《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

本流宣言掲示板」「光明掲示板・第一」「光明掲示板・第二」「光明掲示板・第三

谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
この掲示板の目的
この掲示板のルール
本掲示板への書込法
必ずお読みください
管理人への連絡
重要リンク
TOP PAGE

文字に色、下線、ルビを付けて、太字にする方法
 

 

夫婦別姓、女系天皇の問題は、左翼側からの、「国家」破壊、「国体」破壊に向けた実質的な〝改憲運動〟であることを知らなければなりません… (13773)
日時:2021年10月23日 (土) 11時37分
名前:破邪顕正


まず、夫婦別姓の根本的な問題、何を狙って仕掛けてきているのかについて、私の思うところを述べてみたいと思います。

私の好きな番組に、NHKの「ファミリーストーリー」があります。

毎回、びっくりするのは、よくもまあここまで先祖を辿ることができるものだということ。

それもすべて、戸籍があればこそ。

この戸籍を破壊すること、それが夫婦別姓論者の、実は本音なのです。

考えてみれば、結婚後も旧姓で活躍されている方はたくさんいます。

それというのも、通称使用が許されているからです。

その通称使用に尽力されたのが、ご存じの高市早苗先生です。

それで十分対応できるのに、なぜ、夫婦別姓を法律に書き込もうとするのか、それに拘るのか。

その背景にある本音を、いみじくも露呈したのが、社民党の福島瑞穂党首です。

〈日本の家族制度を破壊するために戸籍を無くす。そのためには、取っつきの良い夫婦別姓から〉

そう、はっきりとテレビで述べているのです。

で、何が凄いと言って、戸籍を廃止して個人登録制、つまり戸籍から〝個籍〟へと変更する「メリット」をこう言い切ったことです。

①配偶者を書かないので重婚が出来る

②身分を他人に売りやすい

③在日等の別が分からなくなる

これをもって、普通、「メリット」と捉えますか?

その感覚が私にすれば普通じゃない、異常としか見えません。

こんなことが罷り通ったら、一体、「国家」の秩序はどうなりますか。

これぞ、まさしく「国家」破壊以外のなにものでもないと私は思います。

つまり、夫婦別姓とは、まずは「戸籍」を否定し、そこから「家」をなし崩しに破壊し、それでもって最終的には「国家」を内から破壊せんとする、その大いなる企てのもとに仕掛けられているということなのです。

もとより、そんな本音をあからさまにはしません。

あくまでも「選択」ですからと言い募って、選択の余地を残すことはいいことではないかと誘い水を差し出していくわけです…。

それに乗せられて、どんどん夫婦別姓を容認する「空気」が醸成されていく…。

その「空気の支配」に力を得て、夫婦別姓を何としても実現させようとしているのが、〝立憲共産党〟をはじめとした左派勢力なのです。

残念なのは、その「空気の支配」に取り込まれて、それに安易に同調してしまう自民党議員がいることです。

それに対する危機感から、敢然と立ち上がったのが、安倍元首相であり、高市先生であり、自民党の保守勢力です。

改めて注意を喚起したいと思います。

福島党首の言ったことを決して軽視してはなりません。

左派勢力は、耳朶に心地よいようなことを言い募っては、騙す…。

それが左派勢力の常套手段であり、内部工作なのです。

そのことを私たちはしっかと見抜いていく眼をもたなければなりません。

それが今回の総選挙でも問われているのです。

〝立憲共産党〟が力をもてば、間違いなく「国家」破壊が進んでしまいます。

そういう勢力に断じて「負けるわけにはいかない」(安倍元首相)。

その思いでいっぱいです。

夫婦別姓が「国家」の破壊ならば、女系天皇は「国体」の破壊に連なるものです… (13774)
日時:2021年10月23日 (土) 13時26分
名前:破邪顕正


上述の福島党首が、1989年に、共著で『楽しくやろう夫婦別姓』という本を発刊しています。

これが、如何にいい加減で、事実に反しているか、それを書いておきます。

〈戸籍も、もともと支配者が人民を把握・管理するために作られたもの。だからこそ、天皇家にはいまも戸籍も姓もなく、戸籍法の適用をうけないのだ。〉

こういう人は、本当に「人民」という言葉が好きですね。

どうして、「国民」と言わないのでしょうか。

そして、皇室には「戸籍」ではなく「皇籍」があるということすらも、ご存じないようです。

〈天皇(つまり家長)には男しかなれない〉

結局、福島党首の中核思想は〝反日〟だから、日本の歴史も全然、知らないということなのでしょう。

126代の歴代天皇のうち、女性天皇は10代8人がおられ、いずれも父方に天皇の血筋を引く〝男系〟の皇族から即位されているというのに…。

〈こうしてみると、私たちの結婚観・家族観や、家制度的な色彩を残す夫婦同姓は、天皇制と深い関係にあることもわかるだろう。天皇制がもっとも女性を大事にするものなら、皇太子の嫁探しももう少し楽になるはず。〉

皇室には皇籍以外の女性は入籍できますが、男性は入籍できません。

つまり、皇室においては女性こそ大切にされ、男性は排除されて来たのです。

ともあれ、福島党首の共著の本を紹介したのは他でもありません。

「夫婦別姓」が単に戸籍を破壊し、国家破壊を目指しているだけでなく、「国体破壊」にも繋がるものとしてあるということを知ってほしかったからなのです。

現に、夫婦別姓を推進する政党が、そのまま女系天皇を推進する政党と見事に合致しているではありませんか。

とりわけ、ここで異常と見えるのは、本来「天皇制」否定の筈の日本共産党が、何故か、女系天皇については積極的に容認しているということなのです。

そこに蠢く日本共産党の〝深謀遠慮〟をこそ、私たちは見抜かなければなりません。

つまり、こういうことです。

よし、女系天皇が実現したとして、その瞬間「万世一系の天皇」という、神武天皇以来126代にわたって続いてきた、神話の世界にまで遡るという、この悠久の歴史、文化、伝統がそこで途絶えます。

それによって支えられてきた皇室の連続性、尊厳性、神聖性は、根底から危殆に瀕することとなります。

神話にまで遡るということで培われてきた連続性、尊厳性、神聖性が剥奪されたら、「皇室」は、いったい、何によって支えられていくのでしょうか。

もはや、残された道は、皇族の方々の〝人柄〟に依るしかありません。

果たして、〝人柄〟のみで、皇室を支えることができるのか。

それを、もっとも恐れられたのが三島由紀夫先生で、その危惧の念は〝週刊誌天皇〟という表現で示されました。

それが今、はっきりと現出しているのではないでしょうか。

皇族の方々が、週刊誌ネタに晒され、その〝人柄〟についてフェイクも交えて様々に論じられていけば(だって、誰がその真義のほどを知っているというのでしょう)、当然、国民の間には〝好悪〟の感情が渦巻きます…。

世情、言われた「開かれた皇室」の怖さを、今、私たちは目の当たりにしているのです。

果たして、その行き着く先にあるものとは何か…。

そうです、それが最もオソロシイ〝皇室離れ〟という現象なのです。

そして、この〝皇室離れ〟を惹起せしめることを心から企図してきたのが、他ならぬ日本共産党なのです…。

つまり、「天皇制」を必要としない国民世論を醸成すること、それが日本共産党の狙っていることなのです。

何故、それを狙っているのか。

国民の〝皇室離れ〟を巻き起こせば、現行憲法のままで、国民の総意に基づかない「天皇制」は廃止できる…。

これを企んでいるのです。

改めて、痛感します。

占領軍の真の目的は、日本の物理的、精神的弱体化にありました。

その目的の遂行のために、占領軍は現行憲法を押しつけたのであり、その前者の代表が「第九条」であり、後者のそれが「第1条」にほかなりません。

「第1条」に仕組まれた罠とは、国民の総意で「天皇制」の廃止も可能となると読み取れることにあります。

それを読み取っているからこそ、日本共産党は現行憲法を容認し、その字義通りに守れ、と言い募っているのです。

ご存じのように、自衛隊は、「第九条」を自衛力は保持しえるという解釈によって合憲化され、今日に至っています。

それに対して、左派勢力は、「第1条」を「国体破壊条項」と解釈しなおすことによって、その擁護を主張しているのです。

そして、そのとっかかりが女系天皇の実現にあるということです。

今日の国民の〝皇室離れ〟の現状を目の当たりにすれば、これで女系天皇まで実現してしまえば、後は一瀉千里、「国体」の破壊は一気に進むと私は見ています。

これは、大変な国難であります。

夫婦別姓も女系天皇も、これは一連の、左翼側から仕掛けられた「国家破壊」「国体破壊」の実質的な「改憲運動」であるということを知って、それに対する危機感をもって真の保守の力を結集していかなければならないと私は思っています。


〝人民〟という訳語について、尊師が警鐘をならしておられたことに心を止めてまいりましょう… (13780)
日時:2021年10月25日 (月) 14時23分
名前:破邪顕正


先に、社民党・福島党首が、〝人民〟という言葉を好んで使っているということを申し上げましたが、この〝人民〟という言葉で、すぐに思い出すのは、リンカーン大統領の「人民の人民による人民のための政治」という言葉ではないでしょうか。

実は、そのことに関して、尊師が、〝人民〟という訳語は実に大きな問題を孕んでいると仰ったことがありますので、それをここにご紹介しておきます。

それは、『限りなく日本を愛す』という聖典の中に出てまいります(66頁)。

《…この「人民」は恐らくthe peopleを訳したものと思いますが、the peopleは「人民」と云う如き君主に対立する階級争闘用語で訳すべきではありませぬ。民(手身)は明かに極身(きみ)に対する階級用語であり人民は人民に対する階級用語であります。リンカーンの謂うthe peopleは「その国(又は州)に住む人々」と云う意味で階級用語ではありませぬ。ためにする処あってかどうかは知りませぬが、the peopleの訳にこう云う訳語をつかうために、民主主義の原理が、ソ連的な人民戦線的な共産主義運動と混同され、民主主義とは 天皇制の徹底的破壊を必要とされるなどと云う極左的な考え方に日本の善良なる青年が陥るのは「言葉の力」が実に恐るべきものであると云うことをあらわしております。》

これを紹介したのは他でもありません。

尊師が如何に、極左運動に危惧の念を抱いておられたか、それを知っていただきたいと思ったからです。

彼らの本音は、「天皇制の徹底的破壊」にあるということ、尊師はそのことをしっかと見抜いておられました。

ところが、今や、その「生長の家」が〝立憲共産党〟を支持してやまないわけです。

尊師の謦咳に接してきた者としては、これはとても座視しえるものではありません。

〝立憲共産党〟の出現は、今後の日本の有り様に、暗い影を投げ落としています。

その増長を、何としてもくい止めなければなりません。

日本共産党を決して侮ってはなりません。

何故といって、今や「生長の家」の中枢にまで巣くっていると見て間違いないからです。

〝立憲共産党〟を支持することは、日本破壊に繋がるということを、声を大にして訴えていかなければならないと思っています。


『限りなく日本を愛す』には、戦後思想の根本的問題が見事に剔抉されています… (13791)
日時:2021年10月31日 (日) 11時09分
名前:破邪顕正


今、『限りなく日本を愛す』を読み直しています。

けだし、占領軍がもたらした戦後思想の本質的な問題が、ここに見事に剔抉されてい、そのご指摘はそのまま現状を打破する視点とも成り得ているのではないの。

例えば、こういうご文章です(77頁)。

《「日本の皇室は万世一系であると云われるが甚だ怪しい万世一系である」と云うのは、権威破壊を快しとする敗戦後の国民の自虐症的症状のあらわれであります。何故そんなに、自国の歴史にケチをつけなければならないのですか。》

今でこそ、〝反日〟に彩られた「戦後=左翼史観」のことを〝自虐史観〟と評するのが人口に膾炙するようになっていますが、尊師は、占領解除後、すぐに、この〝自国の歴史にケチをつけ〟る思想のことを〝自虐症的症状〟と表現せられていたのですね。

実に、先見の明があられたのだと、改めてその炯眼に感心するばかりです。

そして、その本質が「権威破壊を快し」とすることにあるというご指摘も、なるほどと心から首肯しないではいられません。

今、吾々が目の当たりにしている光景は、まさしく「天皇国・日本」の「権威破壊を快し」とする、一連の人たちの群れではないでしょうか。

夫婦別姓・女系天皇とは、それぞれが深く関連し合い、表裏一体としてあるというのが、私の見方です。

そして、それを推進する人たちというのは、「権威破壊を快し」とする人達でもある…。

これを許してしまえば、それこそ日本が日本でなくなる…。

それほどの重大問題である、私はそう捉えています。

今日10月31日は、衆議院選挙の投開票の日です。

夫婦別姓、女系天皇を謳う勢力が、これ以上、大きな力とならないことをひたすら祈念するのみです。






夫婦別姓の問題をつきつめると、お墓の問題にも関わってくるように思います… (13809)
日時:2021年11月04日 (木) 11時19分
名前:破邪顕正


〝あの世でも一緒になろうと犬にいい〟

こういう川柳がありましたが、実際、ペットと同じお墓にはいりたいという人もいるそうですね。

昔は、「偕老同穴の契り」と言ったものです。

偕に老いて同じ穴に入る…。

夫婦仲良く一生を偕にし、添い遂げたら同じお墓に入る…。

「夫婦円満」をたとえる四字熟語の一つと言われるものです。

それを真っ向から否定するのが、夫婦別姓ではないでしょうか。

端っから、別々の姓を名乗るというわけですから、添い遂げようという思いが実に希薄なのではないかと思います…。

よし、添い遂げ得たとして、それではお墓は一体、どうするのでしょうか。

別々の姓で生きて来たのに、お墓は一つ…。

そうはならないように思うのです。

そう考えると、夫婦別姓とは、突き詰めればお墓の問題にも関わってくる…。

夫婦別姓を言う人は、やはり、お墓も別々にしたいと思っているのではないでしょうか。

それぞれ、実家のお墓に入るか、或いはそれぞれの墓をつくるか…。

そうなると、墓参りする子供は大変です。

どれだけのお墓を見守らなければならないのか?

そんなことを考えていくと、この夫婦別姓とは、日本の家族制度の古き良き伝統を破戒しようとしているのだと改めて思ってしまいます。






名前
メールアドレス
スレッド名
本文
文字色
ファイル
URL
削除キー 項目の保存


Number
Pass
SYSTEM BY せっかく掲示板