を心に刻みたいと思います。

《われは法則を守り、法則は吾れを護るのである。われは法則に従い、法則は吾れに従うのである。》



「生長の家は、これは人類最後の最高の教えをするところ」これを信ずるが故にこそ〝分派〟するしかなかったのです… (13889)
日時:2021年12月05日 (日) 12時06分
名前:破邪顕正


表題の言葉は、『神ひとに語り給ふ』162頁に出てまいります。

現総裁は、それを信じてはいない…。

だから、「聖経」を〝補強〟しなければならないという発想が出てくるのです。

もう、これが出てきた段階で、「生長の家」は「生長の家」でなくなったのです。

その心の影として、現教団から『生命の實相』や「聖経」も去ってしまったのです。

問題は、『生命の實相』という〝神殿〟を失い、また住吉大神を脇神へと貶めても、そこに何の痛みも悲しみも感じないような現教団の姿なのです。

それでどうして現教団に留まれるのか。

留まることの方がよほどオカシイ…。

それが尊師の教えに忠実に生きようとする者の当然の道ではないでしょうか。

なるほど、現教団から見れば、私どもは〝分派〟にしか見えないでしょう。

しかし、その〝分派〟にこそ、却って教えの神髄〝本流〟が息づいている…。

私どもが、そう自負するのは、他でもない、そこに『生命の實相』があるからなのです。

最終的には、本物しか残らない…。

『生命の實相』という本物があるところ、そこしか残らない…。

それが私の信念であり、確信でもあります。




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