| “赤き龍”(共産主義)を断つべき使命をもった「生長の家」が、逆に“赤き龍”に呑み込まれようとしている… (12817) |
- 日時:2020年11月17日 (火) 16時03分
名前:破邪顕正
本日発売の『サンデー毎日』を読んで、こんなことで「生長の家」が有名になって、嘆かわしい限りと思った信徒も多いのではないでしょうか。
総裁のインタビュー記事について、色々と思うことがあります。
それは改めて書くことにして、ここに紹介するのは、『日本の政治と宗教-護国の神剣-』というご本です。
これを読んだことのある人は、今の総裁にはとてもついていけない、これは尊師への反逆であると寸時にして了解されるでありましょう。
こういうご本に触れたことのない人が、“アカで何が悪い”と嘯くのではないでしょうか。
これが、如何に尊師のお心、御教えに反しているか…。
それを、このご本を紹介しながら、書いてみたいと思います。
ここには、♪護国の神剣-生政連讃歌-♪の、その歌詞の説明が記されています。
《私が作詞したものに作曲家の黛敏郎さんが作曲されたことになっているんだけれども、これは谷口という一人の人間が作詞したわけではないんです。これは皆さんの魂の中に沸々とたぎっているところのその使命感というものが私に感じられて、その感じられた使命感の内容をこの「護国の神剣」という生政連讃歌に書表わしたものであるわけであります。》(109頁)
ここにありますように、当時の「生長の家」信徒には、“魂の中に沸々とたぎっているところのその使命感というものが”漲っていたということが分かります。
私もその渦中にいましたから、熱気が今とは全然、違っていました。
それでは、その使命感とは何か。
こう記されています。
《第三節以降は『古事記』の預言であって、奇稲田(くしなだ)姫の奇(くし)は美称、美しい稲田(いなだ)姫のこと。稲田というのは〝瑞穂の国〟を表わしているのであって、地球全体を取巻いている〝赤き龍〟がまさに〝稲田姫〟つまり日本の国をひと呑みにしようと身構えているのであるというわけなんであります。これは恰度今日の原状であります。…今にも民主連合政権が樹立されそうな形勢になってきている。まさに八岐遠魯智(やまたのおろち)が稲田姫を呑み込もうとしているという状態の時である。 この時に素佐之男神(すさのおのかみ)が出現せられ、真理の一剣をもって、この〝赤き龍〟を寸断して稲田姫を救い、日本国の実相を顕す時が来るのであるというのが第四節である。》(112頁)
ここに「生長の家」の出現の使命がはっきりと示されています。
〝赤き龍〟から稲田姫(日本国の象徴)を守るために、素佐之男神の〝真理の一剣〟即ち「護国の神剣」を打ち揮う、それが生長の家信徒の使命でもあるのです。
ところが、悲しいかな、今の教団は、〝赤き龍〟に呑み込まれ、その〝赤き龍〟と一緒になって、稲田姫を呑み込まんとしているわけです。
今回の「日本学術会議」の問題で、教団は、はしなくもそれを満天下に晒すことになりました。
「生長の家」出現の使命を忘失したどころか、逆に、〝赤き龍〟と同志的連帯まで結んでしまった…。
これを尊師が御覧になられたら、どんなにかお嘆きになることでありましょう。
そう思えば、もういてもたってもいられません。
教団の現状を憂える信徒は、勇を鼓して、声をあげてほしいと心から願うばかりです。

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