奥平康弘氏が「九条の会」の呼びかけ人であったことに思うこと (13325) |
- 日時:2021年04月20日 (火) 09時24分
名前:破邪顕正
奥平康弘氏について、Wikipediaにはこうあります。
〈鵜飼信成と宮澤俊義の弟子。法学界・法曹界に止まらず、広く影響力を有する法学者だった。九条の会の呼びかけ人の一人〉
占領軍の目的は、日本を二度と起ちあがらせないようにするための日本弱体化政策にあり、具体的には、精神的、物理的(軍事的)解体を目指すものでした。
当然、それは「占領憲法」にも、色濃く反映されました。
前者の精神的解体が「第一章 天皇」に、後者が「第二章 戦争の放棄」に込められていたわけです。
まず「第一章」のどこに、それが認められるかと言えば、天皇のご存在の根拠が「国民の総意に基づく」というところにされたことにあります。
つまり、総意如何では、天皇制廃止にもっていけないことはない、そのように読める条文となっているのです。
「九条の会」の発起人に名を連ねた奥平康弘氏は、占領軍の、その意図をよく見抜いていたと思います。
「第一章」には「象徴天皇制」の実に脆い点が隠されている…。
「女性天皇」「女系天皇」にもっていければ、二千年以上の長きにわたってそれを支えてきた『萬世一系』のイデオロギー≠サの正当性を突き動かすことができる…。
そこに攻勢をかければ、「国民の総意」を揺るがすことができるのではないのか…。
「第一章」を骨抜きにし、その一方で「九条の会」によって国防無関心の能天気な空気を醸成できれば、日本を根底からひっくり返すことができる…。
「女性天皇」「女系天皇」容認と「第九条」護持とは、まさしく日本弱体化の双璧に他ならない。
そこまで見抜いていかないと、相手方に体よく利用されてしまいかねない、それを危惧して申し上げているのです。
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