《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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信徒を二分する女系天皇奉戴の言辞を絶対に看過できません (13441)
日時:2021年06月02日 (水) 06時33分
名前:立葵

合掌
天皇陛下および皇祖皇宗の御神霊、そして尊師谷口雅春先生に対し奉り、他ならぬ生長の家信徒の間に女系天皇奉戴の言説が横行してゐることを深く深く御詫び申し上げます。

谷口雅春先生の御教へを学ばむと志す同志が、女系天皇を容認しない者は等し並に男尊女卑であり女性蔑視であると断ぜられることは、信じがたく哀しいことです。

「差別(しゃべつ)にして平等」
有名な仏教語であり、宇宙普遍の真理を端的に言ひ表した言葉であるからこそ、谷口雅春先生も繰り返し懇切にお示し下さったことなのではありませんか。

谷口雅春先生ほど女性の魂を男女の別なく尊いものとして鑽仰して下さり、なほ且つ天地陰陽の道としての厳粛なる秩序(差別=しゃべつ)をもお示し下さる方は他においでにならないと申し上げても過言ではありますまい。

敬宮愛子内親王殿下が御誕生になり、後に悠仁親王殿下が御降誕あそばすまでの間、女性の皇太子乃至天皇を戴くかもしれないことを夢見てゐたのに、元々なかったその道がいよいよ本来通り絶たれることが受け入れられないといふ方々がいらしたとしても不思議ではありません。

敗戦後の占領下に於て、日本人の護り伝へてきた凡ゆる目に見えない"こころ"が根こそぎ刈り取られ、しかもそれが占領軍による強制(脅喝)であることが巧妙に隠されて精神の縦のつながりが断絶せしめられました。
当たり前だった言葉が通じなくなったのです。

をはりなき万世一系の皇統を祈りまつりて、かりそめにも道鏡の危機の如き事態を招来してはならない危急の時に臨んで、男尊女卑、女性蔑視といふ発想となることは占領政策の取り返しのつかない必然的な結果であることは痛恨の極みです。

そのやうな方々は反面教師であり、観世音菩薩様でもいらっしゃいます。
どのやうな信条をお持ちであらうとも最早何も申し上げられません。
ですが、谷口雅春先生が御存命なら女系を容認されたであらうとか、明治天皇をはじめ今上陛下におかせられても御本心は女系容認だとかと軽々に断ずる御姿勢だけは絶対に看過できません。

もしも慎みを捨てて持論の展開のために御本心と言挙げされるのであれば、それには二つある筈です。
畏れ多くも人間としての御心情と、お立場としてのお考へとです。

御自分が信奉される学識者の説かれる女系推進論は権威ある碩学によるものであり、他方で同じく真摯に探究して著作を世に問うた男系男子継承を説く書物の著者はをかしいと、好みで分類されることは危険です。
勿論男系を持論とされる方々のお考へにも様々なものがあり、浅学菲才の私のやうな凡人には直ちには理解しかねるものもあることは百も承知ですが。

女系の主論客が偉い学者だからと言はれるのであれば、私も神誌にも沢山の玉稿をお寄せ下さってゐたTT先生のことも、大嘗祭等にも造詣が深く、この度の大嘗宮の茅葺き屋根の変更の動きにいち早く動かれたMT先生(尊師やお孫様の頭文字に非ず)(AT先生?お名前を読み間違ってをりましたら)のことも尊敬申し上げてをります。
でも女系だけはその道の泰斗の御説であられても間違っておいでであると、僭越ながら申し上げます。
立派な学者だからといふのであれば、件の日本学術会議への承認を拒否された学者さん達について、これほどその理由即ち問題点を指摘されてゐても、偉い学者を入れなかったと喧伝する特定の思想信条の持ち主の轍を踏むことになりかねないのではありませんか。

女系天皇奉戴を訴へ続けられる熱心さに於て決して負けないやうに、足らざる学びをたゆまず重ね、表現する言葉に出会ひたいと、己が身をかへりみて参りますことを日々新たに誓ふばかりです。
再拝

立葵様 (13443)
日時:2021年06月02日 (水) 22時52分
名前:そーれ!!

信徒を二分?とは、未だ教団に残る人達の
ことでしょうか・・・。
現状、女系天皇に繋がりかねない女性天皇
容認説の現総裁夫婦・・・。
しかも、聖典・聖経を捨て、谷口雅春先生は
もう、古いとおっしゃる吾人です。

教団に残り、万世一系の男系天皇を主張する
教団信徒様は、現総裁から見れば、
それこそ立派な、スリーパーセルですね。

総裁に、中心帰一。でも、条件付きの
中心帰一は、やはり偽物だと私は思います。

御指摘ありがたうございます (13446)
日時:2021年06月02日 (水) 23時49分
名前:立葵

そーれ!!様

合掌
お問ひかけありがたうございました。
信徒といふ言葉を、谷口雅春先生の御教へを信奉して学ぶ者同士といふ意味で使ってをりました。
現教団の方々の御信条や御心情を二分するといふ意味は込めてをりませんでした。

しかし後者のことを慮ることへの到らなさが疑問を生むタイトルとして表れたのかもしれません。
タイトルを修正すべきか今暫く熟慮して、もしすべきだと思ひましたらその時点で改めさせていただきます。
再拝

わかりやすい記事をアップされていました。 (13447)
日時:2021年06月03日 (木) 00時22分
名前:いのちの花


元宇治の講師 大熊先生が

わかりやすい記事をアップされていました。

http://ookuma555.blog.jp/archives/10137722.html

21世紀の天皇信仰 (13448)
日時:2021年06月03日 (木) 00時24分
名前:いのちの花




21世紀の天皇信仰という御文章もありました。

http://ookuma555.blog.jp/archives/10137702.html

「女系天皇」というトリック―参考図書の紹介 (13450)
日時:2021年06月03日 (木) 21時44分
名前:亀の子

立葵 様へ

合掌、ありがとうございます。

 小生の讀んだ皇統継承問題に関する本100冊以上の中で、取り急ぎ、今の立葵様の状況に最適と思われる数冊の本を紹介します。

 小生は、「亀の子の憂鬱」を書いて以降、立葵 様の云われている掲示板の記事は、全く見ておりません。その出典のレベルの低さに気分を害するだけなので…。

 最近では、その「生長の家信徒の間に女系天皇奉戴」を唱えている中心人物は、本当に「生長の家」人なのかという疑問さえ浮かんできています。

 国民の大多数の中で、「女性天皇」「女系天皇」の違いをハッキリ認識している人が何人いるのか?

 はたまた、「男系天皇」と「女系天皇」を同等に扱っている方がいますが、全く違うことに何人の人が気が付いているのか?現憲法下での「男女平等」論をもって、同等に扱っている方がほとんどではないでしょうか。

 一昨日、6/1の皇位継承ヒアリングの専門家らの主な意見で、小生が、まともに思えたのが、曽根香奈子氏の言葉です。

「女系天皇という言葉が間違っていると思う。もし、現在いわゆる女系天皇と定義しているものが誕生すれば、それは天皇ではなく、新たな王朝を開くこととなる。皇室の歴史が終わり、ひいては日本の歴史が終わり、新王朝の下、新たな国家を開くことになる」

 この意見に、全く賛同します。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9745fa785e448b943492f75e11c935c70d28b9ee

「女系天皇」という言葉自体、間違っています。「女系」をいくら遡っても…「神武天皇」「天照大御神」にたどり着きません。
従って「天皇」にはならないのです。

 谷口雅春先生が幾度となく、愛国の書や神誌に「天壌無窮の神勅」を書かれたか…。その御意思を全く無視しています。


1冊目は、「女系天皇奉戴」を唱えている中心人物が讀んだという小林よしのり氏の『新天皇論』の女系天皇論の嘘とごまかしを徹底検証している谷田川惣著の、

『皇統は万世一系である』(日新報道2011年6月)

https://www.amazon.co.jp/%E7%9A%87%E7%B5%B1%E3%81%AF%E4%B8%87%E4%B8%96%E4%B8%80%E7%B3%BB%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B-%E8%B0%B7%E7%94%B0%E5%B7%9D-%E6%83%A3/dp/4817407190


2冊目は、日本教文社からも本を出している保守の小堀桂一郎氏の、

『萬世一系を守る道――なぜ私は「女系天皇」を絶対に容認できないのか』(海竜社 2012年)

※ リンクが上手く貼れません。Amazon等で、検索してください。


3冊目は、『皇位継承事典 神武天皇から昭和天皇まで』吉重丈夫著
 (PHPエディターズ・グループ 2019年)
https://www.amazon.co.jp/%E7%9A%87%E4%BD%8D%E7%B6%99%E6%89%BF%E4%BA%8B%E5%85%B8-%E5%90%89%E9%87%8D-%E4%B8%88%E5%A4%AB/dp/4909417168/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%9A%87%E4%BD%8D%E7%B6%99%E6%89%BF%E4%BA%8B%E5%85%B8&qid=1622723596&s=books&sr=1-1

 をお薦めします。ご参考になれば、幸いです。

 と云っても、谷口雅春先生の愛国の書は必読です。特に『限りなく日本を愛す』は、熟読されんことをお薦めします。新たな発見があると思います。

 しかし、「生長の家」の方でも、皇位継承問題に真剣に取り組んでいる方が、なぜ少ないのでしょうか。もっと多くの聲を結集しなくてはなりません。

 また、小生のブログからご参照して戴いて構いませんので、ご自由にお使いください。

  再拝

追加参考本 (13451)
日時:2021年06月03日 (木) 22時09分
名前:亀の子


合掌

もう一冊追加します。

『令和の皇位継承』2020/9/7 中澤 伸弘 (著) 展転社

https://www.amazon.co.jp/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%81%AE%E7%9A%87%E4%BD%8D%E7%B6%99%E6%89%BF-%E4%B8%AD%E6%BE%A4-%E4%BC%B8%E5%BC%98/dp/4886565115/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E4%BB%A4%E5%92%8C%E3%81%AE%E7%9A%87%E4%BD%8D%E7%B6%99%E6%89%BF&qid=1622725493&s=books&sr=1-1

 再拝


亀の子様、御指南有難うございます (13452)
日時:2021年06月04日 (金) 00時02分
名前:立葵

亀の子様

合掌
参考書籍の御紹介をありがたうございました。
本当に今こそ学び、信ずるが無形のものに形としての言葉を得てゆく上で必要な貴重な書物ばかりだと思ひました。感謝して読ませていただきます。
この問題に関する凡ゆる文献を渉猟なさって考察を深められた御足蹟に敬服いたしてをります。その中で選りすぐって御紹介下さいまして有難うございます。

また、このたびは個人への人格攻撃とならないやうに留意したつもりですが、さうなってゐないか気になってをりました。
その答へは未だ摸索中ですが、投稿によって亀の子様から貴重な書物との縁を結んでいただけましたことを大変嬉しく思ひます。

拙い投稿にあたり、『生命の實相』の聖典講義篇に説かれた、邪説への反論についての御文章が思ひ起されてをりました。長いですが引用させていただきます。
再拝

愛蔵版第十五巻461~462頁
イエスは必ずしも無抵抗に執はれず

461~462頁
我々は時には成る程、無抵抗でゐなければならないこともあります。併し大いに相手に對して抗言しなければならないこともあります。特に眞理に關することでは爭はねばならないことが度々あるのであります。聖書を御覧になりますと、到る處にイエスがパリサイ人や學者の説に反駁し其の信仰の間違つてゐる點を説破して、或は罵つたり、或は批評したりして居られるのを見出されるでありませう。これは眞理の光が、闇の中を進んで行く時に止むを得ない狀態であります。光が進んで行けば、闇は消えなければならない。この時、光と闇とは衝き合ふやうにしばらく見えるのでありますけれども、光が進めば闇そのものは積極的存在ではなく、自然に消えて行くのであります。しかし、一見したところは衝き合ふやうに見える。それが眞理が迷に對する抗爭であります。

462~463頁
これは別に人と爭ふために爭ふのではないのです。眞理を述べる爲に、他の間違つた邪説と衝突すると云ふことは是また止むを得ないことであります。だから、自分が正しいと考へてゐる處の眞理に對つて、反對者が間違つてゐると云ふのならば、その間違つてゐる點を擧げて、此處は斯う間違つてゐると云へと、斯う云ふ具合に云つてをられるのであります。 

463~464頁
非眞理が滔々乎として弘まつてゐる時代に眞理を説くには、非眞理の説を是正しなければならない。「虛妄を壞するものは眞理のほかに非ざるなり。」と聖經『甘露の法雨』の中に書いてありますが、邪説を打ち破るためには正説の法鼓を鼕々と打ち鳴らす必要があるのであります。正説の法鼓を打ち鳴らすことは大調和を破つてゐるのではない、大調和を破つてゐる邪説の領域を狹めて、大調和の領域を廣めることなのであります。

「天壌無窮の神勅」に反するものは何者ぞ (13455)
日時:2021年06月04日 (金) 23時27分
名前:亀の子

合掌

立葵 様、ありがとうございます。「邪説への反論についての御文章」を紹介していただき誠にありがとうございます。『生命の實相』倫理篇に於いても谷口雅春先生は「虚説に和解してはならぬ」としてお説きになられ、『親鸞の本心』に於いても西本願寺の反駁に丁寧に論じられていることはご承知の通りです。

はじめに、「天壌無窮の神勅」を掲げます。

【天壌無窮の神勅】

「豊葦原(とよあしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は、是(これ)、吾が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。宜しく爾皇孫(いましすめみま)、就(ゆ)きて治らせ。行矣。宝祚(あまつひつぎ)の隆(さか)えまさむこと、当(まさ)に天壌(あめつち)と窮(きわま)り無かるべし。」


 ※ あえて「女系」天皇という言葉を使います。また、読みやすいように当用漢字・現代仮名遣いで書きます。

「亀の子ブログ」でも書きましたが、改めてわかりやすく書きます。

 女系推進論者は、「皇位の安定的継承」とか「安定的な皇位継承」などというもっともらしい理由を掲げるが、その本音は皇位継承資格者を拡げるということである。要は「萬世一系」を無視し、誰でも天皇になれるようにしたいだけです。

 「皇位の安定的継承」を言うのであれば、GHQの命令ひとつで廃止された旧宮家の復活、あるいは少なくとも旧宮家の方々の皇籍復帰に言及すべきである。このことに全く触れないところに、いかがわしさを感じるのである。

 GHQが廃止させた宮家を復活させないのも、女性宮家創設の低意があるからである。そこには「天壌無窮の神勅」と皇室伝統を破壊することを目的としています。

 そのために、国民の総意というものを持ち出して利用する。わずかでも反対者がいれば、反対者がいるという口実をもうけて、国民の理解が得られないといって、決められない状況を作り出す。

 日本の歴史上、女性天皇はおられたが女系天皇は一方(ひとかた)もおられない。この「事実」が極めて重要なのである。

 女系天皇は父方を辿っていっても「天皇」に行き着かない天皇である。昨日も記した通りです。

 男系天皇は父を辿ると天皇(男子)に行き着く天皇で、日本の歴史上、男性天皇もおられるし、女性天皇もおられる。しかし男性であれ、女性であれ、父方を辿ると天皇に行き着く天皇であり、父方を系図で辿ると必ず神武天皇に辿り着く天皇です。

 女系天皇の場合、父を辿っていっても天皇に行き着かない。だから、女系天皇は、初代の神武天皇とは異なる系統となり、女系天皇になると王朝が交代し、易姓革命が起こり、これまでの天皇とは異なった王朝となるのです。

 女性天皇と女系天皇とは、似た言葉であるが、全く別の概念であり、意味内容は全く異なったものです。この区別をあえて説明せずに
国民が理解しないままに、女系天皇に賛成する世論形成が行われつつあるのが現状です。

 小泉元総理の時に、皇室典範改正についての有識者会議がもたれ、女性天皇のことが議論になった時、小泉元総理が「愛子内親王が、将来民間人と結婚されて男子が生まれた時に、その男子は天皇になれないのか」と女系天皇反対論者に詰問されたとのこと、わが日本国の総理大臣にして、この程度の理解なのです。

「天壌無窮の神勅」にあるように「是、吾が子孫」であるから、天照大御神の孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の直系でなければならないのです。男系でなければ直系にはならない。「吾が子孫」にはならないのです。

 女性天皇が誕生した場合、その夫は天皇の直系男子に繋がっていなければ、その子供は天皇の直系にならない。従って、一系としては、その女性天皇で終わりになってしまうのです。

 この日本の国体を表す基本規範は憲法ではなく、「天壌無窮の神勅」(肇国の言葉)と建国以来、皇統連綿と続いてきた「萬世一系」(男系)と天皇・皇族の伝統であり、憲法でもなければ皇室典範でもありません。

 女系天皇は、この基本規範に反し国体の破壊に繋がります。それまでの長い日本の歴史上、女系天皇は一方もおられなかったことが、このことを証明しています。

 谷口雅春先生が、「天壌無窮の神勅」を繰り返し繰り返しお説き下さっておられました理由がこのことを表しています。

 「天壌無窮の神勅」に「是(日本国)、吾(天照大御神)が子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり。」とあることをもう一度、「生長の家」の御教へを学んだ人は、肝に銘じることが重要であると申し上げて、今日は、筆をおきます。


 再拝




豊葦原の瑞穂国は世々わが子孫の王たるべき国なり (13459)
日時:2021年06月05日 (土) 23時34分
名前:亀の子


合掌

今日は、谷口雅春先生の「お祈り」の言葉を最初に掲げさせていただきます。


  二月の祈り

(瞑目して大日輪を観じ、大日輪より御声出ずると観ずる)

天照大御神のたまいぬ、

“豊芦原の瑞穂国は世々わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき国なり”と。

ここに霊の国、高天原に日本国の原型つくられぬ。

霊の国・高天原につくられたる日本国の原型

瓊々杵尊(ににぎのみこと)の降臨と共に天降りぬ。

この霊の日本国の原型、

いよいよ具体化して神武天皇の建国となりぬ。

それゆえに日本国は代々(よよ)天皇主権の国なり。

神武天皇のたまいぬ。

「苟も民に利あらば、聖の国を治め給う道にかなう」と。

ここに日本国は、天皇国にして

同時に天皇が民利を中心にして国を治め給う国なり。

天皇に派閥無し、

天皇は唯、民の幸福と繁栄のみを念願となし給う。

天皇さま、ありがとうございます。

ありがとうございます。

ありがとうございます。

               (『理想世界』昭和44年2月号 )


 前回、“「天壌無窮の神勅」に反するものは何者ぞ”で書きましたように、

 上記の「祈り」の中にも「天壌無窮の神勅」(「天孫降臨の神勅」)が引用されています。他の谷口雅春先生の愛國の書に多く引用されています。

 例えば、『古事記と現代の預言』221頁には、「寶鏡(みかがみ)の神勅(宇宙意志による日本の建國)」の節に、

 天孫降臨の際に天照大御神から下したまう神勅を『古事記』と『日本書紀』を用いて「天孫降臨の神勅」を紹介されています。

> 女系推進論者は、「皇位の安定的継承」とか「安定的な皇位継承」などというもっともらしい理由を掲げるが、その本音は皇位継承資格者を拡げるということである。要は「萬世一系」を無視し、誰でも天皇になれるようにしたいだけです。

前回、上記のように記しましたが、最後のこの一文が重要な点です。

>誰でも天皇になれるようにしたいだけです。

 大変極端な例を引用します。

『ひと目でわかる皇室の危機―天皇家を救う秘中の秘』(水間政憲 ビジネス社)(外国人との結婚の箇所を引用させていただく) 小説仕立てになっており大変わかりやすく書かれています。


京子 極端なことをいえば、「女性宮家」ができたら父親が外国の方、たとえば中国や韓国の方の子どもが天皇に即位する可能性も否定できないということよね。

櫻子 韓国系や中国系の方と結婚された女性宮家が誕生すれば、その可能性は否定できないわ。

京子 そのことを国民が知ったらビックリして誰も「女性宮家」に賛成するひとはいないでしょう。

櫻子 それがいるから問題なのよ。皇統断絶を目論む左翼政党がそうだし、日本人といっても、朝鮮系も中国系も多い時代だからわかったものではないわ。(32頁より)

 一応、ここで引用は留めておきたい。

 上記の例が極端な話であることは認めますが、100%ナイと誰が言いきれるでしょか?

 仮に女性天皇が外国人の夫として迎え、本来、絶対無私である天皇が、「外国人と結婚したい」と私事を公言されたら、夫は、外国人であり、その間にできた子供が将来、天皇になられ、自分の父は「天照大御神」など信じていないから、父の国(上記の例では、中国や韓国)の神様を拝みなさい。ということになったら、もう、日本は日本で無くなってしまいます。

 これが「女系宮家」を作り出す時に注意しなければならない重要な点になるわけです。

 それをいうと、女系推進論者は、「桓武(かんむ)天皇」の母は、百済(くだら―今の韓国)王の末裔である娘を母として生まれられたではないかと『続日本紀』に書いてあるではないかと言い出します。

 しかし、前回の書いたように、母が外国人でも、父(光仁天皇)が男系ですので、その流れをくむ桓武天皇も、もちろん男系です。

 これがもし逆で女性天皇が、外国人と結婚した場合(日本の一般男性でも同じですが、わかりやすくするため外国人の例を取り上げています)、その時点で日本は日本ではなくなるのです。天照大御神から下された「是、吾が子孫」と仰せられた神勅に背くことになるわけです。

 皇位継承問題については、小生のブログ(亀の子ブログ)でシリーズで色々な観点から取り上げていますので、よろしければそちらをご覧ください。

「亀の子ブログ」の記事タイトルと投稿日

「皇位継承問題についての序奏」(2021-01-07)

「皇位継承についての一考察-「萬世一系」論①」(2021-01-10)

「皇位継承についての一考察-「萬世一系」論②」(2021-01-11)

「皇位継承についての一考察-「萬世一系」論③」(2021-01-11)

「皇位継承についての一考察-「萬世一系」論④」(2021-01-12)

「皇位継承についての一考察-「大御心」とは①」(2021-01-14)

「皇位継承についての一考察-「大御心」とは②」(2021-01-17)

「皇位継承についての一考察―参考書紹介」(2021-01-17)

「皇位継承についての一考察-tapir様への私的回答」(2021-01-19)

「皇位継承についての一考察―前提としての事実確認」(2021-01-20)

「皇位継承についての一考察―「当り前」の有難さ」(2021-01-22)

「皇位継承についての一考察―“本当の平等”ということ」(2021-01-23)

「皇位継承についての一考察―皇統継承の本質とは」(2021-01-25)

「言靈再考―「霊統」について」(2021-02-02)

「谷口輝子先生の天皇觀」(2021-04-14)

「蛇のごとく慧(さと)くあれ」(2021-04-15 )

「一国民主権病罹患者の世迷い言」(2021-04-25)

「「天皇と外国人とのご結婚について」への回答」(2021-04-28 )

「亀の子の憂鬱1」(2021-04-29)

「亀の子の憂鬱2」(2021-04-29 )

 自分のブログの紹介で申し訳ありませんが、

「他ならぬ生長の家信徒の間に女系天皇奉戴の言説が横行してゐること」いふ重要事項だけに、当掲示板をお借りして少しでも多くの「生長の家」信徒の方(谷口雅春先生の「生長の家」の御教へを学んだ方々)に、予備知識として知っておいていただきたく存じます。

 最初は、自分も「女系天皇奉戴の言説」をなされる中心人物をまっとうな「生長の家」人と思っていましたが、いつまでも他の掲示板でその言説を辞めておられない様子ですので、こちらの掲示板をお借りして注意を喚起しました。

 一旦、小生の方は、こちらでの筆をおきます。

最後に、コスモスさまも、「天照大御神は女神か男神か? の質問に対して谷口雅春先生のお答え」として、貴重な紹介されておられますので、そちらにも投稿させていただいてから、失礼します。

  再拝



「政府、皇位継承順維持へ 専門家ヒアリング終了」というニュースが飛び込んでまいりました。 (13472)
日時:2021年06月08日 (火) 11時08分
名前:破邪顕正


他の掲示板には、恰も勝ち誇ったかのように「女性・女系天皇」を煽る方があるようですが、実状は、どうもそれとは違うようで…。

表題の記事に、こうあります。

〈政府は安定的な皇位継承策に関し、現在の皇位継承順位を維持する方向で検討に入った。有識者会議(座長・清家篤元慶応義塾長)の専門家ヒアリングで順位をすぐに変えるべきだとの意見は少なく、秋篠宮さまの長男悠仁さまを含む現順位は当面変えず、将来的な課題として女性・女系天皇などの是非を議論する。政府関係者が7日、明らかにした。有識者会議はこの日でヒアリングを終了。政府は来月以降に結果を国会に報告する。各党の意向も踏まえ、秋までの意見集約を目指す。

 皇室典範は継承資格を父方が天皇の血筋を引く男系の男子に限定。現在は秋篠宮さま、悠仁さま、上皇さまの弟常陸宮さまの順。〉

これに従えば、とりあえず、所謂「愛子天皇」という話は、万が一、それが実現するとしても、随分、先の先の話ということのようですね。

もとより、その前提は、「今の政府」という条件つきではあります。

ですから、これまた万が一、〝立憲共産党〟が政権を取ったら、〝専門家ヒアリングで順位をすぐに変えるべきだとの意見は少なく〟もものかわ、その前提をひっくり返して一気に皇位継承順位を変えようとするのかもしれません。

従って、早急に「愛子天皇」実現を願う方は、挙って〝立憲共産党〟政権の樹立に向けて奮闘するしかない…。

それしか残された道はない…。

で、そういう方は、尊師も生きて居られれば〝立憲共産党〟政権の樹立を願われる筈だとでも強弁するのかもしれません。

ご存じのように、現総裁は、端っから「女性・女系天皇」支持を主張していましたから、ここでも当然、尊師と総裁先生とは全く同じである、教えは何ら変わってはいません…、そう言い放つのでもありましょう。

ここまで来ると、「女性・女系天皇」を支持する方というのは、持論のためには何だって利用する…。

その凄さは、何の根拠も示さないで言い切るところです。

「私にはそう思える」

それが根拠というのですから…。

それを言われたら、もう何も言えません。

相手にするのも煩わしい、どうぞご勝手に…。

現総裁とご一緒に、〝立憲共産党〟政権の実現に向けて、どうぞ頑張ってください…、そう言う他はありません。

私は、あくまでも尊師の御教えを護り抜くのみです…。




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