日本国は霊性本源(ひのもと)の国である (13630) |
- 日時:2021年08月01日 (日) 23時29分
名前:亀の子
立葵 様
合掌
『白鳩』誌昭和46年8月号の谷口輝子先生の御文章を紹介して下さりありがとうございます。
もともと、小生のブログである「亀の子ブログ」で、今年の4月14日の「谷口輝子先生の天皇觀」でこの『白鳩』誌の谷口輝子先生の御文章の一部を採り上げたのがキッカケでした。
皇位継承問題を考察している中で、フト、目に留まった御文章の一部でしたが、谷口輝子先生の天皇觀を知る上で重要な御言葉でしたので紹介しました。全文の掲載となると著作権の問題等もあるかと思ひ一部分のみ採り上げた次第です。
今回、あえて谷口雅春先生の御文章から「皇統継承」において「男性」といふ言葉が出てくるところを紹介すると、
< 日本国は霊性本源の国である 国家としては神の生命が筋金となって一本ズーッと縦に貫くのがいわゆる「皇統連綿」である。日本はヒノモトとして、霊性本源(ひのもと)として、その発祥は天照大御神の神勅をもって肇(はじ)まり、皇統の霊統が連綿として縦に貫くのである。“霊”は“ヒ”とも読み、それは“日”であり、“陽”であり、その幽之幽なる本源神はタカミムスビ神である。神名の含意(がんい)を漢字に従って当てはめれば高身産霊(たかみむすび)の神である。髙身は、雄身(たかみ)であり、陽神であり、男性神であり、その人格的顕現がイザナギノ神であり、“イザ波”の唯物論で分割分裂して波涛にはげしく揺れる世界を、ナギ(凪)たらしめて四海波静かに平和をもち来す大神であらせられる。そのイザナギノ神の日足(ひた)り(左―陽の極点)より誕生せられた大神が天照大御神であらせられ、この神が日本国の存在形態の根本を成す神聖理念を創作し給うて、それをいわゆる「天孫降臨の神勅」として瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)とともに地上に降下せしめられたのである。…(略)… 天照大御神の創作し給うた日本国の存在形態の根本を成す此の神聖理念が、いよいよ“地上の国家”として具体化したのが、神武天皇建国の“大日本帝国”の出現であったのである。爾来、昭和五十三年で二千六百三十八年、皇統連綿(れんめん)として霊の系統が日本国を一筋に貫く“霊の筋金”として続くのである。すなわち日本国はタカミムスビの国、霊系の国、イザナギ文化の国であるのである。>(『聖なる理想・国家・国民』昭和五十三年四月十五日初版発行 49頁より)
ここで重要なところは、
< 日本はヒノモトとして、霊性本源(ひのもと)として、その発祥は天照大御神の神勅をもって肇(はじ)まり、皇統の霊統が連綿として縦に貫くのである。>
として、日本国は、「天照大御神の神勅」で肇(はじ)まったこと。
※ 「天照大御神の神勅」とは、『聖なる理想・国家・国民』の65頁、178頁にも示されている天孫降臨の神勅(天壌無窮の神勅)のことであり、曰く、「豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂國(みずほのくに)(世々)是れ吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たる可(べ)き地(くに)なり。」であります。ハッキリと「吾が子孫の王たる可き地なり。」と示されてゐることに思ひを致さねばなりません。「女系」天皇になってしまったら、吾が子孫(うみのこ)の王たる可(べ)き地(くに)ではなくなってしまうのです。
また、「皇統連綿(れんめん)として霊の系統が日本国を一筋に貫く“霊の筋金”として続く」と云ふ「神聖理念」を、
< その幽之幽なる本源神はタカミムスビ神である。神名の含意(がんい)を漢字に従って当てはめれば高身産霊(たかみむすび)の神である。髙身は、雄身(たかみ)であり、陽神であり、男性神であり、その人格的顕現がイザナギノ神であり、“イザ波”の唯物論で分割分裂して波涛にはげしく揺れる世界を、ナギ(凪)たらしめて四海波静かに平和をもち来す大神であらせられる。>
として「幽之幽なる本源神」として「タカミムスビ神」を挙げられ、その神名の含意の中で「陽神」「男性神」とハッキリ示されておられます。
「生長の家」の御教へを受け継ぐ者として、このことは、魂にシッカリと刻んでまいりたいと思ひます。
今回の“「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議”も神意に導かれ、本來の“あるべき姿”に落ち着くやうですが、今後とも國體破壊を目的とする勢力が言葉巧みに素直な人達をミスリードしようと窺っています。
シッカリと谷口雅春先生、谷口輝子先生の御文章を學んで参りたいと存じます。
再拜
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