| 生長の家の法灯継承 (11922) |
- 日時:2020年05月07日 (木) 19時07分
名前:遠島流也
生長の家における法灯継承とは。
① 生長の家の法灯継承ということであるが,思い出してみると,私が生長の家を知って道場に出入りするようになった時には,雅春総裁と清超副総裁とがおられ,副総裁の地位におる清超先生が雅春先生の跡を継ぐのであろうと思っていた。副総裁の地位というのは,将来の総裁の地位を継ぐ方が就くのだろうと思っていたということである。
② それが今回改めて,法灯継承は何かを考えるに際し,「聖光禄」(平成3年2月25日版)の「法灯継承の真義」との清超先生の一章を読んだ際に,特に面授ということを言うのにいささか奇異な感じがした。副総裁という地位にあったのだから,雅春先生の衣鉢を継ぐのは当然だとも思えるからである。この感覚は,法灯継承当時に,清超先生が道元に絡めて雅春先生からの面授を言ったのを同様に感じていたのを思い出したのである。今回,当時の思いを又思い出しながら,一応清超先生の言に従い,面授を前提とした投稿をした。
③ しかし,改めて読んでみて,面授とはいえ,昭和60年の法灯継承祭に際し,遥か10年前の雅春先生の御一文を特に朗読したのも,何というか腑に落ちない感じがあった。確かに,「私は,安心して私の後を継ぐ者ありとして,安心していつでも涅槃に入ることが出来るのである。」との御一文があるが,「後継者である」と明白に読める宣言なり,文章が無ければ,それまで副総裁の地位にあったとしても承継者とは言えないのか,などつい思ってしまうのである。
④ また,面授による承継を提唱した清超先生が,三代目に関して,面授で承継させたことの言明がないらしいのはどういうことなのか,弟子が勝手に言うことではないというのにどういうことか,そもそも三代目が副総裁となっていたこととの関係は,など色々と疑問がわいてくる。
⑤ こんなこと考えているとき,前に,生長の家の法灯継承の霊的系譜は女系でいくべきだというような特異な論があったなと思って調べてみると,それは,「生長の家政治連合掲示板」の2019年9月1日付け「未生」氏の投稿であった。なかなか思いもよらない内容であるが,ただ,その中で,雅春先生が生長の家の法灯継承に関して述べているものとして,「生長の家」誌昭和37年12月号の雅春先生の御言葉を掲載している。 「實相の完全な姿が現実世界にうつれば,教祖の教えが歪みなく教祖の血統につたわり,血脈法脈一体となりそのような見苦しい権力の争奪戦がなくなるのである。そのような實相世界の久遠一貫の常住性が生長の家には現象界に歪みなく影を映すようになっているから,法脈は血脈と共に一貫して伝えられることになっている。」 という内容である。
以上,色々述べましたが,生長の家の法灯継承ということについて,教えていただければと思う次第です。

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