《谷口雅春先生に帰りましょう・第二》

 

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谷口雅春先生に帰りましょう・伝統板・第二
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歌会始お題「実」詠進の呼びかけ ー 歴代天皇様、谷口雅春先生、数多の日本国民が共にしてきた「しきしまの道」 (12520)
日時:2020年08月10日 (月) 06時11分
名前:立葵

合掌
現在、私達は本年の年頭までは夢想だにしなかった国難の只中にあります。

そのやうな時であればこそ尚のこと、天皇陛下より賜りました令和三年歌会始のお題「実」を短歌に詠み込み、挙って詠進いたしませんか。

令和三年歌会始の詠進要領のURLを謹掲いたします。

https://www.kunaicho.go.jp/event/eishin.html

また、奇しくも「実」のお題は、聖典『生命の實相』や谷口雅春先生の御揮毫による「實相」の御額、御軸等の「實(実)」の語でもあります。

毎年のお題に詠進してこられた谷口雅春先生も殊のほか、この度のお題には高き霊界より御心をお寄せになっておいでなのではありますまいかと、畏れ多くも拝し奉ります。

公益社団法人 国民文化研究会刊、国文研叢書No.26、昭和60年3月11日発行
夜久正雄著『「しきしまの道」研究』より

「新年歌会始」は明治二年に新年の宮中行事として確立されたのであるが、明治天皇さまはこの行事を重んぜられ、明治七年からは一般の国民の詠進をお許しになられ、かつまた預撰歌以外の詠進歌をもお手もとに置かれて、折にふれて御覧になられたとのことである。

それは「敷島の道」本来の姿とも言へるが、またこの道を天皇が国民におすすめになられた、そのお心のあらはれとも拝することができるのである。次のお歌にさうしたお心もちを如実に仰ぐことができる。

千万の民のことばを年毎にすすめさせてもみるぞたのしき(「歌」明治四十一年)
(27~28頁、引用者による改行有)

上掲書の著者夜久正雄先生は、昭和六十年歌会始の儀に預選者(入選者)として参列されました。
そして昭和天皇様の大前で御自身の入選歌が披講された御感慨を「はしがき」に述べられてゐます。(以下引用)

国民の歌を、天皇さまはじめ皇族さま方がお聞きになり、天皇さまはじめ皇族さまがたのお歌を国民が聞きまつるといふ、それだけの事実であるが、それは実に神々しい、光り輝くばかりの至醇の精神の世界であった。(中略)

国民の歌を天皇さまが「聞こしめされ」、天皇さまのお歌を国民が仰ぎまつるといふ、この精神の至醇の交流の世界 ー 天皇さまの「しろしめす」世界 ー こそ、日本の国家生活の中核である、これが日本の国がらであるといふことを、私は、ひしひしと感じた。そして「和歌」を「しきしまのみち」(日本の道)と呼ぶことの意味をも改めて実感せしめられたのである。
(引用終はり)

生長の家の信徒一人一人が折々の心の動きを和歌に表し、かつての『生長の家』誌の「生長の家歌壇」や『白鳩』誌の「白鳩歌壇」などの発表研鑽の場がおのづと蘇りましたなら、何と素晴しいことでせうか。

(現在の生長の家教団の月刊誌『白鳩』には小島ゆかり氏選の「白鳩歌壇」が存続してゐることを存じてをりますが、ここでは敢へて、それとは異なる歌壇を思ひ描いて上のやうに述べさせて頂きました。)

再拝



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