《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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《朗報!》最高裁、夫婦別姓認めず 同姓規定に「合憲」判断 15年に続き (13517)
日時:2021年06月23日 (水) 16時50分
名前:破邪顕正

正直言って、内心、ヒヤヒヤものでした。

つくられた〝時流〟に媚びてしまうような判決が出るのではないのか…。

肝心の自民党の中に、賛成派グループができるような体たらくでしたから…。

とりあえず、ホッと一安心したことでした。

私が嬉しかったのは、国民の反応でした。

〈合憲とした2015年の最高裁からわずか6年ですから、世の中の空気が少し変わったとしても、違憲と判断することを決定的とする事情がなかったんでしょうか。
2度の大法廷判決、決定ということで当面は制度として揺るがないということですかね。
実際、それほど世の中では夫婦別姓の盛り上がりはないですし。〉

そうなんですよ。

夫婦別姓問題は、意図的に煽られていることこそが問題の本質なのだと思っています。

煽っている人達の背後に、どんな思惑があるのか。

最終的には、戸籍制度を無くし、「家」の解体を目論んでいるのではないのか…。

そんな気がしてなりません。

仕事上、旧姓を名乗ることの方が不利益を被らないと判断したら、旧姓をそのまま使用する…。

所謂「通称別姓」が認められているのですから、どうして、そんなに夫婦別姓に拘るのか…。

その背後に蠢いているどす黒いものを、どうしても感じてしまうのです。

そもそも、夫婦別姓とは必然的に〝親子別姓〟になるということをどう考えているのでしょうか。

世論調査する際には、「夫婦別姓となれば親子別姓になるわけですが、それに賛成しますか」そういう設問をぜひ、お願いしたいと思うものであります。


何故、つくられた〝時流〟というのか… (13518)
日時:2021年06月24日 (木) 15時28分
名前:破邪顕正


内閣府がおよそ5年ごとに5000人(有効回収数は3000人弱)を対象にして行っている「家族の法制に関する世論調査」というのがあります。

これは、対面式の「個別面接聴取」ですから、マスコミの世論調査よりも信頼性が高いといわれています。

平成29年12月の調査によれば、「夫婦がそれぞれ婚姻前の名字を名乗ることができるように法律を改めてもかまわない」と回答したのが、42.5%。

かたや、「夫婦は必ず同じ名字を名乗るべきである」は29.3%でした。

これだけを見れば、やはり選択的夫婦別姓を支持する人が多いのだと思ってしまっても不思議はありません。

実際、マスコミも「賛成42% 反対派上回る」と報じたりもしました。

これが世の流れだ、大勢だというように…。

ところが、この調査にはもうひとつ「夫婦は必ず同じ名字(姓)を名乗るべきだが、婚姻によって名字を改めた人が婚姻前の名字を通称としてどこでも使えるように法律を改めることはかまわない」という回答が24.4%もあったのです。

これは、所謂、通称別姓を認めていけば良いという回答で(私もそういう立場ですが…)、夫婦別姓には反対という意志表示とみなすことができます。

とすれば、「反対派」は29.3%+24.4%で合計53.7%となり、純粋な「選択的夫婦別姓賛成」を上回ることとなるのです。

ところが、マスコミは、この24.4%の人々の意見を完全に無視して、先ほどいいましたように「賛成42% 反対派上回る」などと報じて、あたかも国民の多数が夫婦別姓を支持しているかのように煽ってしまったのです。

これが、マスコミのいう〝時流〟の本体だということです。

残念なことに、これに一部の自民党議員までが乗っかってしまったということ…。

そういう議員には、「保守」とは何か、今一度、肝に銘じてほしいと思うものであります。


マスコミが煽るように、本当に「夫婦別姓」を望んでいる国民が多いのか… (13519)
日時:2021年06月24日 (木) 15時54分
名前:破邪顕正

「夫婦別姓にしたいという夫婦がいるのであれば、そういう人たちのことに配慮して夫婦別姓に反対はしないが、だからと言って自分は別姓にはしない」

夫婦別姓に賛同している人の中には、上のような考えをする人もいるのではないでしょうか。

実は、上に紹介した「個別面接聴取」には、この調査結果も報告されているのです。

「選択的夫婦別姓が導入された場合、夫婦でそれぞれ婚姻前の名字を名乗ることを希望するか」という質問事項に対して…。

「希望する」…19.8%
「希望しない」…47.4%

つまり、「希望しない」が「希望する」の倍以上だったのです。

夫婦別姓に賛成はしても、いざ実際にこの制度を自分の事として考えると別姓を希望しないという人たちが約半数もいるという事実は実に重たいものがあります。

もう一つ、興味深かったのは、「婚姻によって、名字が相手の名字に変わった場合、どのような感じを持つと思いますか」という質問に対して…。

「違和感を持つと思う」…22.7%
「今までの自分が失われてしまったような感じを持つと思う」…8.6%

なるほど、夫婦別姓でないと嫌だと思う人が3人に1人はいるということがこれでわかります。

それでは、他の人達は、どういう回答をしているか…。

「新たな人生が始まるような喜びを感じると思う」…41.9%
「相手と一体となったような喜びを感じると思う」…31%

何のことはない、夫婦同姓を自分の心の中に積極的に位置づけている人が何と7割もいるのです。

「夫婦別姓」に反対はしないが、自分自身のこととして考えると、現状の「夫婦同姓」を支持するという国民が圧倒的多数だというのが本当の実態だということではないでしょうか。

マスコミの詐術に騙されないで、自民党議員は、この実態をしかと受け止めるべきだと思う次第です。




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